『kufura』では、【雑煮編】【味噌汁編】に引き続き、全国の美味しい「郷土の麺料理」を大調査。今回は、【うどん編】をお送りします!
耳、香露、しっぽく、あずきばっと…いくつ知ってる?「ご当地うどん」
全国の男女500名に、「今住んでいる地域や、以前住んでいた地域のご自慢の“郷土の麺料理”を教えてください」と質問したところ、有名無名問わず、ざくざくと回答が得られました。中でも多かったのが「うどん」。その回答の一部を見ていきましょう。
全国的に有名!郷土の「名物うどん」
「香川県。讃岐うどん。釜揚げが最高です。ネギと生姜をつゆに入れて食べます」(46歳男性・営業・販売)
「秋田県。稲庭うどん。コシのあるうどん」(31歳女性・その他)
「群馬県北群馬郡。水沢うどん。ここしか食べられないうどんで、製法に特徴があり、ゆでると透明感がある。めんつゆは軒を並べるお店によって特徴があり、それぞれにこだわりがある。中でもごまだれのつゆは格別です」(58歳男性・営業・販売)
「三重県伊勢市。伊勢うどん。濃厚な醤油でうどんが黒く染まるほど濃いが、味はアッサリしていて美味しい」(67歳男性・その他)
「名古屋地方。味噌煮込みうどん。こってりした味噌と太麺のうどんを絡めて食べると美味しい」(56歳男性・医師)
まるで耳みたい!?「麺に特徴」があるご当地うどん
「栃木県佐野市。耳うどん。耳のような形をしているすいとんのようなうどん」(21歳女性・その他)
「群馬県高崎市のひもかわうどん。幅が広くて食べ応えがあります」(54歳女性・主婦)
「群馬県。おきりこみ。野菜などを煮込んだ汁に平切りの生麺を入れて茹でる」(46歳男性・コンピュータ関連以外の技術職)
「山梨。ほうとう。太い平らなうどんをみそのだし汁で野菜(かぼちゃ等)を入れて煮込む」(61歳男性・その他)
耳の形をした「耳うどん」は、もともとはお正月に食べられていたもの。耳の形をしているうどんを食べることによって、魔除け、厄祓いの意味があるのだそうですよ!
スイーツ風も餃子風も!「一度は食べてみたい」ご当地うどん
「大阪府高槻市。うどん餃子。餃子のタネをうどんで挟んで焼く」(41歳男性・その他)
「山形県置賜地方。ひっぱりうどん。かき回した納豆に醤油とうどんの茹で汁を入れて味を調整する。そこへ茹で上がったあつあつのうどんを入れて食べる」(54歳男性・その他)
「青森県八戸市。あずきばっと。お汁粉の餅の代わりにうどんが入っている。スイーツと考えれば懐かしさを感じさせる味かも」(61歳男性・公務員)
「茨城県つくば市のつくばうどん。筑波山で食べられる名物うどん。つくねが入っているのが特徴的」(54歳男性・公務員)
「ちたけうどん。栃木県。ちたけのだしで作ったうどん。栃木県人はこれを食べるためにちたけを求めて県外にまできのこ狩りに出かけるのです」(60歳男性・その他)
「埼玉県。ずりだし、おうどんを醤油で食べるものだが素朴でおいしい」(52歳女性・主婦)
「埼玉の山田うどんは柔らかな麺で子どもが好きです」(65歳女性・主婦)
「三重県亀山市。赤味噌の焼うどん」(28歳女性・主婦)
「愛知県豊橋市。豊橋カレーうどん。カレーうどんの下に、とろろと、ご飯が入ったもの。一度に色々な味を楽しめます」(43歳女性・主婦)
「岐阜県。香露(ころ)うどん。冷えたうどんだが、こんなうまいものはない」(55歳男性・コンピュータ関連以外の技術職)
「豆腐うどん。豆腐が有名な清水寺周辺の料理。美味しいです」(29歳女性・その他)
「香川県。しっぽくうどん。冬野菜を汁とともに煮込んだ郷土料理」(47歳男性・営業・販売)
「福岡県福岡市。ゴボ天肉うどん。うどんのトッピングが大きなゴボウの天ぷらがのっていて美味しいです」(35歳男性・その他)
「長崎県新上五島町。五島うどん。細麺」(43歳男性・その他)
「大分県佐伯市のゴマだしうどん」(44歳男性・その他)
あずきばっとは、古くは結婚の祝儀の際、近隣の住民に振舞われていた郷土料理なのだそう。香露うどんは、通常のかけ汁とは異なり、濃いめに合わせた汁の香りが良いことから「香露(こうろ)」と呼ばれたことに由来するそうです。しっぽくうどんは、讃岐の冬の代表的な郷土料理。季節の野菜を汁とともに煮込んだものだそうです。年末には年越しそばの代わりに食べる家庭もあるとか。どんなお味なのか、試してみたくなりますね!
全国の「郷土&ご当地うどん」あなたはいくつ知っていましたか? 地域の産物を活用して、風土にあった食べ物として作られ、受け継がれてきたものも多く、文化や歴史を感じることができる貴重な郷土料理も。あなたの地域の「郷土&ご当地うどん」は何ですか? ぜひ探してみてくださいね!