子育て世代の「暮らしのくふう」を支えるWEBメディア

40代男女が「最近やめてよかった習慣」。回答から見えてくる3つの重要キーワード

中年期に差し掛かると、良くも悪くも、積み重ねてきた生活習慣の「結果」が目に見える形であらわれ始めます。「続けて良かった」と感じる習慣がある一方で、「早くやめればよかった」と後悔する習慣もあるかもしれません。

今回は「やめてよかった習慣」に着目。40代の男女118人にアンケートを実施して「最近やめて“よかった”と感じた習慣」について聞いてみました。

皆さんの声をご紹介します!

不規則な「間食」をやめた

null

まず、40代になって、食べ方や食べる時間に気をつけ始めたという声です。

「お腹すいた時にお菓子を食べることをやめた。お金を使わなくなったし、体形の心配が減った」(47歳/女性/営業・販売)

「朝からお菓子を食べること。やめたらやせた」(49歳/女性/総務・人事・事務)

「毎日の清涼飲料水。理由は糖尿病の家系なので」(48歳/男性/その他)

食前や食間につい手が伸びてしまう、おやつ。体調や体型のことを配慮して、塩分・糖分・脂肪分多めの食品を避けることで、体の変化や節約効果を実感した人がいました。

生活の質が低下する「夜更かし」をやめた

null

夜更かしをやめた、という声です。その理由とは?

「特にすることがないのに、だらだら夜遅くまで起きていること。睡眠不足になるし体調も優れなくなるので、何一つ良いことがないと気づいてやめました」(47歳/女性/総務・人事・事務)

「夜更かし。早寝早起きの生活を送ることで、日中の生産性が向上した」(41歳/男性/技術職)

趣味やリラックスにあてたい夜の余暇。遅くまで時間を費やしてしまう日もあるかもしれませんが、翌日のコンディションを通じて、夜更かしの代償を実感するケースもありますよね。40代になってから、早寝早起きにシフトした人もいました。

からだと財布に負担がかかる「タバコ」「アルコール」をやめた

null

タバコやアルコールなどの嗜好品を「やめた」「頻度を減らした」という声です。

「タバコを吸うこと。金がムダになるし、良いことがないから」(47歳/女性/公務員)

「タバコ。やめられて良かった」(47歳/男性/会社経営・役員)

「毎晩の飲酒。酔うほどは飲んでいないので翌日に影響はないと思っていたが、飲まないと寝つきは悪いものの翌日スッキリする」(45歳/女性/主婦)

嗜好品が仕事や食事の習慣に入り組んでいる場合、やめるまでには計画的なステップを要するかもしれません。体調面や金銭面の理由から、嗜好品を思い切ってやめて「良かった」という声もありました。

ここまでは、健康に影響する習慣に関する回答が続きました。疲れや睡眠不足を若さでカバーできなくなる中年期には「健康」は重要なテーマになるようです。

すき間時間を「インターネット」で溶かすのをやめた

null

インターネットの利用に関する回答です。

「スマホの動画を夜中に見続ける」(48歳/女性/主婦)

「電車でのネット検索。つまらない情報ばかり集めて疲れてしまうから」(48歳/男性/研究・開発)

「寝る前のスマホ。ついダラダラしてしまい、寝るのが遅くなるので」(41歳/ 女性/主婦)

「夜中にSNSをすること。よく眠れるようになった」(45歳/男性/コンピューター関連技術職)

インターネットの大海でサーフィンすると、目新しいコンテンツ、刺激的な動画、美しい画像、真実に見える情報などが目を引きます。溺れる前にちょうどよいタイミングで引き上げることで、「情報疲れ」や睡眠不足を防ぐことができるようです。

なんとなく「テレビを見る」のをやめた

null

ついていると「なんとなく安心する」という人がいるテレビ。回答者が距離を置いた理由とは?

「テレビ。意外と見なくても平気なんだと気付いた」(44歳/女性/主婦)

「テレビ。時間と電気代の無駄の極致」(48歳/男性/その他)

放送されている番組を無制限に見続けることをやめた、という声でした。前出の回答ではインターネット利用に関する内容もありましたが、テレビやインターネットに時間を使い「すぎる」ことを避ける背景には、別のことに時間をあてたい、という思いがあるようです。

金と時間の節約のために「ギャンブル」をやめた

null

続いて、お金を使った勝負ごとをやめた、という声です。

「パチンコ。ムダ金が減った」(45歳/男性/金融関係)

「競馬。1日の時間とお金を無駄にしていた」(43歳/男性/その他)

脳に興奮と快楽をもたらす、運と勘にまかせた勝負ごと。この習慣を手放すことができたら、不定期の出費が減るかもしれません。

時間を要する「節約術」にのめり込むのはやめた

null

実践していた節約法・家計管理法をやめた、という声です。

「折込チラシのチェック。毎日チェックしていたが、時間がかかるわりに掘り出し物が少ない。欲しい時だけチェックするようにしたら、時間に余裕ができた」(48歳/男性/その他)

「ポイ活に長い時間を使うこと」(45歳/男性/金融関係)

家計を取り巻く環境は絶え間なく変化しています。節約に要する労力・時間と得られる効果を踏まえて、別の方法にシフトするケースがあるようです。他にも、投資の情報収集に没頭することをやめたという声、現金支払いをやめてキャッシュレスに切り替えたという声もありました。

「衝動買い」と「習慣買い」をやめた

null

買い物習慣に関する回答です。

「物をついつい買い込んでしまうこと。物が多くて在庫の把握がしづらくなっていたので」(42歳/女性/主婦)

「ウインドゥショッピング。余計な物も買ってしまうから」(42歳/女性/総務・人事・事務)

「無駄に飲料を買ってしまうのをやめた」(47歳/男性/その他)

「コンビニ弁当を買うこと。物価が上がり、コンビニ弁当は高いので、家計のためにやめた」(47歳/男性/その他)

「洋服を必要以上に買う習慣。クローゼットもお財布もすっきりした」(43歳/女性/主婦)

物を買うときには、「必要だから」という理由以外にも「念のために」「習慣で」「ときめいたから」「自分の満足のために」「羨望を集めるため」などなど、いろんな動機があります。自分の動機を見極めて、買う物を減らすことで、節約につながるようです。

 

以上、40代の男女が「最近やめてよかった」と感じている習慣についてお届けしました。

今回のアンケートでは、「体の管理」「時間の使い方」「お金の使い方」に関する回答が多く寄せられました。中年期に差し掛かると、健康・時間・お金は優先度が上がるテーマなのかもしれません。

良い習慣は、将来の自分へのギフト。「続けてきてよかった」と実感する習慣を増やしていけるといいですね。

北川和子
北川和子

自治体HP、プレスリリース、コラム、広告制作などWEBを中心に幅広いジャンルで執筆中。『kufura』では夫婦・親子のアンケート記事やビジネスマナーの取材記事を担当している。3児の母で、子ども乗せ自転車の累計走行距離は約2万キロ。地域の末端から家族と社会について日々考察を重ねている。

pin はてなブックマーク facebook Twitter LINE
大特集・連載
大特集・連載