ひとりでも入れるお店を聞いてみたら…
null
まずは複数回答で「ひとりでも入れるお店」を13のお店のジャンルに絞って聞いてみました。
1位「ハンバーガー系のファストフード店」(88人)、2位「フードコート」(67人)は家族や友人と行く機会も多い場所ですが、行き慣れていることもあってひとりでも抵抗感は薄いよう。翻って最下位の「バー」(2人)12位「スナック」(3人)はお酒を飲む場ということもあってかなりの少数派に。
3位「ファミレス」(52人)4位「ラーメン屋」(38人)あたりから、「ひとりで行けない」と感じる人がいることが伺えます。そこで、行きづらいと感じる理由も尋ねてみました。
ファミリー向けが故に…
null
「周りがファミリー連れとかで気後れする」(49歳/総務・人事・事務)
「ファミリー層の多いところは行きづらいし、マナーの無い親子を見るとイライラしてしまうので行きたくない」(42歳/主婦)
「回転寿司はカウンターがないとこが多いので一人だと申し訳ない」(57歳/コンピューター関連技術職)
ファミリーレストランや大手チェーンの回転寿司など、ファミリー層向けの4〜6人席などが多くあるお店だと、ひとりでテーブル席を陣取ることに躊躇するという人が多数。また、ひとりでゆったり過ごしたいと思っても周りが家族連れなど大人数だとそれが叶わないという理由の人も。
周りが男性客だらけだと「無理」と感じる
null
「立ち食いそばや牛丼屋さんは男性客が多くて入りにくい」(32歳/総務・人事・事務)
「ラーメン屋は男性ばかりだし、一人では行きにくい」(57歳/主婦)
「牛丼屋。男の人だらけなイメージ」(32歳/主婦)
男性客が多いお店は敬遠される傾向もみえます。筆者は女子高生の頃からひとりで牛丼や立ち食いそば屋に行っていましたが、レアケースだったのかもしれません(そういえば周りのサラリーマンの方々の視線を感じていたような)。
友達や仲間と楽しみたい!ひとりは寂しい…
null
「焼肉は一人で行きにくいです。ワイワイガヤガヤ食べるイメージで、一人だと落ち着かないです」(55歳/主婦)
「居酒屋はさすがに行けない。友達居ない人と思われそう」(45歳/営業・販売)
「居酒屋は一人だと色んなものが食べられないし、飲み屋さんは話し相手がなく落ち着かないから」(52歳/主婦)
「焼き肉は一人だったら、色んな種類を食べられないため」(47歳/営業・販売)
周りが楽しそうに過ごすなかでひとりでいるのは落ち着かないうえ、メニューも複数人でシェアすることを想定した量になっていることが多く、いろいろな種類を楽しめないという声が寄せられました。最近はひとり焼肉専門店も多くなってきましたが、それだけ複数人で焼肉を楽しむ中でひとり佇むのはツライと感じる人が多く、ひとり焼肉への需要が高いということが窺えます。
高級店はひとりだと敷居が高い
null
「お値段が高そうな場所は行き慣れていなくてただでさえ敷居が高いのに、ひとりでは更に行きにくい」(54歳/金融関係)
「高級店やちょっと良さそうな店は、一人で入って料金やマナーの面で失敗するのが怖いです。それに比べるとチェーン店等は敷居が低くて入りやすいです」(40歳/学生・フリーター)
「百貨店内のレストランや高級料理店は一人で入るには少し敷居は高い気がするし、行くなら誰かと一緒に行きたい。(味の感想などを共有したい)」(24歳/その他)
「1人だと時間がかかる食事は手持ち無沙汰になる」(48歳/主婦)
百貨店のレストランや料亭などの高級志向のお店の場合は、行き慣れていないので敷居が高く、せっかくなら誰かとお店の雰囲気や食事の感想を共有したいという気持ちになるよう。中には、待っている時間を持て余すという人もいました。
常連客が多いとなじめない…
null
「スナック・バー(初めての場合)。だって、スナックやバーは初めて入店する際、常連客との仲良し感や店内の独自のコミュニケーション文化がすでに形成されていることがあり、その中にひとりで馴染むのは勇気がいります」(32歳/その他)
「常連さんがはびこっていそうな店は気が引けます」(45歳/総務・人事・事務)
特にスナックやバーについて多く聞こえてきたのが、常連客や仲間が多いお店にはひとりでは入れないという声。お酒を飲むお店に限らず、二郎系ラーメンのような注文時に「マシマシ」など独自の専門用語が繰り出されるお店もひとりでは入りづらい模様。お店独特の雰囲気や文化が形成されているお店に苦手意識を持つ人は多いようです。
そのほか、
「人の目が気になったり、若い人が多い場所は無理」(30歳/学生・フリーター)
「そもそも恥ずかしくてファストフードやフードコート以外は一人で行けない」(45歳/主婦)
「トイレの場所が不明なところにはいけない」(35歳/主婦)
という声も。今回のアンケート結果をみると、「周りの目が気になる」「お店で浮く」かどうかを判断基準にしている女性が多くいました。思い切って一度足を踏み入れてみると、案外そのハードルはあっさり越えられるかもしれませんね。