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買ってよかった「100円ショップの防災グッズ」よかったポイントも聞きました

今秋、日本を襲った台風・大雨は、広範囲に及ぶ停電、断水など大きな被害をもたらしました。台風以外に地震発生のおそれもある日本に暮らす全ての人にとって、今回の出来事は決して他人事ではありません。自然災害はいつ発生するのか予測不可能ですが、日頃の備えによって、できるだけ被害は最小限に食い止めたいですよね。とはいえ、具体的には何をどう準備すればいいのかよくわからない……という人は多いはず。

そこで、『kufura』では、“防災のために100円ショップで買ってよかったもの”をテーマにアンケート調査を実施しました。ランキング形式で皆さんが役に立ったアイテムを発表します。

第5位:非常食

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「台風上陸にあたり、防災のために100円ショップで購入したものはありますか?」という質問に対し、「はい」と回答したのは500人中74人(14.8%)。その74人に、購入してよかったものを尋ねたところ、以下のようなコメントが寄せられました。

「缶詰。まあ災害がなくても普通に食べればいいし使えるし」(48歳/男性/公務員)

「インスタントラーメン、レトルト食品。状況次第では、家から出るのを控えようと思っていたので、安く賞味期限が長い食品をそろえられたのが良かったです」(33歳/女性/学生・フリーター)

「甘栗。お得で保存がきくし、美味しく食べられた」(44歳/男性/その他)

ライフラインがストップしたときに備えて、非常食があると心強いですよね。また、100円ショップの甘栗は手軽に食べられるおやつとして人気ですが、未開封状態では賞味期限が長いので、非常食にももってこいかもしれません。

第4位:ミネラルウォーター

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「ミネラルウォーター。安心感が得られた」(28歳/男性/公務員)

「ミネラルウォーター。保存が効き、他の用途でも使える」(57歳/男性/営業・販売)

「水。念の為買っておいて今飲めているから」(26歳/男性/学生・フリーター)

飲料用としてはもちろんのこと、顔や手を洗う、歯磨きする、トイレを流すなど衛生面においても欠かせない水はぜひストックしておきたいところです。

ちなみに、『kufura』の過去記事によれば、大人1人あたり1日に必要な水の量は3リットル。また、災害初期を乗り切るための最低限の備蓄量は3日分とのことなので、4人家族の場合、“1人3リットル×3日間×4人分”で36リットルが必要とのことです。

あなたのご家庭ではどれくらいの量の水を備蓄しているでしょうか?

第3位:懐中電灯など非常用のライト

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「懐中電灯。家電量販店で購入するものと変わらなかった」(20歳/男性/その他)

「頭に付けることが出来る懐中電灯。今回は、停電しませんでしたが、昨年9月の台風で、半日停電しました。手に持つ普通の懐中電灯では、暗い中での作業が出来ないので、いざという時には必要だと思いました」(59歳/女性/主婦)

「LEDライト。かなり明るいのでとても良い」(46歳/女性/主婦)

筆者も被災経験がありますが、スイッチひとつで明かりがつくのが当たり前の日常に慣れきっていると、停電したときの夜間の恐怖は筆舌に尽くしがたいものがあります。

今回は台風でしたが、地震が発生した場合、暗闇で動き回ると、床に散らばったガラス片などでケガするおそれもあるので、ぜひ懐中電灯も備えておきましょう。

第2位:養生テープ

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「養生テープ。ガラス割れの対策を100円でできてよかった」(45歳/男性/コンピュータ関連以外の技術職)

「養生テープ。養生テープを窓に貼るだけで安心感があった」(24歳/女性/その他)

「養生テープは窓や倉庫の目張りで漏水防止に役立った」(64歳/男性/会社経営・役員)

「ガラスに張るガムテープ。なんと言っても価格が安いので大量に購入しても、家計に影響が少なく助かりました」(69歳/男性/その他)

今回の台風でも話題になった養生テープが第2位。養生テープを貼ることで窓の強度をあげることにはつながらないそうですが、いざというときに破片が飛び散らないようにしておくのは、安全対策上とても重要ですよね。

第1位:乾電池

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「乾電池。ハンドライトの電池を補充できた」(60歳/男性/その他)

「乾電池。停電に備えてラジオの電源用として購入。質は問題ないとおもいます」(44歳/男性/その他)

「懐中電灯の電池。単一の乾電池が110円で買えた。非常にコスパがいい」(57歳/男性/医師)

「電池。停電の恐怖から解放された」(61歳/男性/金融関係)

「電池。結果的には使わずに済んだが、停電した時の備えとして用意しておいてよかったと思う」(50歳/女性/その他)

今回のアンケート“防災のために100円ショップで買ってよかったもの”の第1位は乾電池でした。

第3位の懐中電灯は日頃あまり出番がないため、非常時になって初めて電池切れに気づく……というケースはなきにしもあらずです。

実際に停電には至らなくても、備えがあれば安心なので、乾電池もぜひストックしておきたいですね。

その他、こんな意見も…

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「ろうそく。停電対策」(59歳/女性/総務・人事・事務)

「水を貯めておける、折り畳み式のタンク」(35歳/男性/コンピュータ関連以外の技術職)

「家具の滑り止め。家具が安定した」(62歳/男性/企画・マーケティング)

「結束バンド。ベランダのものを固定できた」(49歳/女性/営業・販売)

「荷造り紐。ベランダにあるもの物干しざおなどをしっかり固定できた」(52歳/男性/営業・販売)

「汗ふきシート、ウエットティッシュ、折りたたみクッション。実際使わなかったけど、100円ショップで、完全では無いけれど、防災グッズを揃えることが出来、意識を持つことが出来た」(48歳/女性/その他)

「簡易トイレ。実際には使わずに済んだが、安心感を買えたから」(22歳/女性/学生・フリーター)

「クッションのついた保温シート。フローリングに敷いて座ると痛く無い」(55歳/女性/その他)

「保温シート。寒さもしのげるし、食べ物を包むこともできて、よかった」(50歳/女性/コンピュータ関連以外の技術職)

 

今回のアンケートでは、「実際に使わなかったけれど準備しておくことで安心感があった」というコメントが散見されました。100円ショップでも結構いろいろなものがそろうので、みなさんの意見をぜひご参考にしてみてくださいね。

cstock.adobe.com

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