「春の使者」ふきのとう
nullふきのとうを見かけるようになると春の訪れを感じます。神楽坂野菜計画では、ハウス栽培のものに加えて、静岡や青森、北海道など、山で採取する天然のふきのとうも取り扱っています。産地が変わりながら、5月頃まで店頭に並ぶそうです。
つぼみが固いものが苦みが少ない
つぼみが開いてくると苦みが強くなるので、選ぶ際は、つぼみが固く閉じていて、小ぶりのものがおすすめ。乾燥に弱く、保存があまりきかないので、購入したらなるべく早く食べるようにしましょう。
おすすめの食べ方は?
ふきのとうにはミネラルや食物繊維が豊富に含まれています。ふきのとう特有の苦みはポリフェノール類によるもので、新陳代謝を活発にし、食欲増進や消化促進効果があると言われています。
ただ、アクが強いので食べ過ぎには注意が必要です。苦みが苦手な場合は、塩茹でしてアクを抜いてから、おひたしやあえ物にするとおいしく食べられます。
また、油と相性が良いので、天ぷらにすると独特の苦みが和らぎ、食べやすくなります。ほかにも味噌とあわせたふき味噌などもポピュラーな調理法ですが、お店の方のイチオシはずばりオムレツなんだとか!
刻んだふきのとうを油で炒め、卵でとじることによって苦みが軽減され、まろやかな味わいになるのだそう。オムレツのように成形するのが面倒であれば、スクランブルエッグのようにさっと卵と合わせるだけでもOK。手軽でおいしそうですね!
自宅で定番の天ぷらにしてみました。独特の苦みがまさに大人の味わいといった感じで、おつまみとしても楽しめます。ハーブソルトやブラックペッパーをふるのもおすすめですよ。今の季節ならではの味を楽しんでくださいね。
3月の畑通信:フリルレタスの苗づくり
nullハウスでレタスの苗育てが始まっています。レタスは防虫対策が肝心! 防虫ネットをかけながら育苗し、畑に4月に植え、5月に収穫予定です。
レタスは湿度が高い状態を嫌うので、畑では高畝(畝を高くした状態)にし、白いマルチ(土にかぶせるシート)をかけて育てます。土の中の温度が上がりすぎて、蒸れた状態になるのを避けるためです。このように、作物ごとに育て方や土づくりもさまざまです。
1年間でどの作物をいつ育てるか、収穫までの計画を立て、種まきや植え替えのタイミングをはかりながら進めていますが、もちろん気象条件などによりその通りに行かないことも多々あり。工夫と勉強の毎日です!
【取材協力】
神楽坂野菜計画
東京都、神楽坂にある八百屋さん。取り扱うのは、全て農家直送の無農薬栽培/特別栽培の野菜。野菜のほか、無添加調味料・お店の野菜を使用したオリジナル食品などの開発も。
年間700種類、常時250種類の野菜・加工品を揃える一方、東京都日の出町にて自社農園も経営し、サラダハーブなどの栽培にも取り組む。
公式ホームページ:https://yasaikeikaku.com/
公式Instagram:https://www.instagram.com/kagurazaka_yasaikeikaku/