東日本大震災の被災経験を生かしたセット内容
null東日本大震災を経験した人の声を集めて商品化したというのが、数ある防災セットの中からこちらを選んだ理由のひとつ。
HIH開発者は、懐中電灯もない中で被災。ライフラインは止まり、なんの備えもない状況で食料不足にも陥って大変苦労されたとのこと。その経験や、被災した方々の声を集めて考案されたのが「ハザードリュック」です。
「何をどれくらい用意しておくといいのかな……」と分からなかった私にとって、経験者の「これがあるといいよ」が揃えられたセットは、いざという時に役立つ気がしたのです。セット内容や価格にいくつか種類がありますが、私は簡易ヘルメット付きの非常用持ち出し36点セットを購入しました。
【セット内容】
- 災害時ハザードマニュアル
- 非常持ち出しリュック
- CAP型簡易ヘルメット(54cm~60cm)
- スマホ対応ダイナモ充電ラジオLEDライト
- 光る防水スマホケース
- COBミニスライドランタン
- 単4電池(4本)
- カンパン
- えいようかん
- 保存水(3本)
- 非常用給水バック
- 携帯用トイレ(2個)
- トイレの凝固剤(10個入)
- ポリ袋(10枚入)
- マスク(3枚)
- スモークガードパック
- 冷熱遮断エアーマット
- 簡易寝袋
- 歯ブラシ(2本)
- レインポンチョ(男女兼用1組)
- アルミ保温シート
- ポケットティッシュ(2個)
- ウェットティッシュ
- 三角巾
- エマージェンシー3点セット(軍手/笛/ロープ)
- エイドクルー9点(爪切り/エチケットハサミ/耳かき/毛抜き兼ピンセット/爪ヤスリ/キズテープM×3/カラー綿棒×10/ワンタッチ包帯/コットンパフ×3)
充実したセット内容です。首から掛けられる蓄光タイプの防水スマホケースや、火災時に頭からかぶって煙避けとするスモークガードなど、「なるほど」と思うようなアイテムもありました。
とくにこの2アイテムが購入の決め手に!
nullなかでも、とくに目を引いたのが次の2アイテムでした。
⚫︎キャップタイプの簡易ヘルメット
頭を守る備えとしてヘルメットがあげられますが……そこまで手が伸びないのが正直なところ。しかし、セット内には「ボウメット」という簡易ヘルメットがついています。
ぱっと見は普通のキャップですが、インナープロテクターが内蔵されており、ちょっとした衝撃を吸収してくれるそう。
重さは160gと一般的なヘルメットの半分以下! 実際にかぶってみても重さは気になりませんでした。付属品としてあご紐タイプのストッパーが付いていたので、風飛びを防ぐこともできます。
SGマーク/JIS規格取得品ではないあくまで簡易版ということですが、ヘルメットには見えないさりげなさで、アウトドアやスポーツ観戦といったシーンにも使えるそう。用途が限られやすい防災アイテムにおいて、“普段使いもできる”という点は魅力的です。
⚫︎非常用エアーマット
避難先で過ごすことを考えたとき、睡眠の質が低下するのは仕方がないかもしれません。しかし、この「エアーマット」があるだけでだいぶ体の疲労具合は変わる気がします。
硬い床の上での体の痛みを軽減するだけでなく、空気の層によって地面からの温度が直接体に響かないそう。長さが190cmあるので、端を折り返して枕にするという使い方ができる点もいいなと思いました。
セット内にあるアルミ保温シートを使えば、簡易ベッドのできあがり。避難先での休息シーンに心強いです。
『無印良品』のトイレットペーパーを追加!
null必要なものがコンパクトに揃ったHIHの「ハザードリュック」ですが、紙ものが少ないのがちょっと心許ない……。そこで追加したのが『無印良品』のトイレットペーパー(シングル)です。
・1個250mの長巻きタイプ(一般的なシングルの約4倍の長さ)
・紙芯がなくコンパクト
・個包装
ということで防災リュックにも入れやすいと判断。
防災バッグを買ったからもう安心!……ではなくて、自分仕様にカスタマイズして備えていくことも大切なのかな、と感じました。また時期がきたら点検しようと思います。
自他ともに認めるのんびり屋。食べることは大好きだけれど作るのはちょっと苦手。上達するよう、そしてレパートリーが増やせるよう目下勉強中です。趣味はドライブ、美術館巡り、文楽鑑賞。