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【安田美沙子の暮らし方#1】生ゴミは土に還す「コンポスト」に。「循環させる暮らし」を実践中!

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4歳と2歳の男の子のアラフォーママとして、仕事に育児に忙しい日々を送る安田美沙子さん。その日常をギュッと詰め込んだ初の書籍が、2022年1月13日に小学館より出版されます。

本の発売を記念して、安田さんに、家のこと、体のこと、家族のこと……心地よく暮らすために実践している色々を教えていただきました。全3回にわたってお届けします。

ステイホーム中に見つめ直した「日々の暮らし」を1冊に

安田美沙子さん初の書籍『美・食・走る–––私のゆる楽しい日々の習慣 安田美沙子のRunから始まる笑顔な暮らし』(小学館発行)は、情報も写真も盛りだくさん。日々のインスタグラムのアーカイブなどを交えながら、走ること、ボディケア、料理、ファッション、そして大切な家族のことまで、等身大の安田さんに出会える1冊です。

実は、最近引っ越したばかりという安田さん。新しい家での暮らしについて教えてくれました。

生ゴミを土に還す「コンポスト」で循環する暮らしを

「大人中心の家もいいけれど、子どもがいちばん楽しく過ごせる家が幸せだなって思うんです」(安田さん。以下「」内同)

最近引っ越しをした安田さんは、新居の暮らしについてそう語ります。

「以前は2階に住んでいたのですが、男の子2人ということもあって1階に引っ越しました。子どもたちがドンドン走り回っているとき、下の階の方を気遣いながら“やめてー!”と怒ることがストレスになってしまって……。

子どもは走るのが仕事だし、“いいよ走って”と言ってあげたい。夫と話し合い、“子どもが一番の家にしよう”ということで、家族のスタイルに合わせて住まいを移り変えました。小さいけれど庭があるので、今は子どもたちの砂場を作ろうと、計画中なんですよ」

『LFCコンポストセット』は、1日300gの生ゴミを約2カ月投入、その後2〜3週間発酵させることで栄養豊富な土に。
卵の殻や野菜の皮など、毎日の料理で出る様々な生ゴミを投入。

さらに、最近のおすすめは、生ゴミを土に還す“コンポスト”。循環する暮らしを心がけていると安田さんは話します。

「コンポストを始めたきっかけは、仲良しの料理研究家・真藤舞衣子先生が自宅で使っていたこと。その頃の私はコンポストのことを全然知らなくて、“それ、なんですか?”と聞いてしまうほど(笑)。真藤先生は『LFCコンポスト』を使っていたのですが、それがオシャレでかわいくて、これなら自分でも無理なくできるかもと思って、早速始めました。

調べてみたら生ゴミを燃やすためには莫大なエネルギーが必要、燃料をたくさん使うので地球にも優しくない。料理をしていると1日でこれくらい(両手で大きな丸を作って)生ゴミが出ますよね。改めてその量ってすごく多いなと思います」

「コンポストを始めたら、ゴミがグンと減って、さらにその土で野菜を作ると、すごく元気がいい。育てていた植物にふりかけるとイキイキするし、あぁ、いいことしかないなって」

「鶏肉の皮や揚げ油も処理できて、自然と土に還っていく。祖母が畑をやっていたので、そういえばおばあちゃんも生ゴミを畑の土に戻していたなと思い出したり。自分の暮らしの中で出る生ゴミも、そんな風に無理なく循環していけたらいいなと、考えるようになりました。息子も一緒にお手伝いしてくれるんですよ。

また、私はファッションも好きなので、すぐに服が増えてしまうんです。なので最近は、スタイリストさんやファッション関係の仲間たちと定期的にフリーマーケットを開催しています。服やファッション小物も簡単に捨ててしまうのではなく、必要としてくれる人の手に渡り、循環させるように心がけています。少しずつですが、地球に優しく、自分ができることをやっていこうと思うようになりました」

大好きな食器との出逢いはご縁。器は育てながら使う

今回の引っ越しで困ったことは、食器の枚数が多かったこと。

「昔から食器が大好きで、家に500枚くらいはあります(笑)。前の家の方が収納が多くて、今回の家だと全部入らない……。そこで、アンティークのキャビネットをリビングに置いて、収納しようと考えています。

食器を選ぶときは、自分が作る料理に合うかどうかをまず考えます。あの料理もいけるし、これもいける、これをのせたらオシャレかも……など、しっかりイメージをしてから、使えるなと思ったら購入するようにしています。昔は華やかなものが欲しかったけれど、今はシンプルだけど、ちょっとひとクセあって馴染む器が好きですね。

益子陶器市にも行きますし、最近は京都に『器や彩々』というお気に入りのお店があって、そこにはたっぷり買えるようスーツケースをガラガラ引いて行くんです。

お気に入りの作家は、二階堂明弘さん。青山の『pejite』で出逢いました。黒いお皿はサラダをのせるだけで絵になるし、白系のお皿は食材の色が染み込んで、使うほどに少しずつ変わって味わいが出てくる。自分好みに馴染んでいくのが楽しくて、器を育てるおもしろさを知りました」

調理道具をプロデュース。開発3年のパン切り包丁も!

安田さんは料理好き、食器好きが高じて、オリジナルブランド『405(FOUR O FIVE)』のプロデュースも手掛けています。

『見谷陶器』とコラボした美濃焼の器。北欧を彷彿とさせる青みが出るまで、何度も挑戦したというこだわりのプレート。
トーストや炒め物、サラダやスイーツなど、なんでも素敵にマッチ。

「私たちの結婚式が4月5日、息子の誕生日が5月4日で、『405』というブランド名に。日本の職人が生み出す技術とコラボして、伝統工芸の技を感じられる逸品を日々の生活に届けるというテーマで、主にキッチン道具をプロデュースしています。

職人さんはこだわりの強いかたが多く、新潟県燕三条の『庖丁工房タダフサ』とパン切り包丁を作ったときは、完成するまでに3年もかかりました。

素材はオリーブの木を使うなど、材料にもこだわり、さらに大量生産ではなく手作りでひとつひとつ作るので時間もかかります。なかなか出来上がってこないので、やっぱり無理なのかな……と、途中で一度あきらめたら、“できました!”と連絡があって(笑)。結果的にそれが私のショップでいちばん売れている人気商品なんですよ。

私は京都育ちなので、ひとつひとつ納得のいくものを作って、いつかは京都でギャラリーができたら……と、長い目で商品を揃えていく予定です。これからは、美濃焼の新色の器、ふきんやエプロン、まな板も作りたいなと、ワクワクしながら試行錯誤しています」

さらに、安田さんはコロナ禍が“家”について見直すきっかけになったと話します。

「今まではアクティブに動き回り、家のことにあまり目を向けたことがなく、外ばかりを見て過ごしてきました。時間があれば予定を詰め込んで、家にいる時間も少なかったですね。

でもコロナ禍でステイホームが日常となり、家にいる時間が増え、家の中には幸せなものがいっぱいあるということに気付きました。家で自分が大事に作られて、そこから外に広がっていく。そういうイメージに切り替わった気がします」

ステイホームがきっかけで、家の大切さ、暮らしの充実性を見つめ直したという安田さん。初の書籍には、このほかにもたくさんの暮らしの工夫が詰まっています。ぜひ、安田さんのライフスタイルに触れてみてください。

連載第2回は『ボディケア』について教えていただきます。


 

安田美沙子

1982年、北海道札幌市生まれ、京都府宇治育ち。タレント、ランナー、食育インスタラクター、健康食コーディネーター、ランニングアドバイザー、宇治市観光大使、(株)FOUR O FIVE代表取締役として、幅広く活躍。家族のために食育インストラクターや健康食コーディネーターの資格を取得し、食育活動にも力を注ぐ。

『美・食・走る–––私のゆる楽しい日々の習慣 安田美沙子のRunから始まる笑顔な暮らし』

安田美沙子著 1,540円(税込) 小学館

撮影(インタビュー)/黒石あみ ヘアメイク/NANA 取材・文/岸綾香

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