鍋は「おかず扱い」か否か
nullまず、鍋料理を食べる時、ご飯をどのようにして食べるかについて、複数の選択肢をもうけて聞いてみました。その結果が次の通りです。
その時による・・・197人（39.4％）
絶対に食べる・・・163人（32.6％）
シメでしか食べない・・・86人（17.2％）
一切食べない・・・54人（10.8％）
最も多かったのは「その時による」という答えでおよそ4割の人が回答。ベースとなる鍋の味によってもご飯を食べる・食べないは分かれそうですね。
次に3割強の方が「絶対に食べる」と答えました。そして、「シメでしか食べない」という回答は2割にも届かず、シメとしてより鍋をおかずにして一緒にご飯を食べる人の方が多いということがわかりました。ちなみに、「一切食べない」という人も1割程度いました。
続いて、それぞれの理由について詳しく見ていきましょう。
「絶対に食べる」理由は？
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「鍋でも十分おかずになるから。特にすき焼きなんかはご飯と一緒に食べると美味しいと思う」（37歳女性／総務・人事・事務）
「白米を一緒に食べることで、鍋の具材の味を引き立ててくれると思うからです」（54歳男性／その他）
「鍋だけだと味に変化が無くて楽しめないから」（23歳女性／その他）
「鍋料理だけで済ませるには、家族では材料を大量に用意しなければいけないのでご飯も食べます」（49歳女性／その他）
「鍋だけではお腹いっぱいになれない」（42歳女性／その他）
「お酒をほとんど飲まないので毎回の食事として食べる」（58歳男性／その他）
「実家にいた頃からの習慣なので、そもそもご飯を食べないという選択肢を思ったこともなかった」（59歳男性／営業・販売）
絶対に食べる派の回答で目立ったのは、鍋＝おかずだから白米は必要だという声。鍋だけではお腹いっぱいにならないから、お酒を飲まないからなど、しっかりとした食べ応えを求めているよう。他には、昔からの習慣で食べるのが当たり前なんて方も多くいました。
「その時による」理由は？
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「キムチ鍋だと辛いのでご飯が進むためほしくなる」（27歳男性／コンピュータ関連以外の技術職）
「鍋の味が濃いときはごはんも一緒に食べるし、薄味のときは締めの雑炊として食べる」（54歳男性／総務・人事・事務）
「昼時であれば白米を一緒に食べるが、晩ご飯時にはお酒があるので白米は食べない」（55歳男性／その他）
「鍋を一緒に食べるメンバーによります。自宅で家族と鍋をする時は白米を食べるけど、居酒屋等で会社の同僚や友人と鍋をする時は白米を食べないです」（50歳女性／総務・人事・事務）
「鍋の具材の量によってきまる。たくさん入っている時はそれで十分なのでご飯まで食べられない」（33歳女性／営業・販売）
「〆にうどんなどの麺類を選択する場合もあるので、場合によっては白米を食べないこともある」（57歳女性／その他）
その時によると答えた方は、鍋の味付け次第というケースが多いよう。たしかに、水炊きのようなあっさり味の時や、キムチ鍋のような濃い味の時もありますよね。これ以外では、その日のシメ次第、一緒に食べる人・場所による、具の量による……と様々なケースでご飯の有無を決めているようでした。
「シメでしか食べない」理由は？
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「〆でお腹いっぱいになりたいので腹持ちのいい米は最後です」（22歳女性／学生・フリーター）
「鍋はさほど濃い味ではないので白米は進まないし、しめの雑炊が最高なので白米でお腹を満たしたくない」（52歳女性／コンピュータ関連以外の技術職）
「最後の締めにご飯を入れると、汁をしっかり吸ってくれて美味しく、また無駄もなく最後まで頂ける」（59歳男性／営業・販売）
「普段、鍋でしかぞうすいを食べないから」（53歳女性／主婦）
「お酒も飲むし、食事の中間に米は重い」（40歳男性／営業・販売）
だしの旨味が染み染みの雑炊が最高！という声がたくさん。鍋の時ぐらいしか味わえないというコメントも見られ、その楽しみ以外でご飯を食べることを控える人が一定数いるようです。
「一切食べない」理由は？
null「〆の麺類を楽しみたいので白米は食べない」（54歳男性／総務・人事・事務）
「うどんを最初から入れて食べる派」（21歳女性／学生・フリーター）
「野菜をいっぱい食べたいので、他のものは極力食べないようにしている」（31歳女性／弁護士）
「鍋の具が多いからお腹が膨れる」（40歳男性／その他）
「鍋を食べるときは必ずビールを飲むから白米は食べません」（53歳男性／その他）
「糖質制限をするために鍋を食べるのに、白米を食べたら本末転倒」（56歳女性／その他）
必ず麺類を入れる、熱々の鍋には冷たいビール！といった方々は、白米を敬遠しがちなよう。その他、手軽に野菜をたっぷりいただけるのが鍋料理の良さなので、炭水化物は控えてヘルシーに食べたいとの意見も少なくありませんでした。
いかがでしたか？ 筆者は鍋のシメといえば雑炊が定番（=ご飯は最後）だと思っていたので、鍋をおかずにご飯を食べる方が多くて少々驚きました。鍋料理のご飯事情ひとつとってみても、食習慣や好みの違いが見えて興味深く感じました。
味付け、具材、シメの食材に至るまで、とても自由度が高いのが鍋料理。さらに簡単調理で体も温まるし嬉しいことづくめ！ 寒い日は、自分なりの食べ方でまだまだ鍋を楽しんじゃいましょう。
