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【夫の本音を調査】妻からのスキンシップ「嬉しい」と「うざい」を分けるのは? 眠い時はご勘弁?

友人、同僚、顔見知り。どんな関係でも適度な距離感が必要ですよね。対して、身内の場合は近い関係だからこそ「適正な距離」を見定めるのが難しいものです。

触れたい。今は放っておいてほしい。皆さんはそのバランスをどんなふうに取っていますか? 『kufura』編集部は、既婚男女187人(男性83人/女性104人)に夫婦間の日常的なスキンシップ事情についてアンケートを実施。

“嬉しいスキンシップ”と、“ちょっと煩わしいスキンシップ”について聞いてみました。【妻の本音を調査】編に続く今回は、夫サイドからの声をご紹介します。

妻からの「嬉しいスキンシップ」の種類は?

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夫にとっての“妻からの嬉しいスキンシップ”については、以下のような回答がありました。

(1)妻との「日常的なハグ」

ハグされたとき。信頼感が生まれるので」(44歳・その他)

「妻との毎日のハグ。やる気と安心感が得られる」(43歳・その他)

「妻が突然ギュッとしてくるとき」(44歳・その他)

肩を寄せてきたとき」(46歳・その他)

妻サイドからも“ハグ”に関する回答が多数寄せられました。癒し、愛情確認、やる気チャージなど、夫婦関係のおけるハグが多用途であることがうかがえますね。

前回の記事では「人生を生き抜くには1日4回のハグが必要」という米国の心理療法家の言葉を紹介しましたが、その言葉の後には「調子を整えるには1日8回のハグが必要だ」という言葉が続きます。ハグを通じて2人の“周波数”を合わせながら互いの調子を整えている夫婦は少なくないようです。

(2)リラックスタイムのふれあい

「眠るときに背中に感じる安らぎ」(59歳・コンサルタント)

「テレビを見ているときに膝に乗ってくる。温かいので眠くなるくらい安心する」(33歳・その他)

隣で寝てくれるとき。幸せな気分になれる」(36歳・会社経営・役員)

「一緒の布団に入ったときに足を絡めてくるときかなぁ」(50歳・その他)

安らぎの時間とパートナーの体温。2つがセットになって相乗効果をもたらすことも。

(3)疲れを癒すマッサージ

「疲れているときに肩や腰をマッサージしてくれる」(42歳・その他)

マッサージしてくれたとき」(43歳・金融関係)

肩もみをしてくれるとき」(53歳・会社経営・役員)

妻サイドからも夫のマッサージについて「嬉しい」という声がありました。してもらうばかりでは気を遣うし、してあげてばかりでも疲れてしまう。身近にマッサージの“ギブ&テイク”ができる相手がいるのは、心強いですね。

(4)外出時にふれあう「手」

「車を停車した際など何気なく手を触ってくる。運転疲れを少し忘れることができる」(38歳・その他)

「買い物に行くとき、手をつないでいるが、妻から握り返してくれるとき。ほんわかして幸せな気分になる」(58歳・総務・人事・事務)

「ふと腕を組まれたとき。ドキっとするので」(54歳・総務・人事・事務)

「2人で歩いてるとき手をつなぐとき。一緒に居たいんだなと感じるから」(32歳・その他)

外で手をつなぐことに対して気恥ずかしさや不便さを感じている回答者もいましたが、アンケートでは“肯定派”の声が目立ちました。

夫サイドからの声「妻からの煩わしいスキンシップ」の特徴が印象的…

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続いて、“煩わしい”と感じる妻からのスキンシップをご紹介します。

今回のアンケートでは、31.3%の男性は、スキンシップが煩わしいときは「特になし」と回答しており、最も多くなっています。

疲れているときや寝ているときには「放っておいてほしい」という声があった一方で、“煩わしい”と感じるシチュエーションは各々異なる回答が目立ちました。

どんなものかというと――。

「腕の血管に針を指したくなるぅ!と浮き出ている血管をなぞる看護師の妻」(50歳・その他)

「自分を呼ぶときに妻がトントンと身体を叩いてくるとき」(50歳・総務・人事・事務)

眠たいときに絡まれると面倒」(44歳・その他)

寝ている間に叩いてくるとき」(48歳・デザイン関係)

お風呂のとき。ゆっくり入りたい」(32歳・その他)

手をつなぐのは、恥ずかしい」(30歳・営業・販売)

「外でふざけておしりを蹴ってくるとき」(54歳・総務・人事・事務)

夫婦間で素をさらけだしてふざけているような雰囲気から、かえって円満な関係を想起するような回答もありました。

 

以上、今回は夫婦間のスキンシップ事情についてお届けしました。

男女ともに、日常的なスキンシップを通じて“安心”“ほっとする”というキーワードが寄せられた一方で、疲れているときには“放っておいてほしい”という声もありました。

どんなスキンシップがうれしいのか、どんなときが煩わしいのか、これを機に夫婦で肩を寄せながら語り合ってみてはいかがでしょうか。

北川和子
北川和子

自治体HP、プレスリリース、コラム、広告制作などWEBを中心に幅広いジャンルで執筆中。『kufura』では夫婦・親子のアンケート記事やビジネスマナーの取材記事を担当している。3児の母で、子ども乗せ自転車の累計走行距離は約2万キロ。地域の末端から家族と社会について日々考察を重ねている。

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