「スターチス」は日持ちも色持ちもバツグン!
発見したのは、切り花のサブスクを利用していたころ。傷んだお花を捨ててばかりいるのがしのびなくて、ドライフラワーにできる種類もやり方もよくわからないままに、あれこれ吊るして乾かしてみる……を繰り返していた時に、スターチスの色持ちの良さを発見しました。
仏花としても扱われるので1年を通して花屋さんで見かけますが、春のお彼岸の頃から夏頃までは特に種類豊富で、おしゃれなアンティークカラーも見かけます。
紫やピンクのお花に見える部分は、実は“がく”と呼ばれる部分で、ドライにする前からカサカサ状態。春は、その先端に白い小さな小さな花が咲きます。
値段も手ごろで、写真の紫色は1本150円。たくさん枝分かれしているので、先端だけ集めてプチブーケを作ってみました。下の花瓶に飾っている花束は、薄いピンクと濃いピンクを合わせていて、このボリュームで全部で700円くらい。
初めてドライフラワーにした春は、その秋の幼稚園のバザーに献品できるくらい色持ちしました。長~く楽しめるのでとってもお得ですよね!
生花としても長持ちするので、他の花と一緒に花瓶に生けておいても最後まで生き残ります。まだ元気なスターチスだけをドライフラワーにする楽しみ方もありますが、今年はスターチスだけをまとめ買いして、最初からドライフラワーにして愛でています。
なぜなら、生けると毎日の水替えがおっくうで茎を腐らせてしまうことが多々あるから……。植物に触れるようになってわかったのですが、私、毎日手をかけるような生花の取り扱いには向いていないのです。
乾かす手間はあるけれど…初めてでも簡単にできちゃいます
ドライフラワーを買えばいいじゃないか!というご意見もあるかもしれませんが、やっぱり生花のフレッシュさは元気をくれるし、乾いていく過程も”花のある暮らし”を楽しめて、2度おいしいと思っています。
乾かし方は、紐で縛って吊るすだけ。プロには発色をキープする技や、効率的な乾かし方があるのかもしれませんが、私はいつもこのやり方で、風通しも特に気にしていません。
素人でもいい感じのドライフラワーに仕上がるから、スターチスって優秀です。
気を付けていただきたいのは、吊るしたまま飾るなら大丈夫なのですが、乾かさずにそのまま花瓶等に入れてしまうと、水分が残っている茎にカビが生えてしまいます(恥ずかしながら経験アリ)。
乾いたスターチスは、頭をギュっと集めて束にするのが可愛いと思ってアレンジしています。
仏花のスタメンではもったいない! 暮らしの彩りにスターチスをお迎えしてみてはいかがですか?
ライター・駿河真理子
小学生男子2人の育児に翻弄される日常を、趣味の多肉植物に癒してもらう日々。引っ越しを機に持ち物を整理したので、10年間女性週刊誌で培ったミーハー魂で、新たにお迎えする便利グッズをSNSでチェック中です。