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残す人が7割超!古いパスポートや免許証…公に発給されたけどもう使わないモノ、どうしてる?

期限が切れた古い免許証やパスポート……。もう使わないとはいえ、「すぐ処分するのはなんだか気がひける」と思っている方は少なくないのではないでしょうか?

そこで『kufura』では、20~60代の男女494名に、“公に発給されたけれどもう使っていないモノ”をどうしているのか、聞いてみました。

意外と多い!? 何かしら手元に残している人が7割超

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最初に、「公に発給されたけれど、もう使わないモノはどうしていますか?」と質問。その結果は次の通りとなりました。

  • すべて処分している・・・23.5%(116人)
  • モノによっては残している・・・56.3%(278人)
  • 処分せず残している・・・20.2%(100人)

「すべて処分している」は23.5%のみで、残りの人は全部または一部を残していることがわかりました。

では、どのようなものを、どのような理由で取っているのでしょうか?

家で保管しているものは何?その理由は?

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パスポート

「行った国を思い出せるから」(26歳/女性/金融関係)

「押されたスタンプが旅の記念という感じがして捨てがたく残しています」(33歳/男性/出版・マスコミ関係)

「数は多くないが、何度か行った海外旅行は大切な思い出が詰まっているので、捨てるに捨てられず手元に置いています」(46歳/男性/学生・フリーター)

「いつどこに行ったのか、振り返る時に見たい」(49歳/男性/コンピュータ関連以外の技術職)

「それも新婚旅行の思い出の品だからです」(37歳/女性/主婦)

「下手に捨てて悪用されないか心配だから」(38歳/男性/研究・開発)

「捨て方に困る」(32歳/女性/その他)

「当時の顔写真が載っているし、なんとなく思い出で残している」(33歳/女性/主婦)

処分せずに残しているモノとして一番多かったのが、パスポートでした。残している理由としては、「旅の思い出が詰まっているから」「いつ、どこに行ったのか、スタンプを見て振り返ることができる」が大半でした。

国によって形も色もさまざまで、コレクション的な側面もありますよね。今は顔認証や指紋認証などでスタンプレスの国も増えているだけに、スタンプのあるパスポートが処分できないという方が増えてくるかもしれません。

運転免許証

「あまり写真を撮らないのでなんとなく比較用と、ゴールドは残しておきたい気持ちです」(45歳/女性/主婦)

「初めて取得した免許なので記念に保存している。若い頃の自分の顔も記念になる」(35歳/男性/デザイン関係)

「年齢と共に変わる自分を、残酷だなぁと思いながらもついつい並べて見比べてしまう。思い出を振り返ったりもする」(55歳/女性/その他)

「年々顔が変化していて、おもしろいから」(34歳/男性/営業・販売)

「免許証の写真が変わっていくのが、自分の歴史を感じられるので残している」(28歳/女性/学生・フリーター)

「個人情報が多く捨てられない」(39歳/男性/その他)

次に多い回答が、運転免許証でした。期限が切れていたら使い道はありませんが、「顔が変わっていく変化がおもしろい」と、顔写真に注目して取っている方がとても多いようです。国内のものだけでなく、「アメリカの運転免許証。取得したときの大変さを思い出すから」(64歳/男性/その他)と海外の免許証を挙げる方もいました。

通帳

「お金の動きがわかるものなので、なかなか捨てられない」(31歳/女性/その他)

「家計簿代わりに残しておきたいから」(56歳/男性/研究・開発)

「昔の資金のやりくりが一目でわかり、懐かしいなと感じられる材料にしています」(38歳/男性/営業・販売)

「離婚歴あり、子供の養育費を振り込んでもらっているので、書面として残している」(42歳/女性/主婦)

「家賃や公共料金は自動引き落としだから領収書がもらえないから。 昔、消えた年金問題で領収書の必要性を感じたから。だから20年以上通帳や領収書は溜めています」(59歳/男性/営業・販売)

「人生の履歴みたいな気がして、思い出になると思っています」(38歳/女性/その他)

「捨てたいが、シュレッダーにも入らないし一枚ずつ破いたりするのは面倒だから」(39歳/女性/主婦)

「繰り越したので使わないけど捨てて万が一他人に悪用されたら嫌なので」(43歳/女性/その他)

金融機関の通帳を取っているという回答も多く集まりました。いつ、どんなことに、何を使ったりもらったりしたのか、すべて記録に残っているので、領収証代わりとしている人や、経済面での思い出としている人がいました。

クレジットカード

「はじめて自分で作って思い出に残っているから」(22歳/男性/学生・フリーター)

「処分すると個人情報が漏れそうでなんとなく」(33歳/男性/営業・販売)

「なかばコレクションの感覚」(32歳/男性/営業・販売)

クレジットカードについては、「コレクションの延長で」や「思い出があるから」といった理由が集まりました。カード番号や氏名が記載されていることから、期限切れであっても個人情報がもれないか心配する気持ちも分かります。

その他

「給料明細。引退したら終活する時に見返そうかなと思っているから」(40歳/男性/営業・販売)

「辞めた職場の給料明細。1年間は何かで必要になるかと思って」(42歳/女性/営業・販売)

「有効期限の切れた資格の身分証明書。資格を取るために勉強して、東京まで試験を受けに行った。頑張った記憶として残している」(66歳/男性/営業・販売)

「住基カード。捨て方がわからない」(49歳/男性/会社経営・役員)

「大学の学生証。学生の時に撮影した写真を記念に残している」(57歳/男性/コンピュータ関連以外の技術職)

その他には、給料明細や、頑張った記念のライセンス証明書などが挙げられました。思い出が詰まっているものは、何であれ処分できないものかもしれませんね。

 

パスポートや運転免許証を筆頭に、処分せずに残しているものが数多くあるようです。何かしらの思い出・記念として残している方が多い一方で、個人情報が載っているから「処分方法がわからない」「処分するのが怖い」という回答も少なくありませんでした。

公的に発給されているものの中には、身分証明書として効力があるものも多いので、古いものとはいえ万が一悪用されたら……と、セキュリティ的に手放しづらいという気持ちもわかりますよね。

みなさんは、どうしていますか?

 

文/佐藤まきこ

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