スグ揃えられる手作りヨーグルトの「材料」
null- ヨーグルトメーカー
→2018年に購入した「アイリスオーヤマ」のものを使用。当時3000円以下でしたが最近はもう少し値上がりしていますね。 - 専用容器
→容量1L、電子レンジや食洗機が使える「耐熱」が便利。
牛乳パックをそのまま利用してヨーグルトを作るという方も多いと思います。私の場合、ヨーグルトを器によそうとき手にヨーグルトが付くのがいやだったのと、紙パックなので残量が把握しづらいというのが気になり、専用の容器を使用。かれこれ7年使い続けていますが、いまだ現役です。 - 1L牛乳×1本
→低脂肪とか有機とかいろいろありますが「ふつう」の牛乳が安定して固まると思います。 - 種菌100gくらい
→種菌はインターネットで購入することもできますが、市販の「プレーンヨーグルト」で問題なしです。写真にはダノンも載せていますが、わが家は液体の「R-1」か「LG25」(その日安い方)を丸々1本使っています。
手作りヨーグルトは「牛乳」に「種菌」となる乳酸菌を入れて発酵させるだけ。とても簡単なんです。また、作ったヨーグルトを「種菌」として入れていくのもアリかと思います。継ぎ足し継ぎ足し、老舗ウナギ屋の秘伝のタレ……みたいなイメージで。しかし固まり方が安定しなかったり難しいようです。スーパーには種菌になる市販のヨーグルトがさまざまな種類売られています。いろいろ試してみて、ご自身の好きな種菌を見つけてみてください。
モノグサ女の簡単すぎる「手作りヨーグルト」
null手作りヨーグルトの作り方をインターネットで調べると、牛乳と種菌を「よくかき混ぜる」とあります。モノグサな私は種菌が液体だからいいよね~と、一切かき混ぜずそのままフタをしてヨーグルトメーカーにセットしています。ハイ、普通においしく出来上がると思います。それでは心配……という方は、ぜひマニュアル通りかき混ぜてください(笑)。
私の場合ですが、「発酵温度40℃」、「8~9時間」でセットしています。発酵温度と時間を変えればとろ~りとした食感がおいしい「カスピ海ヨーグルト」も作れます。
出来上がったヨーグルトは家族4人で3日で食べきり、また新しいモノを作る、というルーティンです。冷蔵保存で5~7日はもつそうです。
手作りヨーグルトの注意点
null- 消毒をしっかり
乳酸菌が増えるためには40~45℃が適温と言われています。これは雑菌にとっても増殖しやすい温度。作る前に容器をしっかり消毒して、食中毒事故に注意してください。
モノグサな私の場合の消毒は「食洗機」頼みです。ざっと予洗いして、食洗機にホイッと乾燥までおまかせ。
外房の家や夫の実家など、5日以上滞在する場合はヨーグルトメーカーごと持って行って旅先でも手作りしています。両方とも食洗機がない環境ですが、そういうときは「電子レンジ」での消毒が便利です。容器に水を50ccくらい入れフタを軽く載せ、600wで2分くらいでしょうか。ボコボコと沸騰するまでレンチンします。なので、容器は「耐熱」を強くオススメします。
また、衛生のため使用する牛乳は必ず「開けたての新しいモノ」を使いましょう。
- 必ず「牛乳」を使用する
私も経験ありますが、乳製品以外のものが添加された「乳酸飲料」だとまったく固まらないのです。あと「低温殺菌牛乳」も、たんぱく質の変性が足りないため、乳酸発酵しにくく固まりづらくなるとか。とにかく「ふつうの牛乳」を使ってください。
ヨーグルト・アレンジ集
null「水切りヨーグルトメーカー」で一晩掛けて水を切ると(容器に入れて放置、という言い方が正しい笑)、いろんな使い方ができます。こちらももちろん「食洗機対応」です。
水気を切ったヨーグルトは、濃厚クリーミーでもっちりとしています。私はそれにオリゴ糖を混ぜて好みの甘さにして、フレッシュベリーを載せています。とても健康的なスイーツの完成。
水を切ったときに出る水分は絶対に捨てないでくださいね。高タンパク低カロリー、ヘルシーな栄養がたくさん詰まっている、意識高めな筋トレ女子が大好きな「ホエー」です。ただこのまま飲むと酸味がキツイので、蜂蜜やオリゴ糖などお好みで加えてください。
一度にたっぷり作れる手作りヨーグルトなので、鶏肉をヨーグルトに漬け込んで「タンドリーチキン」を作ったり、「ヨーグルトドレッシング」もおいしいですよ。大量にドバドバッと。ヨーグルトは意外と使える食材なのです。
わが家の長男は生まれつき糖質の代謝が悪いので、誕生日にはヘルシーな手作りヨーグルトケーキを作っています。かくいう私も、本当に太りやすく「万年ダイエッター」なのでちょうどいいんですけどね(笑)。
甘酒は母の味!?
nullわが家は、ヨーグルトの他に、ヨーグルトメーカーで甘酒も作っています。
これが、「母の味!」と子どもたちに大好評です。というのもスーパーなどで買う甘酒が甘すぎて、しょっぱくて、うわずみを飲んでいる感じで、イロイロ入っているなーとわかります。
「おかあさんの甘酒しかムリ!」と次男。おかあさんというか、ヨーグルトメーカーの、ですけどね(笑)。
砂糖など何も入れていないのに、麹とお米だけで、なんというやさしい甘さなのでしょうと驚きますよ! 単体ではけっこう甘いので、豆乳やアーモンドミルクと割ってもおいしいです。
ところでつい最近、長男が大変なお腹の壊し方をして。何を食べても全部出てしまう。そういうときは、お腹を空っぽにして、とにかく腸を休めるというのが鉄則だと思うのですが、回復食に甘酒を飲ませました。みるみる元気になり、次の日はけろりと通常運行していました。さすが「飲む点滴」。こういうふうにも甘酒って使えるんだなと思った出来事でした。
1975年東京生まれ。大学卒業後ラジオレポーターなどを経て二輪雑誌でエッセイスト・デビュー。現在は、オートバイのほか、旅、クルマ(キャンピングカー所有)、自転車、サーフィン(ショートもロングも)、スノーボード、ファミリートレッキングなど多趣味をいかしたエッセイを執筆中。旅が好きなのと同時に、おうちも大好き。家での一番の趣味は収納(整理収納アドバイザー1級資格取得)。いかにラクするか考えること、「時短」という言葉も大好き。嫌いな言葉は「二度手間」。インテリア、ネットショッピング、お取り寄せグルメ・酒、手抜きおつまみ作りに熱心。「痩せたい」というのが口癖。直近は苦手な掃除をがんばっている。飼い犬はボストンテリア。ふたりの男児の母でもある。
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