STEP【1】荷物を全出しする
nullまずは、長男のモノ、次男のモノと分けて、荷物を床に広げます。引き出しからはみ出したりゴチャゴチャしているとはいえ、まだ生まれて11年と6年です。大人に比べたら全然少ない。
「整理収納アドバイザー」的方法だと決してジブンが手出ししたり、勝手にヒトのものを捨てたりはしません。子どもたちにファシリティト(促し)していくだけ。ついイロイロしたくなってあげたり、意見が衝突して「そんなゴミみたいなもん、なんでいつまでも取っておくのよー」とイライラしがちですが、そこはグッとこらえて気長に取り組んでくださいねー。
STEP【2】要るモノと要らないモノに分ける
nullまず最初に「おもちゃ箱からはみ出さない分だけね」ということをハッキリ伝えます。また、私が手出しするのではなく、ジブンで取捨選択するように仕向けます。「捨てなさい」のワードは、一気にその場の空気が悪くなるので決して言いません(笑)。
「壊れているモノ」は当然捨てるとして。
「ダブっているモノ」もひとつに絞ります。わが家の場合、定期検診で通っている歯医者が施術後“がんばったご褒美”としてどさっとオモチャを用意してくれています。「1 個持ち帰ってOK」というお楽しみタイムがあるのです。次男は毎回同じオモチャを選びがちなので、同様の救急車のミニカーが4台もあったのです。一番キレイな1台に絞ってもらい、残りの3つは「ありがとー、バイバーイ!」とふたりで言い合い捨てました。
それから「飽きてしまったモノ」や「年齢に合わないモノ」も「このオモチャ、ずいぶん赤ちゃんだねー」などと言いながら、仕分けていくよう促していきます。
次男はサバサバ系の性格で、「そんなに捨てちゃっていいの?」とこっちが焦るくらいあざやかにゴミ袋に放り投げます。
ちょっと待ったー! これは私たちの思い出でもある! という、一緒に描いた絵がいろいろ載っているノートまで捨てようとするのであわてて引き留めました(笑)。
生まれてまだ6年、「思い出」ってどんなものか、よくわかっていないというのもあるのでしょう。でも、年を重ねたらとくに「思い出」は手放しづらくなるものです。だからいまこのくらいバサバサ手放すクセを身に付けた方がいいのかもしれないですね。
STEP【3】荷物の量を決定
null長男の引き出しから出てきたのは、友だちからもらった書き殴ってあるメモ、遠足のしおり全部、グチャグチャな折り紙、すべて取ってあるのです。
しかしながら今後、人生の荷物はもっと増えていきます。傷が浅いうちにいまいちど軌道修正。ただ全部はガンガン捨てません。もちろん私が勝手にも捨てません。私がゴミだと思うモノでも、彼にとっては宝物かも知れないから。以下のルールをふたりで決めました。次男ともちょっとかぶりますが、とりわけ「紙のモノ」を取っておきがちな長男なので、このポイントは強調して。
- 基本的に紙のモノは全捨て
- 用途がかぶっているモノ、壊れているモノも捨てる
- 宝物は以下の収納に入るだけ。はみ出すようなら何か捨てる。これ以上は増やさない!
私が「全捨て」と口酸っぱくいう紙のモノですが、「どうしても」という宝物は左側のファイルに入れました。ちなみに次男はこういうの全部捨てていましたけど。
「思い出の固形物」(イベントなどでもらったマグネットとかボールペンとか)は右の袋に納めました。
スッキリ片付きました!
nullところでわが家は子どもたちの収納は洋服類はのぞいて、リビングに2カ所あります(洋服類は子ども部屋のクローゼットです)。
制作物「どうする?」問題
null制作物はゴチャゴチャするから基本「全捨て」にしたいところですが、せっかく一生懸命作ってきたのと、ふたりの製作魂を奮い立たせるため、「“これは飾りたい”と母さんに思わせるとびきりのモノを、気合い入れて作ってこい!」と言っています。作品は、かなり頻繁に入れ替えています。
思い出の品をバサバサ捨ててしょんぼりしてしまった長男には、「福の神が来られるスペース空いたね? 今度なんか買ってあげるよ!」と約束したのでした。繊細くんには「フォロー」もお忘れ無く……(笑)。