成人式に振袖を購入した人は
null振袖を着た人がどのくらいいるかをうかがったところ、以下のような結果に。
購入して振袖を着た・・・84人
レンタルして振袖を着た・・・59人
振袖は着ていない・・・65人
その他・・・10人
振袖は高額なものが多いですが、一生に一度のものと考える家庭が多いのか、約38%の人が購入したという結果に。また、その後の着る機会などを考慮してか、振袖は着ていないという回答も多くみられました。
購入した振袖の「いま」
nullでは、成人式で振袖を着た“その後”はどうなっているのでしょうか。
保管するも…タンスの肥やし!?
「成人、友人の結婚式、初詣など何度か着ましたが、タンスにしまったままです。子供の成人には別の振袖を誂えました。それも同じくタンスの肥やしです」(74歳/主婦)
「子供が男の子なので、箪笥の肥やし状態です」(61歳/主婦)
「実家に多分あると思いますが、全然見てないし、使う機会もなかったです」(49歳/総務・人事・事務)
「結納の時に着て以来、箪笥の肥やしです」(49歳/主婦)
振袖は着られる時期が限られているうえ、礼装にあたるので着る機会が少ないといった理由からか、タンスの肥やしになっているという回答がもっとも多くみられました。特に、結婚しても実家に保管してそのままという人が多いようです。
娘が着るために保管
「実家にあります。娘がいるので、いつか着て欲しいなと思っています」(39歳/主婦)
「20代の頃、親戚の結婚式で数回来た後は保管されている。娘の成人式に着せたい」(46歳/主婦)
「持参してそのまま和ダンスに保管。娘を授かったので着せたいと思っていたが、体格がだいぶ違うので無理そう」(54歳/主婦)
娘に着てもらいたいという目的のもとで保管しているという声も。いまは帯や小物だけ新調して母親の振袖を着る「ママ振り」ということばもあるほど。寸法直しが必要な場合もありますが、振袖を購入するよりはリーズナブルにできるのもメリットのひとつですね。
妹や親族に
「いとこ数人に貸している」(49歳/主婦)
「妹が同じ振袖を着た」(35歳/金融関係)
「姪の成人式にあげた」(61歳/総務・人事・事務)
「私の後は妹が着て、その後姪っ子たちへと受け継がれています」(57歳/主婦)
「妹や親せきの子にどんどん着まわしてもらった。今はだれが持っているかわかりません」(60歳/主婦)
妹、親戚に貸したり譲ったり、一枚の振袖でたくさんの思い出を紡いでいるという声も多く寄せられました。いまやどこにあるかわからないという人も。
売却した
「売りました。子供が女の子なので取っておけばよかったと後悔しました」(53歳/営業・販売)
「リサイクルショップ」(59歳/営業・販売)
「質屋に入れた」(54歳/主婦)
着用する機会がない場合、手放してしまうこともあるよう。正絹の振袖は傷みやすく保管のしかたやお手入れに気を使うので、誰かが着てくれることを祈って売却するもひとつの手。とはいえ、子どもが着てくれる可能性があるなら、一時的に保管しておくのもいいのかもしれませんね。
袖を短く作り直した
「袖を短くしたけど着ないでしまってある」(71歳/主婦)
「いつか留め袖にして着られるようにとそのまま振袖の状態で保管中」(47歳/総務・人事・事務)
「振袖を買うときに袖を切ることも考えて柄を決めて、結婚のタイミングで袖を短くしてもらった。息子の七五三やお正月に何度か着た」(43歳/その他)
「解いて作り直し時々使った、今は派手になったので娘に渡そうと思っている」(73歳/その他)
振袖は、柄にもよりますが袖を詰めれば訪問着や普段用の着物として結婚後も着ることができるものがあります。思い入れのある振袖だからこそ、結婚後も着られるよう袖を詰めたり作り直したりしたという声も少数ではありますが見られました。
その他の回答
「振袖から違う着物に交換した」(48歳/主婦)
「実家の母が管理してたはずだが、亡くなった後の遺品整理で見つからなかった。売ってしまったのか譲ってしまったのか不明」(36歳/営業・販売)
「覚えていない」(58歳/主婦)
実家に保管した場合、親がどのように管理していたのかが共有されていないと行方がわからなくなることも。実家にある場合は、虫干しも兼ねながら時々出してあげて、家族で思い出話に花を咲かせるのもいいかもしれませんね。
振袖を購入する人は年々減少傾向にあるようですが、一方で親が購入して着た振袖がある場合、大切に保管しているケースは多いようです。購入を検討されている方は、みなさんの声を参考にしてみてはいかがでしょうか。