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なぜ「結婚指輪」をつけない!? 新婚でも装着率は約4割、50代以降は3割以下! いまどき結婚指輪事情【夫編】

結婚の証とも言える結婚指輪。既婚者ならばきっと所有しているであろう結婚指輪ですが、実は今、結婚しても結婚指輪をつけている人って少ないみたい。今回『kufura』では、既婚男性20~60代の215名に、普段結婚指輪をつけているかについて調査。その結果、既婚男性で「つけている」と答えた人はわずか約4人に1人と判明。結婚直後でさえ着用率は4割程度でした。それではなぜ結婚指輪をつけないのか、さっそくその理由を探ってみましょう! 

結婚直後でも着用率4割…年代が上がるとその数は激減

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まずは、結婚指輪を日常的につけているかを尋ねたところ、全体的に男性の7割以上が「つけていない」と回答。これを年代別に見ると、20~40代では4割程度がつけていたのに対し、50代では7割以上、60代では約85%がつけていないことがわかりました。確かに、一度結婚指輪をつけない生活に慣れた人が再びつける生活をすることはないので、年代が上がるにつれ着用率が減るのは自然のことかも。とはいえ、結婚直後の人が多いであろう20~40代の人も半数以上がつけていないというのは少し寂しい気もしますね。

あなたは結婚指輪を日常的につけていますか?

「つけている」……26.5%(57人)
「つけていない」……73.5%(158人)

【年代別、結婚指輪の着用比率】

20代:「つけている」40.0%、「つけていない」60.0%
30代:「つけている」40.0%、「つけていない」60.0%
40代:「つけている」42.9%、「つけていない」57.1%
50代:「つけている」28.6%、「つけていない」71.4%
60代:「つけている」15.9%、「つけていない」84.1%

では実際どんな理由で結婚指輪をつけていないのか、具体的な理由についてカテゴリーに分けてみていきましょう。

「買っていない」「なくした」という人が約1割

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結婚指輪というと夫婦ペアで買う人が多い気がしますが、実は買っていないという人も少なくないようです。そもそも結婚指輪が手元にないという人の割合は約1割。「持っていない」「なくした」という人がほとんどでしたが、中には「売ってしまった」「捨てられた」という、なんとも詳細を尋ねにくいコメントをくれた人もいました。

「失くしてしまったから」(31歳男性/その他)

「どこあるのかわからないから」(45歳男性/営業・販売)

「そもそも持ってない」(51歳男性/その他)

「同棲してから20数年たってから結婚したので、互いに指輪を購入しようと思わなかった」(61歳男性/その他)

「結婚指輪は危機のため売った」(67歳男性/その他)

「指輪は苦手」「じゃまになる」……アクセサリー反対派も

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続いて、持っているけどつけないという人に理由を尋ねたところ、最も多かったのは、「アクセサリーが好きではない」「じゃまになる」など、指輪自体をつけたくないという意見。昔からアクセサリーをつける習慣がない人にとっては、毎日着用することに抵抗がある人が多く、大切なものだからこそ「普段使いしたくない」「なくしたくない」と思っている人も多いようです。特に男性はこう感じる人が多いようで、3割近い人がこの理由をあげていました。

「アクセサリーをつける習慣が無いから」(34歳男性/その他)

「指にはめているのが窮屈だから」(41歳男性/その他)

「つけたことがなくなじみがない」(46歳男性/その他)

ちなみに、中には結婚指輪をしていることでいじられた経験がある人も。今までつけていなかったのに突然つけ始めたりすると、みんなの意識が向いてしまうのかも!? 最近はハラスメントの問題で結婚について深く追求してくる人は減ったと思いますが、いまだになくなってはいないのかもしれませんね。

「前につけたことがあって、職場で質問攻めだったので、面倒で外しました」(44歳男性/コンピューター関連技術職)

汚れ、傷、衛生面を気にしてつけない人も!

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本当はつけたい気持ちはあるが、実際は汚れ、傷、衛生面が気になってつけていないという意見も多数。特に職場で手作業が多い人は汚れや傷が気になったり、飲食業、医薬系、介護職などに就く人は、衛生的につけたくないという人も多いようです。職場によっては、社内の規定としてアクセサリーはを禁止しているところもあるようですね。これについては男女ともに感じている人が多いようです。

「危ないからです」(28歳男性/研究・開発)

「仕事でつけられないから」(30歳男性/コンピューター関連以外の技術職)

「ずっとつけていると不衛生だから」(40歳男性/その他)

「手指の洗浄と消毒を頻繁に行う職種なので、つけないようになりました」(59歳男性/その他)

「筋トレするから傷がつくし怪我をするから」(61歳男性/営業・販売)

中にはこんな人も。しっかり手を洗えば問題ないと思いますが、デザインによっては汚れが貯まりやすい指輪があるので注意が必要かもしれませんね。

「昔テレビで指輪をつけっぱなしの状態で生活していると指と指輪の間が菌だらけになる、というの見てから気持ち悪くてつけられなくなりました。毎日着脱していると絶対に無くす自信があるので最初からつけないようにしています」(42歳男性/その他)

汚れや傷を気にして頻繁に取り外している人もいますが、物をなくしやすい人はやめた方がよさそう。こまめに外すくらいなら家に保管しておく方がいいという意見も納得ですね。

コロナ禍を経て、指輪をはめるのをやめたという人も。

体型の変化、体質の変化で指に入らないという人も!

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結婚後何十年も経つと、体型も体質も変わってくるもの。もともと金属アレルギーでつけられないという人はもちろん、指がむくみやすくなって入らないという人や指のサイズが変わってつけられなくなった人も多いようです。女性にもこの悩みを抱える人はいましたが、男性の方が多く聞かれました。

「つけてたら指が痛くなるから」(24歳男性/学生・フリーター)

「痩せてサイズが合わなくなった」(48歳男性/営業・販売)

「金属アレルギーを持っているため」(51歳男性/総務・人事・事務)

「指が変形してしまった」(57歳男性/その他)

「指になじまない」(65歳男性/その他)

60代が賛同! 結婚生活が長くなると必要性を感じなくなる

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ちなみに60代の方の意見で多かったのが、「指輪は若いうちしかしない」「結婚指輪をする意味がない」といった意見。夫婦でしなくなったという人や、指輪をして出かけることがないという人もいました。

「若い時ならするかもしれないが、自分たちぐらいの年寄りになったらしない」(68歳男性/その他)

「家内がつけなくなったから」(68歳男性/金融関係)

「既婚者をアピールする意義を見出せないから」(69歳男性/その他)

若いころは、結婚しているか、していないかの目印としてつけている人も多かった結婚指輪ですが、年齢と共に既婚者であることを示す必要がなくなったという意見も多いことがわかります。また、年齢と共に周囲でつけている人が少なくなり、自然とつけなくなるものなのかもしれません。つけなくなると失くしてしまったという人も増加。それでも今さら買いなおすことはないという人がほとんどでした。

仕事をスムーズに進めるためや既婚者アピールのため、あえて結婚指輪をつけるという男性も。

ここまで見ると、ちょっと冷めている人が多い感じがしましたが、実は男性の方が、結婚指輪に頼らず夫婦のきずなを信じている人が多いようです。なぜなら既婚女性のアンケート結果によると、「相手が嫌いだから」「相手を信用していないから」という理由で外している人が案外多かったから。

一方男性が外している理由は、指輪をつけることでストレスになってしまうから。快適に生活をすることを優先した結果、つけなくなった人が圧倒的に多かったのです。こう考えると理にかなっている行動と言えるでしょう。

いかがでしたか? 男女の意見を比較してみると違いを知ることができるので、ぜひ既婚女性に聞いた結婚指輪に対するアンケートも合わせてチェックしてみてくださいね。

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