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「寝過ごしたッ…」ママが寝坊したときに真っ先に諦める朝ルーティンを聞いてみたら…時短の工夫がそこかしこにあった

日本人、特に女性の睡眠時間は短いと言われています。2021年のOECD(経済協力開発機構)の調査報告によると、対象国33カ国の中で平均睡眠時間は最も短いという結果もあるほど。どうにかしたい問題ですが、にしたって朝にやることは山積み! 「やっちゃったァ!」と飛び起きる経験をした人も多いのではないでしょうか。今回『kufura』では、20〜50代の子どもがいる女性56人に「朝寝坊をした時に真っ先に諦めること」についてのアンケート調査を実施。聞いてみると、そこには朝の効率化につながるヒントが見え隠れしていました。

朝食を簡単にする・抜きにする

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子どもに用意する朝ごはん。ただでさえ食べるのに時間がかかるからおにぎり一つとかにしてしまう」(32歳/総務・人事・事務)

朝ごはんをそのまま食べられるバナナにする」(51歳/主婦)

朝ごはん。食べることより、出掛ける支度の方が大事」(41歳/契約社員・派遣社員)

自分のご飯は食べない」(32歳/専門職)

子どもの朝食を簡素化する、自分の朝食は諦める、といったことで寝過ごした分の時間を取り戻すという声。毎日続くとつらいところですが、たまの1日なら諦めもつきそうです。おにぎりやバナナのほか、菓子パンやシリアルという回答もありました。ローリングストックとして常備しておくとこういう非常時に役に立ちそう!

今日は勘弁…お弁当づくり

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お弁当作り。どこかで購入する」(59歳/総務・人事・事務)

お弁当作り。お金を渡して買ってもらう」(50歳/主婦)

弁当作り。普通は手作りするが寝坊したときはレンチン料理」(55歳/主婦)

朝食と同様(もしくはそれ以上)に手間がかかるお弁当づくりも省くと朝の時間に余裕が生まれます。通勤通学途中にコンビニなど調達できるお店があったり食堂があったりするなら、たまにはそういう昼食を楽しむのもいいですよね。また、冷食やレンチンでできる時短おかずを駆使する人も。筆者ならレンチンの時間すら惜しいと思ってしまいそうです……尊敬。

掃除や洗濯などの朝家事

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洗濯。時間がかかるし、夜にまわします」(42歳/主婦)

洗濯。明日でもいいや」(39歳/主婦)

部屋の掃除です。朝御飯を抜くのはなかなかできません」(47歳/パート・アルバイト)

洗濯や掃除などの家事は急いでいる時は後回しにして余裕を持って取り組む方がいい、というのは筆者も経験があります。急ぐあまり適当に干してシワが伸びていなかったり乾燥機にかけてはいけない服を縮ませてしまったり……、かえって手間がかかってしまう結果に。家事を溜め込むのは若干の抵抗感がありますが、潔く諦めるのがいい時もあります。

はしょる行動は人それぞれ!?身支度

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髪をととのえるのは最低限に

髪を巻くこと。巻かなくてもまあ支障はないので」(33歳/弁護士)

髪の毛くくっていく」(31歳/パート・アルバイト)

髪を結ぶこと。会社に行ってからでもなんとかなるから」(38歳/総務・人事・事務)

髪をきれいにととのえるのは手間がかかる作業。余裕がない朝は、ヘアアイロンをやめてひとつ結びで済ませたり、さっと櫛でとかすくらいで済ませると、確実に時短に。

眉があればなんとかなる!?メイク

メイク。髪だけ縛って、眉だけ描いて出社する」(24歳/学生・フリーター)

全て最低限の身支度にすませる。化粧もなんとなくで終わらす」(43歳/その他)

メイク。他人は自分が思ってるよりも気にしていないと思うので」(33歳/パート・アルバイト)

化粧。医療事務なのでマスクを着用するため化粧は別に良いかと思ってしまう」(36歳/事務職)

髪だけではありません、メイクだって簡単に済ませられれば身支度がサクッと終わります。普段から“ここだけメイクすればいいかな”という最低限のメイクポイントを押さえておくようにすれば、慌てている時でも失敗しにくくなりますよね。

なんと、メイクだけではなく

顔を洗うこと。ばれなきゃいいかなと思います」(39歳/自由業)

歯磨きと子どもの洗顔」(39歳/総務・人事・事務)

という強者も。確かにバレない……かもしれませんが、歯磨きは口腔衛生上、できるタイミングで早めにした方がよさそうですね。

そのほか、こんな回答も

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スマホ。化粧が先」(39歳/その他)

寝坊することがないので想像ですが、恐らく出社を諦めます。在宅勤務に変更します」(36歳/コンピューター関連技術職)

朝、頭がまだ覚醒していない時にスマホのSNSやニュースなどでゆっくり頭を働かせ始める人も多いですが、寝坊した朝は二の次に。また、そもそも出社を諦めてしまえば、身支度はそこまで必要がなく究極の時短になりそうです。

 

みなさんの回答をみると、朝ルーティンの中でも「これだけは外せない」という最優先事項は各々異なっています。ただ、子どものことを後回しにするという声はほとんどなく、食事などは簡素化はしても子どもの朝支度を優先的に考えている人ばかりでした。

朝ルーティンの中で優先順位をつけておくと、どの程度寝坊したかによって省略していく身支度や家事が把握しやすくなります。寝過ごさないに越したことはありませんが、睡眠がうまく取れず寝坊しがちな方は、この記事を参考に朝にかかる手間を省いてみるのも手かもしれませんよ。

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