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「豆粉パン」ってなにそれ?美味しいの?
あの豆100%麺の「ZENB(ゼンブ)」から今度はパンが!驚きの「ふわもち」食感

「黄えんどう豆」100%で作ったパスタでおなじみの「ZENB」から、今度はパンが発売に。その名も「まるごと豆粉パン」。コレがちょっと驚くほど美味しかったのでご紹介。

パスタと同じく「黄えんどう豆」を原料に、小麦粉を使わないグルテンフリーなことはもちろん、卵やバターなど動物性の材料を一切使わずに“もっちりふっくら”を実現。最近見かけることが多くなった「米粉パン」ともまた違う、「新たなジャンル」の誕生ですね。

パスタだけじゃない、ついに「パン」まで!

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もともとワタシは、ここ数年、ZENBの豆麺(パスタ)のリピーターです。

50代になったという年齢や、かなりのふっくら体型ということもあり、パスタを食べるときは常に罪悪感がつきまとっていました。そんな時、グルテンフリーで糖質もオフ、さらに女性に嬉しい食物繊維や鉄分も豊富……という「ZENBヌードル」を知り、これはイイ!と飛びついた次第。

で、実際食べてみるとこれが色んな意味で、めちゃめちゃよかった! きっかけは「栄養」の側面でしたが、今はその「味」と「利便性」で、常にストックを欠かせない食材に。kufuraの記事でも、そのリピートっぷり(とレシピ)を紹介したほどです。

で、その「黄えんどう豆」を使って今度はパンを出す!というではないですか。

パンもパスタと同様、常に「なんだか罪悪感が伴う」食べ物だけに興味津々。……ということで、製品発表会に参加してみました。

豆粉パンは「くるみ&レーズン」「カカオ」「3種の雑穀」の3種類

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今回発売された「まるごと豆粉パン」は全部で3種類。「くるみ&レーズン」「カカオ」「3種の雑穀」と、それぞれに合わせたい食事や、食べたいシーンに幅をもたせたラインナップになっています。

試食してみてまず驚いたのは「もっちり&ふわふわ」の食感。なぜ小麦を使わずに、豆からコレができちゃうの? と、疑問に思わずにはいられないほど。

パン屋さんでその日に焼かれたものではなく、「個包装」され、配送されてくるパンでこの美味しさは、かなり優秀だなあと。

加えて原材料をみると、保存料など無添加なのに賞味期限は常温で1か月以上。パッケージには「賞味期限の長いパンです」という表示までありました。

買ったらすぐ食べなくちゃ!冷凍しなくちゃ!ではなく、しばらく常温でストックしておけることもまた、食べるシーンを増やしてくれます。

ゼンブブレッド くるみ&レーズン 274円
ゼンブブレッド カカオ 274円
ゼンブブレッド 3種の雑穀 274円

3種類を食べてみたワタシなりの「こういう場面で食べたい」は……

くるみ&レーズン:くるみのカリッと感とレーズンの風味が楽しい。これはトースターで焼いて、ふかふかにして朝食に(なんならバターもしっかり塗りたい!←ヘルシー感は台無し……)。

カカオ:ほんのりとした甘さとかすかな苦味も感じる、オトナな甘味。食事にはもちろんだけど、ランチを取り損ねたときの間食(おやつ)とか、残業で小腹がすいたっていうときに、バッグにあると、もしくは会社にストックしておいても嬉しい。子どもの塾前ごはん、などにもいいのでは?

3種の雑穀:一番食べごたえがあった印象。ごま、キヌア、アマニ、雑穀のそれぞれが口の中でぷちぷちと主張して、十分の満足感。具だくさんの野菜スープや肉料理に合わせて夕食に。

開発にはなんと4年の月日が!

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「ZENB」ブランドは、2020年に「黄えんどう豆100%」の丸麺の発売をスタート。現在ではシリーズ累計1,800万食を突破、多くの人にその魅力が広まっています。

これは「黄えんどう豆」という栄養豊富でうす皮まで捨てることなく使える、「スーパーフード」に出会ったことが大きいそう。

日本人の多くは「豆はカラダにいい」ということはなんとなく知っています。でも現代の食生活では、豆をしっかり摂取するのはなかなか難しいのが現実。この「豆100%麺」の登場は、カラダに意識が向いている多くの人に刺さったのだと思います。もちろんワタシもそのひとり。

 

実は今回発売の「豆粉パン」も、2019年のブランド創設当時からその開発がスタートしていたそう。

ただ麺を作る以上に「豆を、美味しいパンにする」という壁は高く……結果、商品化までには4年という時間が必要だった、と。

(左から)ブレッド商品企画担当・金田志穂さん、カカオ開発担当・水田瑛里佳さん、3種の雑穀・くるみ&レーズン開発担当・市川絵梨さん

開発に携わった3名からは、苦労したエピソードが出てくる出てくる。

「豆特有の匂いが強く、研究室で同僚から苦情がきたことも」「試作は実に1,000回以上。乳酸菌を加えることでまろやかさをアップさせたりと、さまざまな原材料の組み合わせを試してやっと今のカタチに」

などなど、小麦粉=グルテンに頼らずに“美味しい”パンを作る、ということの難しさがひしひしと伝わってきました。

パンの底面には、しっかりした焼き目が!たしかにこの香ばしさ、市販の「パックされた」パンには、あまりなかった気がします。

「より美味しく」のために工夫したことを最後にひとつ、教えてもらいました。

豆粉パンの底面を「焼きすぎちゃったの?」というくらい、少し焦げ気味にしていること。これはもちろん「あえて」で。

この焼き目の“香ばしさ”が加わることで、パンの美味しさがより増幅して感じられるのだそう。細かい工夫がすみずみまで!

「新しい主食」を目指して

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私たちの食生活。日本では米農家の高齢化から廃業が進んでいて、主食である「米」の生産量はどんどん減少中。実は、将来がかなり不安な状況……と、つい最近TVのドキュメンタリー番組で知りました。

そんな時代に成長しているブランド「ZENB」がかかげているのは、「新しい主食」の考え方。

・積極的に食べることで、人が健康になっていく主食
・素材のおいしさを楽しむことで、社会が豊かになっていく主食
・可能なかぎり無駄を省くことで、環境負荷を減らしていく主食

これまでの食生活・食習慣をそのまま続けるのではなく、将来も見据えながら、今の暮らしにフィットする食材や食べ方を、それぞれが選択していくことが必要な時代、なんですよね。

そんな私たちの選択肢を増やしてくれる「ZENB」の、豆100%麺や豆粉パンシリーズ、今後の展開も楽しみです。

「まるごと豆粉パン」は、ZENBの公式サイト(https://zenb.jp/pages/bread)、楽天やAmazonなどネット通販のほか、「b8ta  Tokyo-Shibuya」、「b8ta Osaka-Hankyu Umeda」の店舗でも取り扱いがあります。

【取材協力】ZENB JAPAN

編集長・佐藤明美
編集長・佐藤明美

趣味は料理、スポーツ観戦と旅に出ること。食いしん坊。『Oggi』や『美的』で美容やファッション担当として20年ほど女性誌を編集、2018年からkufura編集長に。2021年4月〜2022年10月にはラジオJ-WAVEで毎朝の生番組のナビゲーターも。インスタグラム@sizukuishii

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