特徴1:長期間、留守にしているのが外からバレバレな家
郵便物がポストにたまった状態だったり、ずっとカーテンを閉めきっていたりなどで、長期間、留守にしていそうなのが外からわかる家は、泥棒に狙われやすいといえます。
とりわけ、年末年始の旅行シーズンは、空き巣にとって絶好のチャンス。旅行中は自宅の電話を携帯電話に転送するようにしたり、郵便や新聞の配達を一時停止にしたりなどの工夫で、「おっ、あの家はガラ空きだな」と泥棒に悟られないようにしましょう。『kufura』で以前ご紹介した「長期の留守を悟らせない!旅行中の“空き巣被害”を防ぐ考え抜いた対策8つ」も参考にしてみてください。
また、空き巣のなかには、インターホンを押して留守かどうか確認する者もいるので、録画機能つきインターホンで撃退するのもいいでしょう。
特徴2:防犯対策が甘い家
(財)都市防犯研究センターが元・空き巣を対象に「侵入犯が侵入をあきらめる時間」を調査したところ、3人に2人が「5分以内に侵入をあきらめる」と答えています。裏を返せば、5分以内に侵入できそうな防犯対策の甘い家は狙われやすいといえます。
玄関や窓を施錠するのは当然のことですが、このほか窓に防犯フィルムを貼り、補助錠を設置するなどして、「この家は侵入に手間がかかりそうだからやめておこう」と犯行を断念させましょう。
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特徴3:住民同士の付き合いがない地域の家
(社)日本都市計画学会が2008年に行った調査によれば、「窃盗犯が犯行を思いとどまった理由」として、「住民の目が気になったから」「街の人に見られたり、声をかけられたから」という意見が上位に上がっています。住民同士の結束が強い地域のほうが被害にあいにくいということですね。
逆に、隣に住んでいる人の顔もわからないような地域は、窃盗犯が周囲の目をきにせず自由に動き回るという点で危ないといえるでしょう。
特徴4:侵入口が死角になっている
玄関の扉やベランダの窓といった侵入経路が死角になっていると、泥棒が周囲の目を気にせずにピッキングや窓を破る作業を行うことができます。
侵入経路になりそうな場所は、植栽などを置かないようにして、可能な限り見通しをよくするようにしましょう。また、人目につきにくいところでは、防犯カメラを設置するのもおすすめです。
特徴5:合鍵を隠している家
お子さんに合鍵を持たせていない家庭などで、合鍵を家の外に隠していないでしょうか? ポストの中、植え込みの中など、定番の場所が危ないのはもちろんのこと、“家族しか知らない秘密の場所”に隠したつもりでも、お子さんが合鍵を取り出すところを泥棒に見られてはおしまいです。
やむをえない事情がない限り、合鍵は家の外におかないようにしましょう。
上記の“空き巣に狙われやすい家”の説明のなかでも、防犯対策をいくつか紹介していますが、このほか、音や動く物体を感知して点灯する“センサーライト”や、踏むと大きな音が鳴る“防犯砂利”を設置するなどの方法もあります。
被害にあってから後悔するのではなく、ぜひ万全の備えで空き巣を予防しましょう!
【参考】