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食べる派が約6割!あなたは「焼鮭の皮」食べるor食べない?栄養面のメリットについても聞きました

家族や友人と一緒に食事をしていて、「え、それ食べるんだ(食べないんだ)!?」とちょっとびっくりするとき、ありますよね。美味しく食べるのが一番ですが、自分は少数派なの?みんなはどうしてるのかな?とちょっと気になることも。そこで『kufura』では、さまざまな食品について「食べる?食べない?」を調査。そして、管理栄養士の宮崎奈津季さんに、食べる/食べないことでのメリットなどについても聞いてきました!
今回は「焼鮭の皮」。20代以上の男女500人に聞いた、食べる派・食べない派の割合は?

「食べる派」が「食べない派」の約2倍という結果に!

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結果はこのようになりました。

食べる:58%、食べない:29%、そのときによる:13%

それぞれの意見を見てみましょう。

食べる派の意見

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「パリパリしてて美味しいから」(41歳女性/主婦)

「パリパリの食感と魚の油っぽさが味わえます。身と同じくらい好きです。家族のも食べたりします」(52歳男性/コンピュータ関連技術職)

「身と皮の境目がおいしいから」(42際女性/総務・人事・事務)

とにかく美味しいから好きなんです!という人、

「美味しい。 栄養がある。フードロスを出したくない」(43歳女性/その他)

「身と皮の間が一番栄養があるのと、皮は焼くとパリパリとして美味しいです」(48歳女性/主婦)

「コラーゲンが摂れる」(56歳女性/総務・人事・事務)

「皮の中には栄養素が豊富に含まれているので食べないと損した気分になる」(35歳男性/学生・フリーター)

栄養があるって聞いたので……という人、

「食べられる物なのに食べないのはもったいないから」(58歳男性/その他)

「除くのが面倒くさいから」(47歳男性/その他)

もったいない、面倒だからそのまま食べちゃう、という人も。

食べない派の意見

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「見た目が嫌い」(47歳男性/営業・販売)

「見た目が苦手なので食べません」(52歳女性/主婦)

皮の見た目が苦手という人がいる一方、

「脂っぽくて好きじゃないから」(28歳女性/主婦)

「美味しくないから」(38歳女性/コンサルタント)

「生臭いから」(49歳女性/総務・人事・事務)

好きな人にはたまらない魚の脂や香りも苦手な人にはツラいよう。

「食べる習慣がないから」(32歳女性/その他)

「固いし、焦げていることが多いので体に悪そうだから」(51歳女性/主婦)

「皮の食感がなんか嫌だ。焼鮭だけでなく、鳥の皮も苦手」(48歳女性/学生・フリーター)

そのほかにも、コゲが気になる人、食感が……という人などさまざまでした。

「そのときによる」派の意見

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「気分による」(52歳女性/その他)

「バター焼きの時は食べる」(64歳男性/その他)

「焼き焦げが少ない時」(52歳男性/その他)

「パリッと焼けていて美味しそうな時」(48歳女性/出版・マスコミ関係)

「パリパリに焼けていたら食べる、焦げすぎていたりフニャフニャだったら食べない」(48歳女性/総務・人事・事務)

焼け具合による、美味しそうなら食べる、などの意見が多かったですが、

「外出先ではあまり食べない」(31歳男性/その他)

「周りが食べていたら自分も食べる」(22歳女性/公務員)

「家でなら食べる」(51歳男性/その他)

家では食べるけど外では食べない、周りの人に合わせる、という人も。

「柔らかいときは食べる」(80歳男性/その他)

食べない派の意見でも、高齢の方が「固いので食べない」と答えていたケースがありました。身の部分に比べて歯ごたえがあるので、食べにくいと感じる場合もあるようです。

管理栄養士の意見は?

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管理栄養士の宮崎さんに、食べる/食べないことでの栄養面でのメリットやデメリットを伺いました。

「鮭の皮は基本的に食べられます。栄養面では、ビタミンA、ビタミンD、ビタミンEなどを含んでいます。また、DHA・EPAといったオメガ3脂肪酸も含まれています。身も皮も一緒に食べることで、より多くの栄養素を摂取することができるというわけです。

さまざまな栄養素が含まれている鮭の皮ですが、焦げすぎている部分は避けるのがベターです。魚の焦げには、発がん性物質で知られているヘテロサイクリックアミン類(HCAs)がわずかに含まれています。

食べてしまったからといってすぐに体に影響が及ぶわけではありませんが、気になる方は焦げの部分を取り除いておきましょう」

 

いかがでしたか? 食べる、食べない、そのときによる、とそれぞれの意見の方に理由を聞いてみると、納得する部分も多かったのではないでしょうか。家族や友達にも、「あなたはどっち?その理由は?」と尋ねてみると、意外な発見があるかもしれませんね!

 

【参考文献】
・一般社団法人日本食品分析センター:「食品加工中に生成する有害化学物質~ヘテロサイクリックアミンからアクリルアミド~、Vol.3 No.23(2010)、https://www.jfrl.or.jp/storage/file/news_vol3_no23.pdf
・日本食品標準成分表2020年版(八訂)


【取材協力】宮崎奈津季

管理栄養士・薬膳コーディネーター。介護食品メーカーで営業を2年間従事した後、フリーランスの管理栄養士に。料理動画撮影やレシピ開発、商品開発、ダイエットアプリの監修、栄養価計算などの経験あり。 現在は、特定保健指導、記事執筆・監修をメインに活動中。

※「崎」は正式には立つ崎(たつさき)です

HP:https://www.mnatsuki.com/
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