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いつもの塩さばが変身!「ねぎだれ 塩さばの唐揚げ」【フライパンでパパッと魚料理#13】

健康のためにも週に何度かは魚料理にしたいけど、後片付けも大変だし、なかなか手を出せない。そんな人も多いのではないでしょうか。

「もっと気軽に魚を毎日の献立に取り入れてほしい!」というわけで、料理家の神田えり子さんに、手軽にフライパンで作る「魚料理のコツ」を教えてもらう連載です。

魚料理で面倒なのが、さばいたり、塩をして臭みを取ったりなどの下処理。塩さばや塩鮭などの加工された魚を下処理が完了した食材として使うと、魚料理のハードルがぐんと下がります。今回は塩さばをこんがり揚げて、たっぷりのねぎを使ったたれをかけました。いつもの塩さばの新しいおいしさに出会えます!

下処理いらずで便利!「塩さば」

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今回は年中手に入り便利な塩さばを唐揚げにし、手作りのねぎだれで仕上げるレシピをご紹介します。そのまま焼いてもおいしい塩さばですが、おいしくアレンジすると、ますます食卓への登場回数が増えそう! 食欲の落ちがちな夏も、香りの良い食材のおかげでおいしく食べられます。

今回使ったフライパンはこちら

直径26cmのテフロン加工のフライパンと、蓋を使用します。

【コツ1】水分を拭き取り臭み&油ハネ防止

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【材料】(2人分)

塩さば(半身)2枚
青ねぎ 3本
片栗粉 適量
サラダ油 適量

<たれ調味料>

水 大さじ1
酢 大さじ1
しょうゆ 大さじ1/2
砂糖 大さじ1/2
ごま油 大さじ1/2

塩さばはすでに塩が施され、下処理がされている便利な食材。ただし、冷凍されているものも多く、水気がたくさん出ることがあります。ペーパーでしっかりと拭き取り、臭みや、油で揚げる際の油ハネを防ぎしょう。

【コツ2】気になる骨は取り除けば安心

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骨なしで売られているものもありますが、腹骨や中心に小さな骨がある場合は、取り除くと食べやすく、安心です。

腹骨は包丁を寝かしてそぎ取ります。小さな骨は指や魚用のピンセットで取り除きます。ピンセットは100均などでも手に入ります。胸びれや背びれもあれば、切り落としておきましょう。

【コツ3】下味不要!片栗粉をつけるだけ

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塩さばの魅力は塩が施されているところ。下味なしでそのままおいしく調理できます。一口大に切ったら、片栗粉をまぶすだけでOK! 薄力粉で代用も可能です。

【コツ4】揚げ焼きでOK!少量の油揚げカラッと揚げる

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フライパンに深さ1cmほどサラダ油を入れて170〜180℃に熱します。揚げものをするときは、フライパンの柄を奥側にしておくと安心です。片栗粉をまぶしているので、少量の油でもカラッと揚がります。

【コツ5】さっぱりねぎだれは長ねぎでも青ねぎでも

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たれの調味料を合わせ、小口切りにした青ねぎを加えます。みじん切りの長ねぎでもおいしくできます。

塩さばの味がしっかりしているので、たれには水を加え、しょうゆは少なめに。たれは3日ほど冷蔵保存できます。

揚げた塩さばを器に盛り付け、ねぎだれをかけて完成です。

塩さばは手軽に調理できるうれしい魚。いろいろとアレンジ料理に利用してみてくださいね。

神田えり子
神田えり子

料理家・フードエッセイスト。
大学卒業後、広告代理店で営業として勤務。大手料理教室講師を経て、兵庫県宝塚市にて料理教室主宰。その後拠点を東京に移し、料理家活動を開始。旬の野菜を使ったおばんざいを得意とする。

レシピ開発、フード関連のエッセイやコラムの執筆のほか、イベントやテレビショッピング、企業Instagramへの出演、司会進行など幅広く活動。

著書「カラダよろこぶ オイルおにぎり」(辰巳出版)
Instagram:@erikocookingsalon
ブログ:https://eriko-kanda.com/

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