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【妻の本音を調査】夫からのスキンシップ「嬉しい」と「うざい」の分かれ目は?クタクタの時はお断り?

「スキンシップ」は「肌のふれあい」という意味を持つ和製英語。接触を伴うコミュニケ―ションが少なめの日本文化では、ほとんどの場合、スキンシップは“特別な人”とするものですよね。

そして、“特別な人”がいる空間の筆頭が家庭です。家庭内の日常生活においては、さまざまなふれあいの種類があるのではないでしょうか。

今回は、「夫婦間のスキンシップ」に着目。『kufura』編集部は、既婚男女187人(男性83人/女性104人)に夫婦間の日常生活におけるうれしいスキンシップと、ちょっと煩わしいスキンシップについて聞いてみました。

今回は、女性からの声をご紹介します。

妻にとって嬉しい「夫からのスキンシップ」の種類は?

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既婚女性に夫からのスキンシップが「嬉しい」と感じるのはどんなときか質問したところ、6つのシチュエーションが寄せられました。

ほのぼのとした日常が垣間見られるような、“糖度”高めの回答が寄せられました。

(1)習慣的なハグ

疲れた時や気分が落ち込んでいる時のハグが、心が満たされます」(33歳・金融関係)

朝と帰宅時に当たり前にハグして挨拶してくるところ」(36歳・主婦)

「テレビなどを見てリラックスしているときにハグしてくれたりするとき。幸せだなと実感する」(39歳・公務員)

仕事から帰ってきた時にハグしてくれる!  安心する」(40歳・主婦)

“ハグという言葉ともに”“癒し”“安心”というキーワードが使われています。夫サイドの回答においても、同様の傾向が見られました。皆さんの回答を読んでいたら、アメリカの心理療法家の「人生を生き抜くには1日4回のハグが必要だ」という言葉を思い起こしました。ギュッとハグをすることで、人生の伴走者の存在を実感できそうですね。

(2)ぬくもりのおすそわけ

冬寒いときに一緒に寝てくれると温かい」(44歳・公務員)

寒いときに足を温めてくれるとき」(43歳・主婦)

寒い冬に一緒の布団で寝るとき」(59歳・ 主婦)

「寒い日は家の中でも気づくと近くに来て擦り寄ってくるとき。2人で暖かくなるので幸せな気分になる」(40歳・営業・販売)

冷えた足を寄せると、温めてくれるパートナー。心もぬくぬくと温かくなりそう。

(3)癒しのマッサージ

肩や足をもみほぐしてくれて、時々ぎゅとしてくれると幸せな気持ちになる」(56歳・その他)

肩を揉んでくれる時。疲れが癒される」(40歳・その他)

肩を揉んでくれる。優しさを感じてリラックスできるのが嬉しい」(35歳・主婦)

自分の手を使って相手の疲れを癒してくれるパートナー。“手当て”をしてくれる“手”が身近にあると、安心感がありそうですね。

(4)ちょっとキュンとする「ヒーローしぐさ」

「転びそうになったときや疲れているときに支えてくれたり、引っ張ってくれたりするとき」(40歳・主婦)

「歩道を歩いているときに車道側が危ないから、さっと腰に手をまわして、反対側とかわってくれるとき、小さなやさしさが幸せだなと感じる」(52歳・主婦)

「並んで歩いているとき内側の腕をとって車道側にかわってくれるとき」(56歳・主婦)

さりげない気遣いができる人、その気遣いに気付く人、互いの感情がポジティブな化学反応を起こしているかのようです。

(5)外出時のさりげないふれあい

歩いている時にふと肩を抱かれると幸せな気分になる」(52歳・主婦)

買い物に出かけたときにふいに手を繋いでくれるとき」(38歳・主婦)

回答者の“ふと”“ふいに”という言葉から、予想外のタイミングだったと推測されます。家庭外でのふれあいは、家庭内とは少し違った趣があるようです。

(6)愛情伝達のキス

1日1回はキスをしてくれること。自分のことを好きでいてくれるのを実感できる」(32歳・研究・開発)

寝てるときのキス」(39歳 ・主婦)

“行ってきます”“おやすみ”のキスをするとき」(45歳・金融関係)

出がけのキスを習慣にしている。しないと夫は一日中落ち着かないようで、けんかしたときの仲直りのきっかけになっている」(41歳・その他)

日々のルーティンの中に“キス時間”を組み込んでいるカップル、意外と多そうですね。機嫌の感知機能を果たしているケースもありました。

こんなときの「スキンシップ」はお断り!

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ここまで“うれしいスキンシップ”についてお届けしましたが、煩わしいスキンシップについては、4人中1人が「特にない」と回答し、割合としては最も多くなっています。

煩わしいスキンシップは、3つのシチュエーションに絞られていました。

  • 集中しているとき
  • 料理をして包丁や火を使っているとき
  • クタクタに疲れているとき

具体的にはこんな声です。

包丁を使っているときに後ろから抱きしめられると危ないって思ってしまう」(32歳・主婦)

忙しいのに、ふざけてじゃれあおうとしてくるとき」(40歳・その他)

「家事に育児にくたくたになって、横になった時にちょっかいをかけてくると本気でうざくなります。そっとしておいて欲しい」(43歳・主婦)

「台所で食器洗いや食材準備をしているときに、後ろを通るときに尻をさわっていく。作業中にうざい、やめてくれと思う」(58歳・主婦)

回答者の配偶者は、もしかしたら妻から「ウザい」といわれるまでの過程すら楽しんでいるのではないか……と思わずにはいられない内容もありました。

この回答だけではのろけているのか、本当に嫌がっているのか短い回答では判断できず、“夫婦のこと”を家庭外の人がジャッジすることの難しさも感じられる内容でした。

 

以上、今回は夫婦間のスキンシップ事情についてお届けしました。

今回のアンケートでは、言葉だけにとどまらない非言語のコミュニケーションを駆使して親愛の情や安心感を交わし、ふれあいに満ちた関係を築いている人も見受けられました。

とはいえ、快適なふれあいの頻度は、ひとそれぞれ。人に触れていると安心する人もいるし、触れられると落ち着かない人もいます。

お互いにとって心地よい距離感を探りつつ、言語と非言語で「好き」の気持ちを伝えあっていきたいですね。

北川和子
北川和子

自治体HP、プレスリリース、コラム、広告制作などWEBを中心に幅広いジャンルで執筆中。『kufura』では夫婦・親子のアンケート記事やビジネスマナーの取材記事を担当している。3児の母で、子ども乗せ自転車の累計走行距離は約2万キロ。地域の末端から家族と社会について日々考察を重ねている。

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