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わが家の朝食、「パン」と「ごはん」切り替えました!という人は約2割。理由やきっかけを調査

シリアルなどの種類も増えていますが、朝食といえば、ごはん派かパン派かに分かれることが多いですよね。しかしその中には、好みの変化などにともなって、パン派とごはん派を切り替えたという方もいるはず。

そこで『kufura』では、20~50代の男女386名に、朝食に関するアンケートを行いました。

パン派とごはん派を「切り替えた」人は約2割

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まず最初に、“朝食スタイル”について聞いてみました。その結果は次のとおりです。

  • もとから「パン派」・・・42.7%
  • 「ごはん派」だったが、「パン派」に変えた・・・10.9%
  • 「パン派」だったが、「ごはん派」に変えた・・・7.5%
  • もとから「ごはん派」・・・38.9%

パン派は全部で53.6%、ごはん派は46.4%と、ほぼ半分にわかれました。その一方で、ごはんからパンに切り替えた人は10.9%、パンからごはんに切り替えた人は7.5%と、全体の約2割はパンとごはんを切り替えていることが明らかになりました。

では、切り替えた人は、どんな理由があったのでしょうか?

ごはん派からパン派に切り替えた人の理由

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パンの方が手軽&アレンジしやすいから

「食パンは安くてアレンジが自在だから」(55歳/男性/総務・人事・事務)

「元々ごはん派だったが、時短の為にパン派になった」(56歳/男性/その他)

「ごはんはおかずを作るのが面倒だし、食べるのも面倒ですが、パンならおかずもいらないし片手で食べられるから」(40歳/女性/その他)

「子どものお弁当がなくなってからは朝からごはんを炊くのが面倒になりました。夫はギリギリまで寝ていて、朝はシリアルだけで会社に行く事が多いですし、子どももパンで良いというので、パン派になりました」(53歳/女性/主婦)

やはりおかずが欲しくなるごはんに比べて、パンの方が調理の手間が減るという理由が多くありました。その一方で、トーストに乗せる食材やジャム次第でさまざまなアレンジが楽しめるのも特徴。ワンハンドで食べられる手軽さも歓迎されているようです。洗い物も少なく済みそうですね。

パンが好きだから&おいしいから

「子どもがいないときは、腹持ち重視でごはん派でした。しかし子どもたちがパンが好きで、パンの方が朝早く食べ終わり支度してくれるので、今はパンです。でも大事な日の朝はごはんを食べて出かけています」(38歳/女性/主婦)

「主人がパン派だったので合わせるようになり、結婚してから変えました。お腹がすくのとパンが高騰しているので戻したいと思いつつも、パンのおいしさと手軽さからそのまま続けている」(39歳/女性/主婦)

「もともとパンが好き」、「パンがおいしいから」という理由も少なくありません。あるいは、家族にパン好きがいて、そちらに合わせてパン派になったとの声も聞かれました。

その他

「働いてた頃はお腹がなるのが恥ずかしくて朝からご飯をたくさん食べてましたが、結婚して仕事をやめたらお腹の音は気にしなくていいので腹持ちが悪い食パンでも気にせず食べるようになりました」(37歳/女性/主婦)

「おにぎりはお腹にお昼まで重たく残るのでパンにしたら、胃が軽くなった」(47歳/女性/研究・開発)

「夕食はごはんが多いので、朝はパンに変えた」(29歳/男性/コンピュータ関連技術職)

一緒に食べるものにもよるかと思いますが、主食だけで見ればパンはごはんよりも腹持ちが軽く、それが自分に合っているという方も。また、夕食とのバランスから朝はパンにシフトした方もいました。

パン派からごはん派に切り替えた人の理由

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しっかり食べたいから

「働きはじめてから、朝はごはんじゃないとお腹がすぐ減るので」(40歳/女性/主婦)

「パンだと家族がお腹が空くので、ごはんになりました」(54歳/女性/主婦)

「若いときはあまり朝食をとらなかったので、時間をかけないパン派だったが、子どもができて朝食をきちんととるようになった頃から、ごはんのおいしさに気づいた」(40歳/女性/その他)

パンよりもしっかりお腹にたまるのが、ごはん。自分が、そして家族が元気に動けるよう、一日のはじまりは、「やっぱりごはんがいい」と思う人がいるのは納得かもしれません。

経済的だから

「パンの値上げがあってから、パンより経済的なのでごはんにした」(27歳/女性/学生・フリーター)

「パンが値上がりしたから」(22歳/男性/学生・フリーター)

近頃のインフレで気になるのが、食品の値上げ。なかでもパンの値上げは痛いものですよね。家庭内での“色の見直し”によって、経済的な面を理由にごはんに変えた方もいました。パンの価格が戻った時、もしかしたらごはんからパン派に戻る可能性もあるかもしれませんね。

体にいいから

「グルテンフリーが流行った頃から。 味はパンの方が好きだったが、身体にいいと思うとなくても大丈夫だと思えるようになった」(47歳/女性/総務・人事・事務)

「お腹を下しやすい体質&甘いものが苦手でもあるため、パン(小麦粉)を食べない生活を続けることで体質改善につながり、体の調子が良くなったと感じます」(30歳/女性/会社経営・役員)

「パンでは腹持ちが悪く、グルテンフリーの観念からパン食をやめた」(52歳/女性/総務・人事・事務)

「小麦グルテンが気になりだしたので」(40歳/男性/コンピュータ関連技術職)

「20歳を過ぎてから、パンよりもごはんの方が健康に良いという情報を得たので。 ただし、どれだけの効果があったかは不明」(45歳/男性/総務・人事・事務)

「パン派だったがここ1年ほどでダイエットを始め、グルテンフリーを心がけるようになってからごはん派に変わりました」(24歳/女性/営業・販売)

パン派からごはん派に変えた理由でもっとも多かったのが、健康面のこと。小麦粉と水をこねることで生成されるたんぱく質のグルテンが体質に合わないなどの理由で、グルテンを摂取しないグルテンフリー生活にした方、ダイエットをきっかけにごはんに切り替えた方が多くいるようです。

その他

「子どもの頃はパン派でしたが、大人になって子どもができると、私の朝食は残飯処理として昨夜のおかずや冷やごはんで済ませるようになりました」(34歳/女性/主婦)

「子どもの頃は毎日パンだったので、それが当たり前と思っていたが、米の方がおいしい」(43歳/男性/その他)

「独身時代はパン派でしたが、結婚を機にごはん派の夫に合わせました。 お弁当も作るので、朝食をごはん派にシフトして、朝食作りも楽になりました」(45歳/女性/金融関係)

その他には、「お米のおいしさに気づいた!」と好みが変わった方や、「夕飯の残りを食べるから」「お弁当作りと一緒に」といった回答も寄せられました。朝食準備がラクになったとは大きなメリットではないでしょうか。

 

パンとごはんそれぞれに一長一短あるようですが、朝の食事スタイルを変えた人の多くは、結婚や出産、子どもが大きくなったなど、ライフスタイルの変化がきっかけとなっていたことがわかりました。当たり前となっている習慣を見直してみるのもいいかもしれませんね。

 

文/佐藤まきこ

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