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結局どっちが便利?手帳の「デジタル派」「紙派」それぞれのこだわりを調査!【2023年版】

使っているスケジュール帳やアプリが、なんだか今ひとつしっくり来ていない……。そんな人もいるのではないでしょうか? 今回『kufura』では、20~50代の女性241人にアンケート調査を実施し、最新のスケジュール帳事情を調査! 今後のスケジュール管理の参考になるコメントがたくさん寄せられました。

紙派とデジタル派、多いのは…?

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まず、紙とデジタル、どちらでスケジュールを管理しているかを聞きました。

【現在、スケジュール帳はどのようなものを使っていますか?】

紙・・・41.9%(101人)

デジタル・・・29.5%(71人)

使っていない・・・28.6%(69人)

紙のスケジュール帳を使っている人がもっとも多く、続いてデジタル派、そしてほぼ同数で「そもそもスケジュール帳を使わない」派という結果に。スマホでスケジュールを管理する人が増えているイメージはありますが、まだまだ紙のスケジュール帳が優勢のようです。

ここからは、「紙派」「デジタル派」それぞれが感じているメリットや、選び方のこだわりをご紹介します。

約4割で最多、「紙派」に聞きました

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まずはもっとも多かった「紙のスケジュール帳を使っている」という人の回答から。買い替える時期が人によって違う紙のスケジュール帳ですが、何月始まりが多いのでしょうか?

【何月始まりのスケジュール帳を使っていますか?】

3・4月始まり・・・24.8%(25人)

9・10月始まり・・・14.9%(15人)

12・1月始まり ・・・60.4%(61人)

約6割が「12・1月始まり」を選択。次いで「3・4月始まり」で、「9・10月始まり」は約15%でした。

筆者は9・10月始まりの紙のスケジュール帳を使っているので、予想外の少なさに驚きを隠せません。新しい年や、新しい年度にあわせて替える、という人が多いのかもしれませんね。

紙のスケジュール帳を使っている理由

紙のスケジュール帳を使うメリットとしては、細かい書き込みなど自由なアレンジができる、誤動作してしまうことがない、仕事相手の目の前で使っていても不審に思われない、とさまざまな回答がありました。

「セキュリティの問題上、デジタルのスケジュール帳を持ち込めない場所で働いているので」(24歳/学生・フリーター/紙/12・1月始まり)

「紙の方が、取りだしやすく認識しやすい。また、仕事で使っていても不信感を与えない」(28歳/公務員/紙/3・4月始まり)

「紙に書いたら、間違って消してしまったり、消えてしまったりということがなく、いつでも見られる安心感があるので」(54歳/主婦/紙/12・1月始まり)

「昔から紙タイプを使っているので、管理しやすい。可愛いシールやペンでデコレーションできる。ポイ活や私の仕事は手帳に、家族の内容は壁のカレンダーに、と分けている」(37歳/主婦/紙/9・10月始まり)

「紙の方が、色分けして細分化したメモを書いていけるから」(51歳/その他/紙/12・1月始まり)

「紙派」には、自分好みにあれこれ工夫して使っていきたいタイプの人や、開いてすぐに書き込める点に便利さを感じている人が多いようです。

「紙派」にはこんなこだわりが!

使っているスケジュール帳にはどんなこだわりがあるか、あわせて教えてもらいました。

「メーカーにはこだわっていないが、見開きでカレンダーになっているタイプを使用している。ぱっと見でスケジュールがわかるので便利」(33歳/営業・販売/紙/3・4月始まり)

「『ペイジェム』のファミリー手帳を使っています。私1人の予定しか書いていませんが、午前午後で分けて予定が書けることや仕事や勉強、家事、介護など項目ごとに予定を分けられることが便利で愛用しています」(24歳/学生・フリーター/紙/12・1月始まり)

「その年によって違うスケジュール帳を使っている。今年は家計簿が一緒に記載できるものを使っていて、支出の把握がしやすくなった」(36歳/その他/紙/12・1月始まり)

「何年使っているかわからないくらい前から、『高橋書店』の手帳を使っています。予定を書き込みやすく、手に持った時のフィット感が好き」(45歳/金融関係/紙/9・10月始まり)

お気に入りのスケジュール帳がある人もいれば、あえて毎年違うものを使っているという人も。

ずっと継続して使い続けられるデジタルのスケジュール帳と違って、毎年終わりがきて、心機一転スケジュール帳を新しくするという“節目”の感覚に価値を感じている人も多いのかもしれませんね。

約3割!「デジタル派」に聞きました

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続いて、「デジタルでスケジュールを管理している」という人から寄せられたコメントを詳しく見ていきましょう。

なんとなく、「紙派」から「デジタル派」に移行した人も多いというイメージがありますが、実際のところはどうなのでしょうか?

「デジタル派」に、過去に使っていたスケジュール帳について聞いたところ、8割近くの人が「紙からデジタルに切り替えた経緯がある」ということがわかりました。

【これまでに、紙のスケジュール帳を使っていたことはありますか? その場合、切り替えた時期はいつごろですか?】

紙のスケジュール帳を使っていたことはない・・・18.3%(13人)

以前は紙のスケジュール帳だったが、デジタルに切り替えた・・・76.1%(54人)
〈切り替えた時期の内訳〉
2021年~2023年・・・15人
2018年~2020年・・・19人
2013年~2017年・・・8人
2008年~2012年・・・2人
2003年~2007年・・・3人
2002年以前・・・7人

その他(両方並行して使っている、など)・・・5.6%(4人)

つまり、今「デジタル派」の人も、ほとんどは以前「紙派」だった時があるということ。特にここ5年ほどの期間に、デジタル派がぐっと増えているようです。

では、デジタルのアプリやサービスを使うメリットはどんなものがあるのでしょうか?

デジタルでスケジュールを管理している理由

デジタルのメリットとしてあげられたのは、通知などのデジタルならではの機能や、荷物が減らせること、いつでも手元にあって書き込みやすいことなど。全体的に、効率面を重視する声が目立ちました。

「携帯のカレンダー機能を使えば、持ち物が1つ減る。1年以上先の予定も入れられ、入力にペンが必要ないなど、メリットが多いため」(43歳/その他/デジタル)

「予定の前日や1時間前に通知が来るので忘れない」(30歳/主婦/デジタル)

「手帳をなくしてしまったので、今年はデジタルで管理しているが、紙の方が慣れているので来年は紙に戻す予定」(44歳/主婦/デジタル)

「過去の記録が全部見られるから思い出を感じる」(23歳/その他/デジタル)

「毎日他の用事で使っている物なので、わざわざ取り出す必要がなく、参照しやすい」(58歳/主婦/デジタル)

過去の記録を振り返ることができる、という点をメリットとしてあげる人も目立ちました。アプリやサービスが終了したり、データが消えたりしない限り……という前提ではありますが、ずっと前のものでもサッと見返すことができるのはデジタルならではの良さですね。

「デジタル派」が使っているアプリやサービスは?

使っているアプリやサービスからも、さまざまなこだわりがうかがえます。

「Lifebearを使っています。日記や手帳に写真を貼る事ができてすごく便利です」(59歳/主婦/デジタル)

「Googleカレンダー。メールと紐づけして管理できるので楽だと気づいた」(26歳/営業・販売/デジタル)

「Yahoo!のカレンダーを2017年頃から使っている。Googleカレンダーを使っていたこともあるが、Yahoo!のカレンダーのほうがスタンプが豊富だったため、現在はYahoo!カレンダーを使っている」(43歳/その他/デジタル)

写真やメールと連携していたり、家族との共有が容易だったりと、機能はさまざま。ずっと同じものを使い続ける可能性も考えて、じっくり比較検討してベストなものを選びたいですね。

「スケジュール帳を使っていない人」も約3割!その理由は…?

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最後に、「スケジュール帳を使っていない」という人にもその理由を聞きました。

「しっかりスケジュール管理をするほど、予定が詰まっているわけではないから」(51歳/総務・人事・事務/使っていない)

「仕事は卓上カレンダーに書き込めばいいので使っていない」(48歳/総務・人事・事務/使っていない)

「冷蔵庫のドアにサランラップを貼っていて、ホワイトボード代わりに、なんでもメモを書いているから」(53歳/主婦/使っていない)

「トイレのカレンダーで家族みんなの予定を管理している」(46歳/主婦/使っていない)

そこまで予定が詰まっていないからという人、家やデスクのカレンダーで代用している人、メモで予定を管理している人、記憶力がとてもいいという人などさまざまでした。

忙しい人でも、仕事や家事などのルーティーンが決まっていて、日によっての変動があまりない場合、スケジュール帳が不要という場合もあるようです。

 

いかがだったでしょうか。紙からデジタルにしてみたり、逆にデジタルが合わなくて紙に戻してみたり……試行錯誤しながら、自分にぴったりの方法を見つけていきたいですね。

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