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後悔…!巣ごもり消費で買ったけれど使わなくなってしまったものは?

コロナ禍で「ステイホーム」が呼びかけられ、「巣ごもり消費」という言葉が登場しました。それから2年。あのとき買ったモノたちはいま、どうなっていますか? 
『kufura』編集部では20代から50代の男女342人を対象に、「巣ごもり消費で買ったけれど、使わなくなってしまったもの」についてアンケート調査を行いました。
皆さんから届いた声をご紹介します。

フィットネス用品 ~大物編~

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「トランポリン。ダイエットのため購入したが、思いのほかうるさくてやめた」(51歳男性/研究・開発)

「トレーニング器具を新調し、いざ頑張ってやっていこうと思ったが、届いて組み立てを終えて、いまでは洗濯物干しに早変わりです」(26歳男性/その他)

「巣ごもりで購入した、運動不足解消と気分転換用のランニングマシンですが、結局ほこりをかぶったまま放置してある」(47歳男性/総務・人事・事務)

「エアロバイク。最初の2週間だけ使って、あとは布団干しに進化した」(59歳男性/その他)

外出の機会が減って運動不足が気になり、自宅で運動するための器具やグッズを購入したという声が最も多かったです。なかにはトランポリンやトレーニングマシンなどの大物を奮発した人も。いまでは物干し台になってしまったという残念なエピソードもありました。

フィットネス用品 ~小物編~

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「フラフープ。運動不足になるからと購入し、取り合いをしながらも使用していたが、いまは壁に立てかかっている」(41歳女性/主婦)

「フィットネスのゲームソフト。キツくてやらなくなった」(27歳女性/主婦)

「エクササイズのDVD1回やってとてもつらくて、2回目をやろうという気になれなかった」(35歳女性/総務・人事・事務)

「筋膜はがしのローラーを買ったが、もう飽きて使わなくなった」(44歳男性/その他)

「体を鍛えようとして購入したダンベル。いまは倉庫の片隅に置いてある」(52歳男性/その他)

「ヨガマットを購入したけれど、数回しか使わなくなって、ほぼ押し入れに入ったまま」(27歳女性/主婦)

ずっと気になっていたからこそ、この機会を生かして、筋トレや運動を始めようとした人がたくさんいたようです。しかしながら、習慣にして続けていくのは難しい、そう痛感する結果に。ほかにも、縄跳びやランニングシューズなど、さまざまなグッズが回答に上がりました。

美容・リラクゼーションのグッズ

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「肩こり解消のため、身体を伸ばして姿勢を整えるグッズを購入。でも枕に変わりました」(27歳男性/その他)

「肩こりがひどくて首を固定するコルセットを買ったが、使うと苦しくて、使わなくなった」(50歳女性/総務・人事・事務)

「美顔器を購入したけれど、結局いまは使っていないです」(48歳女性/総務・人事・事務)

「ゆったりくつろぐことができるよう、やわらかいクッションを購入しました。が、なんだかんだ家の中でやることがあり、それほどゆったりもしていられません。いまは納戸にしまってあります」(47歳女性/その他)

「椅子に座っていることが多くなったせいか、肩、首のコリ、腰のだるさがあり、マッサージ機器やもみほぐしグッズ、クッションなどをやたらと買ってしまったが、一部の使い勝手のいいものしか使わず、邪魔になったので友達や兄弟にもらってもらった」(55歳女性/総務・人事・事務)

「フットマッサージ機を買いましたが、23度使ってしまってあります」(51歳女性/その他)

デスクワークが増えて身体の凝りを感じるようになり、グッズで解消をはかったという声も。自分と向き合う時間が増え、美容や健康への関心が高まったという側面もあるかと思います。しかし、こちらも“習慣”にするのはなかなか難しいようですね。

調理家電・調理器具

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「ホットプレート。はじめはいろいろなことをしていましたが、飽きたのと、フライパンのほうが洗い物がラクなのに気づいた」(40歳女性/コンピュータ関連以外の技術職)

「おうち時間が多くなり、外飲みの機会が減ったため、自宅にソーダストリーム(炭酸水を作れる装置)を購入。しかし、コロナ太りで禁酒することになって使う機会がなくなり、キッチンのインテリアとして置いてあります」(26歳男性/その他)

「家庭で流しそうめんのできるセットを購入したが、一度使用したきり使わなくなった。家にこもっているときに、楽しい気分になれるからと購入したものの、準備とかが面倒になり、やらなくなった」(52歳女性/主婦)

「クレープやワッフルなどが作れる調理家電。子どもと一緒に手作りスイーツをするために買ったが、結局数回しか使っていない」(38歳女性/公務員)

「コーヒーメーカー。おうち時間のときには重宝したが、自粛期間が終わったら優雅なコーヒータイムはもうないから」(56歳女性/主婦)

「たこ焼き器。家で作って食べようとしたが、焼くのが手間になり、使わなくなった」(56歳男性/研究・開発)

毎日3度の食事におやつと、おうちで過ごす時間が増えて特に注目されたのが「食」でした。外食もままならない日々に、イベント気分を味わえそうな調理家電を手に取った人も多かったようですが……。

お家回りを快適に楽しむための物

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「屋根を自分で塗装しようと思い、塗料を購入したが気力がわかず、放置」(45歳男性/その他)

「公園に行くと“密”になると思い、自宅に砂場を作りましたが……思った以上に使わず放置しています」(27歳女性/主婦)

「テント。買ったけれど、子どもがテントの中で暇を持て余すようになって使わなくなりました」(41歳男性/総務・人事・事務)

「家庭菜園の道具一式。家庭菜園をがんばろうと思って始めたのだが、暑い時期や寒い時期はやりたくないし、虫が多い時期も気が進まず、結局自分には向いていないとわかった」(56歳女性/主婦)

「おうちキャンプ」という言葉もブームになりましたね。子どもの遊び場を確保したり、お家回りのことを気にかけたり、半径数メートル圏の生活を楽しもうという、皆さんの試行錯誤が伝わってきました。

楽器・音楽関連の物

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「家族でギターを演奏しようと、複数のギターを購入したが、結局弾かずじまいで部屋の片隅でホコリをかぶっている」(52歳男性/研究・開発)

「サックスを買ったが、外にレッスンにも行けず、独学では無理で押し入れの奥にしまったまま」(54歳男性/その他)

「ターンテーブル。DJの真似事をしていたが、難しくてすぐにやめてしまった」(40歳男性/コンピュータ関連技術職)

「マリンバを買ったが、置き物になっている」(49歳男性/公務員)

コロナ禍で楽器の売り上げが伸びたと聞きます。なかには練習を継続してレベルアップしている人もいると思いますが、せっかく買った楽器がほこりをかぶってしまっている人も。このジャンルは男性からの回答が多かったです。

その他、趣味の物いろいろ

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「パズルを買ったけれど、まだ開封していません」(53歳女性/主婦)

「たくさんの書籍。家にこもっているあいだに読もうと思っていたが、意外に時間がない。段ボール数箱に保管中」(49歳女性/主婦)

「科学雑誌を読もうと定期購読したが、時間がなくて読んでいない」(49歳男性/公務員)

「ミシンを買ったが、数回使っていまはお蔵入り」(51歳女性/金融関係)

「時間があるのでお絵描きのためにタッチペンを買いました。しかし、飽きてしまい使わなくなり、売ることを検討中です」(36歳女性/主婦)

「ボードゲーム。家族とやろうと思ったけれど、みんな面倒臭がって相手にしてもらえなかった」(41歳男性/その他)

自宅で過ごす時間が長くなったので、「教養を磨こう」「趣味を広げよう」と購入したものは様々。結果はともあれ、自分の「好き」に向き合う時間でしたよね。

いかがでしたか?

自宅で過ごす時間を充実させようと、一念発起して購入したものの、日の目を見なくなってしまった物たち。

結果はちょっぴりせつないですが、購入の動機には「新しい日常」を前向きに楽しもうとする皆さんの想いが垣間見えました。
我が家でも、かき氷機を買って2、3回で使わなくなってしまった……と苦い思い出を振り返りつつ、あれから3度目の夏を前に、1日も早いコロナの終息を願うばかりです。

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