kufura(クフラ) 仕事も家庭も、私らしく!を叶えるヒント

卒園・卒業式で失敗しない「ママの服装マナー」4つのポイント

pin はてなブックマーク facebook Twitter LINE

もうすぐ卒園・卒業シーズン。お子さんが卒園・卒業されるという方、自分の服装はもう決まりましたか? どんな服装がふさわしいのか、なんとなく分かってはいるものの、服の色やアクセサリーのことなど、マナー的に問題ないのか、ちょっと迷ってしまう部分もありますよね。

そこで今回は、マナーデザイナーとして活躍する現代礼法研究所代表の岩下宣子さんに、卒園・卒業式のママの服装選びのポイントを教えてもらいました。

スタイルや色、小物選び…押さえておきたい4つのポイント

岩下さんによると、次の4つのポイントさえ押さえておけば、卒園・卒業式のママの服装で失敗することはないそうです。

(1)カジュアルすぎるスタイルは避ける

卒園・卒業式でのママの主なスタイルは、次の5つです。

・ジャケット+ワンピース(ワンピース・アンサンブル)

・ジャケット+スカート(ツーピース)

・ジャケット+パンツ(ツーピース)

・ワンピース

・着物

「この5つのスタイルであれば、どれも卒園・卒業式のママの服装として問題ありません。昼の洋装は、襟がつまっていて袖が長く、肌を見せないというのがポイントです。ですので、この5つのスタイルであっても、胸が大きくあいていて、肌の露出が多くなってしまうような服装はNGです」(以下、「」内は岩下さん)

なお、最近はパンツスタイルで式に出席する人も増えているようですが、特に注意すべき点などはあるのでしょうか?

「パンツスタイルで式に出席するのは問題ありませんが、あくまでもドレッシーな雰囲気のものがおすすめです。パンツが細すぎるスタイルは、どちらかといえばカジュアルな印象になってしまうので、避けたほうがいいでしょう」

ちなみに、先の5つの中でも特におすすめのスタイルというのはあるのでしょうか?

「昼の洋装の格は、まずはワンピース・アンサンブル、次にツーピースという順になります。先ほどご紹介した中からお好きなスタイルを選んでもらってかまいませんが、ワンピースにジャケットを羽織るスタイルが、最もおすすめであるとは言えるでしょう」

(2)落ち着いたダークカラーをチョイス

「色については、マナー的に決まっていることはありませんが、卒園・卒業式は無事に学業等が終了したことを祝う、また先生たちへの感謝の意を表すというものですので、入学式とは違って落ち着いた黒や紺などのダークカラーを選ぶのが無難です」

着物の色については、どのようなものがおすすめでしょうか?

「着物も洋服と同じ考え方でいいでしょう。ただし、洋服と同じようなダークな黒や紺ではなく、落ち着いた淡い色がおすすめです。ちなみに、紬は着物の普段着にあたりますので、卒園・卒業式ではNG。訪問着や付け下げ、色無地などを着用してください」

(3)ストッキングの色や靴にも注意

「ストッキングの色は、肌色に近いベージュもしくは洋服に合わせた色にします。黒い服なら黒いストッキングでもOKです。アミ模様などの模様入りストッキングや、厚手のタイツは、カジュアルな印象になってしまうのでやめましょう」

なお、靴は洋服の色に合わせたダークカラーのパンプスがおすすめで、ヒールが高いものやピンヒールのものは避けたほうがいいとのこと。

(4)アクセサリーやバッグは控えめに

「アクセサリーは真珠が最も無難です。太陽の下であまりキラキラ光るようなものはふさわしくないので、ダイヤの一連ネックレスなどは避けます。同じダイヤでも、ワンポイントのものであれば問題ないでしょう」

アクセサリーは、必ずつけなくてはいけないものなのでしょうか?

「正装(フォーマル)の場合は、ネックレスは必ずつけますが、卒園・卒業式は準礼装(セミフォーマル)ですので、つけるかつけないかはご自身の判断で決めていいと思います。なお、イヤリングについては、特にルールはありません。

ただし、上から下まで真っ黒でお葬式に行くのかと思われるような服装は避けなければいけません。服装が黒一色の場合は、ネックレスやコサージュなどで少しだけ華を添える必要があるでしょう」

いっしょに持っていくバッグも気になるところです。

「バッグについても、光るようなものはNGです。洋服に合わせて、色や大きさを決めるのがいいでしょう。また、あまりに大きすぎるバッグは式には不釣り合いなので、どうしても荷物が多くなるような場合は、式用のフォーマルバッグとは別にサブバッグを持っていくのがおすすめです」

式の主役はママではなく子どもたち

服装選びのポイントを4つご紹介しましたが、これ以外にはどんなことに注意する必要があるのでしょうか?

「卒園・卒業式の主役は、あくまで子どもたちです。そのことを忘れずに、ママの服装を選ぶことがいちばん大切だと思います。ここさえ忘れなければ、式にふさわしくない、派手すぎるといった服装の失敗は防げると思います。

ちなみに、同じ服装で4月の入学式にも出るような場合は、今度は少し華やかにする必要があります。スカーフやアクセサリー、コサージュなどを使って、明るく変化をつけましょう。卒園・卒業式とは違い、服装自体をパステルカラー系のものに変えてもかまいません」

なお、卒園・卒業式では通常、園内や校内でスリッパに履き替えることになります。その日の服装に合うおしゃれなスリッパや、どんな服装にでも合う専用の上履きなどを事前に用意しておくことも大事なポイントだそうです。

いかがでしたか? 親子にとって晴れの日となる卒園・卒業式。一生に一度の素敵な思い出作りができるように、ママはマナーをしっかり押さえて、服装選びで失敗することのないよう気をつけましょう。

なお、園や学校によって、それぞれ服装の傾向が異なる場合もあります。マナーをきちんと押さえつつ、事前に先輩ママや周りのママに服装に関する話を聞いておくのもおすすめです。


【取材協力】

岩下宣子・・・現代礼法研究所代表、NPOマナー教育サポート協会理事、マナーデザイナー。1985年の同研究所設立後、ビジネスマナーや生活に密着したマナーについて、企業や団体などを対象に研修、講演、イベントを開催。また、マナー教育の第一人者として、メディア出演や数多くの書籍出版等により、多くの人々にマナーの心や本質を伝えている。

pin はてなブックマーク facebook Twitter LINE
連載