「もし、40代をやり直せるなら、何をしたい?」6~10位は…
null50~70代の女性が「40代をやり直せるなら、やりたいこと」の6位~10位の項目をご紹介します。
10位:夫婦関係の修復(3人)
「旦那を大事にしたい。そうしておけば、今と違う生活を送れそうだから」(52歳/主婦)
同率8位:恋愛(4人)
「真剣に恋愛をして伴侶を見つけて、家庭を持つ」(59歳/総務・人事・事務)
8位:親孝行(4人)
「親孝行をしたい。40代で父親を亡くしたので、しっかりした自分になって役に立ちたい」(57歳/その他)
7位:ペットとのふれあい(5人)
「もっともっとペットと遊んであげたかった 」(58歳/その他)
6位:旅行(8人)
「遠い場所に海外旅行。もっと年上の方でも旅行に行っているので、まだ自分もいけるとは思うが、遠い場所は健康的に不安になってきた」(58歳/総務・人事・事務)
40代に経験した家族との別れや家族関係のこじれに関する声が寄せられたほか、今よりも気力・体力がある頃にしておきたかったエピソードが寄せられました。
続いて、上位5つの項目をご紹介します。
5位:趣味を楽しむ(9人)
null「もっと早くマラソンを始めたかった」(53歳/主婦)
「今もやっている趣味を始めていたい。その分、先に進めていたと思うと悔しいので」(55歳/その他)
「ゴルフ。50歳から始めたゴルフ。もう少し早く始めたかった」(74歳/主婦)
忙しい時期には、後回しになりがちな趣味。自分に合った趣味が見つかると、生活の充実度がアップするようです。無理やりにでも趣味の時間を作り出していたら、40代はもっと楽しかったかもしれない、という声もありました。
4位:健康管理(10人)
null「健康管理に気をつける。50代から極端に身体を壊したので40代から自分の健康管理をしっかりしておきたい」(57歳/コンピューター関連技術職)
「健康的に過ごすこと。49歳で病気になり入院したので40歳入った頃から健康に注意しておけばよかったと思うから」(59歳/主婦)
「筋トレをして、ある程度引き締まった身体を作り上げておきたいです。体力が落ち太りやすくなり膝が痛くなるのを防止するためです」(53歳/主婦)
体の変調が起こりやすい50代以降に備え、食生活の改善や運動習慣をつけておけばよかったという声が寄せられました。
3位:資格取得・リスキリング(12人)
null「猛勉強していろんな資格を取りたい。将来お金で苦労したくないから」(66歳/総務・人事・事務)
「ずっと働くのに役立つ資格」(55歳/その他)
「何か新しい技術を身に着ける」(74歳/主婦)
40代に新たな知識や技術の習得をしておけば、その後のキャリアアップやキャリアチェンジに活用できたのかもしれない、という思いがつづられていました。
2位:子育て(18人)
null「40代に戻れるなら、子どもと過ごす時間を増やしたい。仕事ばかりの人生で、ほとんど子どもと過ごしてあげられなかったから」(54歳/その他)
「専業主婦だったが、経済的理由から働き始め、子どもが多感な年齢のときに寂しい思いをしている事に気付いてあげられなかった。働き始めるのをもっと先にすれば良かったと思い大後悔」(68歳/主婦)
「勉強、勉強と言わず、子どもをおおらかに育てたかった」(71歳/主婦)
成長して手がかからなくなった子どもがいる女性の中には、子育ての心残りを胸に抱えている人も。もっと一緒に過ごせばよかった、もっと向き合ってあげればよかった。もっと厳しくすればよかった。もっと優しくすればよかった……。終わったからこそ気づくこともいろいろあるようです。
1位:仕事(28人)
null50代以上の女性が「40代をやり直せるなら、やりたいこと」の1位は、「仕事」でした。
「仕事をしたい。夫に反対されて仕事に復帰するのを諦めてしまったが、その時に負けずに就職すればよかった」(52歳/主婦)
「子どもや家庭のために役職につくのをあきらめたが、できる限りチャレンジすれば良かったと思っている」(50歳/主婦)
「フルタイム勤務で働く。“働きながら子どもに寄り添うこともできたはず”と少し後悔している」(55歳/その他)
「仕事です。家庭のことが中心の生活で自分の資格を生かすことを考えませんでした。体力もありまだ無理も出来たので思う存分仕事がしたかったです」(63歳/主婦)
結婚・出産後、長らく家族中心の生活を続けていた女性からは、キャリア形成に関する後悔がつづられていました。
今回のアンケートでは、家族に尽くしてきた女性が失われたキャリアを悔いていた反面、仕事にまい進してきた女性が家族との時間に思いをはせる声もありました。「仕事か家庭か」のバランスをとることの難しさがうかがえます。
以上、50代以上の女性が40代に残してきた後悔についてお届けしました。
「隣の芝生は青い」という言葉は、「芝は青い方がいい」という共通の価値観のもとに成り立つ言葉。しかし、人生の折り返し地点に差し掛かると「果たして、目指す芝の色は“青”で正解だったのか?」という根本的な問いに直面することもあるようです。はたから見て、青々とした豊かな芝に囲まれているように見える人が、過去に何かの悔いを残しているケースも……。
変化の波にもまれ、「何を大切にするべきか」を見極める余裕を持ちにくい40代。昨日の後悔との折り合いをつけながら、明日できるささやかなことを見つけることの繰り返しで、ようやく「不惑」のステージに近づいていくのかもしれません。
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