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夫が嫌いだから指輪をしない!? 3人に1人が結婚指輪をつける中、つけない派の理由・いまどき結婚指輪事情【妻編】

結婚前は左の薬指に輝く結婚指輪に憧れを抱いた人も、結婚後数年、数十年と経つうちに次第に邪魔に思ったり、面倒な存在に!? 中には、結婚の証なんてもはやいらない!なんて思っている人もいるかも!? そこで『kufura』では、「いい夫婦の日(11月22日)」を前に、既婚者に聞いた結婚指輪についてのアンケートを実施。普段つけている? つけていない人はなぜ? 20~60代までの既婚女性97人の本音に迫ります!

結婚指輪を日常的につけている女性は3人に1人

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まずは日常的に結婚指輪をつけているかを尋ねてみると、「つけている」という人は全体の32%、つまり3人に2人以上が「つけていない」ことが判明。一方、年代別に見ると、30代だけが圧倒的に「つけている」人が多くて約7割。他の年代は「つけていない」人の方が明らかに多いことがわかりました。もしかしたら30代は最も結婚の有無が気になる年代であり、結婚直後の人も多いことから、結婚指輪をつけている人が多いのかもしれませんね。ちなみに20代は回答者がかなり少なく「つけている」という人が0%という結果になりました。

■あなたは結婚指輪を日常的につけていますか?

「つけている」……32.0%(31人)
「つけていない」……68.0%(66人)

【年代別、結婚指輪の着用比率】

20代:「つけている」0%、「つけていない」100%
30代:「つけている」69.2%、「つけていない」30.8%
40代:「つけている」28.0%、「つけていない」72.0%
50代:「つけている」24.2%、「つけていない」75.8%
60代:「つけている」31.8%、「つけていない」68.2%

では結婚指輪をつけていない理由は何なのでしょう。特に結婚年齢が長くなる40代から圧倒的に「つけていない」派が増える理由はなぜなのか、その理由を調査していきましょう。

汚れや傷を避けるため。家事の邪魔という人も!

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女性が結婚指輪をつけない理由として最も多かったのが、「汚したくない」「傷つけそうだから」など大切な指輪だからこそ普段つけたくないという意見。料理や洗濯の際、汚れがリングの間に詰まりそうといった意見の人も多く、いちいち外すのが面倒という声も。また、中には家事や職場で頻繁に外さなければいけなくて「気づいたらなくしていた」という人もいました。最初はつけていたけど、つけ外しの機会が多くなって次第につけなくなったという人も多いようです。

「ダイヤが入っていて、料理の時やハンドクリームを使うと汚れが溜まりそうだから」(31歳女性/主婦)

「洗い物の時、石鹸が入ってかゆくなるので」(41歳女性/主婦)

「傷がつくのが嫌だから」(45歳女性/主婦)

「食器洗いや料理など家事をする時に邪魔になるため」(50歳女性/主婦)

「日常生活でつけていると不便だから。洗い物をする時いちいち外すのが面倒だし、失くしてしまいそうだからです」(63歳女性/主婦)

約2割が指輪をつけることに違和感、アレルギー体質の人も

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今までアクセサリーに興味がなかった人や指輪をつける習慣がなかったという人にとっては、たとえ結婚指輪であってもつけたくないという人が少なくないようです。また、女性の場合、出産や育児のタイミングで違和感を感じて外す人が多かったり、家庭にいる時間が長くてアクセサリーをつける習慣を忘れてしまったという声も聞かれました。子どもが小さい時期は、確かに指輪は邪魔。デザインによっては危ないと感じる人もいるようです。

「外出する機会がほとんどなく、アクセサリーをつける習慣も元々ないため」(28歳女性/コンピューター関連技術職)

「めんどくさいし違和感があるから」(41歳女性/主婦)

「指輪があまり好きではなく、つけることに違和感を感じて気になってしまうから」(51歳女性/その他)

「物に引っかかってしまう事がある。ペットのお世話で邪魔になる」(68歳女性/主婦)

本当はつけていたかったのに、アレルギーやむくみでサイズが合わなくなってしまったという人も。結婚から何年も経ってしまうと体型が変わってしまったり、アレルギーが出てくるということもありますよね。サイズが変わったからと言って買いなおすという人はかなり少数のようです。

「指がむくみやすいので、普段は外している」(36歳女性/主婦)

「指輪のサイズがあわなくなった」(46歳女性/その他)

「10年くらい前に突然、金属アレルギーが起こって、結婚指輪の周辺が物凄く腫れて、抜けなくなり、病院に駆け込んだら、消防署に行くよう言われて、消防署で指輪を切ってもらったんです。それからもう、怖くてつけられなくなりました」(55歳女性/主婦)

飲食業、保育業…約2割が仕事柄つけられない

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割合的には2割程度でしたが、職場でアクセサリーがつけられないから外しているという人も。飲食店勤務、保育士、病院勤務、工場勤務など、手先をよく使ったり、衛生上や安全上の理由でつけられない職種の人も意外と多いようです。

「職場でアクセサリーをつけられないから」(27歳女性/コンピューター関連以外の技術職)

「仕事柄、職場で指輪をつけられない為、毎日の取り外しが大変だから」(37歳女性/その他)

「仕事で装飾品がつけられないので、日常生活も特別な時でないとつけなくなった」(41歳女性/主婦)

「飲食店勤務なのでつけられない」(48歳女性/その他)

結婚の証なんてもういらない! 

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ここまでは、結婚指輪を大切に思う気持ちや、体質的につけるのが難しいという理由から結婚指輪をつけていない人の意見をまとめてきましたが、ここからは精神的に、気持ち的につけたくないという人の意見をご紹介しましょう。あんなに結婚に憧れ、結婚指輪をつける生活に憧れていたはずなのに、そんな気持ちはどこへやら。何気にこういった意見を挙げた人は3割近くいましたよ。

「つけている人が信用できないため」(34歳女性/会社経営・役員)

「旦那が嫌いだから」(44歳女性/総務・人事・事務)

「夫もつけていないので必要性がない」(45歳女性/その他)

「別居しているから」(58歳女性/その他)

「つける必要性を感じないから」(66歳女性/総務・人事・事務)

結婚指輪はいわば結婚の証。だからこそ心から放棄したいと思っている人もいました。残念ながら、相手に対する憎しみ、抵抗から指輪なんかつけられないという人もいるようです。

結婚指輪にはさまざまな歴史やストーリーが含まれています。つけてもつけていなくても夫婦の形は変わりませんが、実は人によってそこにいろんな思いが詰まっていることがわかりました。今回は女性の意見を中心にまとめてみましたが、実は男性の意見を見てみるとまた違った発見があるかも!? 既婚男性に聞いた結婚指輪に対するアンケートについては別の記事でまとめてみたので、そちらでチェックしてみてくださいね。

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