まだまだ寒い毎日だけど、春野菜が登場しています!
nullこんにちは。楠みどりです。
春の訪れを告げる菜花。独特のほろ苦さが楽しめる春野菜です。『神楽坂野菜計画』では、菜の花の他にも、小松菜やルッコラの菜花も取り扱っています。オータムポエムと呼ばれるアスパラ菜もおすすめとのこと。
おおむね11月から4月にかけて出荷されますが、ピークは1月から3月です。
菜の花の選び方と保存方法
null菜花全体で、茎にハリがあり、みずみずしいものを選ぶようにしましょう。鮮度が落ちると茎の切り口に「す」が入ってきたり、乾燥したりするので、茎をチェックするのがポイントです。
花がついている場合は、つぼみが開いておらず、きゅっと締まっているものを選ぶと良いそうですよ。
菜花にはカロテンが豊富に含まれており、免疫力アップも期待できると言われています。他にもビタミンCや葉酸、カルシウム、鉄分なども含まれていて、栄養価の高い野菜!
乾燥しないよう、保存する際は、湿らせたキッチンペーパーに包み、冷蔵庫の野菜室で保存しましょう。食べるまで時間がある場合は、根元の固い部分を少しカットして、根元から固めに茹で、葉と茎に分けて冷凍保存しておくと使いやすく、栄養損失も防げます。
おすすめの食べ方は?
nullごま和えやおひたしにするのが定番ですが、お店の方のおすすめの調理法はパスタやお味噌汁、天ぷらなんだそう。ベーコンなどと一緒に炒めてパスタにすると、ほろ苦さがやわらいで子どもでも食べやすくなりそうですね。
菜花を使ったメニューで、ぜひ食卓から春を感じてみてくださいね。
2月の畑通信:雑草をあえてそのままにするワケ
nullこんにちは! 畑通信担当の浅利です。
寒い時期の畑では、このように土に生えた雑草をそのままにしておくことも多いです。なぜだと思いますか?
冬に生える雑草は、背が低くて地を這うように成長する種類が多いことが特徴です。先月は畑の土づくりについてご紹介しましたが、せっかくこのように成分などを調整して作り上げた土も、強い雨や風があると流出してしまいます。
実はこのような地表を覆うタイプの雑草は、雨や風から土を守ってくれる存在でもあるんです。地面が草ひとつない状態であることがいいとは限らないんですね。
ほかにも、雨が降った後の地面がぬかるむのを予防できたり、作物とともに雑草の根が地中に伸びることで、酸素の循環が生まれて微生物の活動が活発になったりといった効果もあります。
ちなみに、春~夏はイネ科など背の高い雑草が増えます。これらが密集して生えると作物の周りの湿度が高くなって病気の原因になったり、日照を邪魔したりするので、きちんと取り除かなければなりません。
「雑草」とひと口に言っても、季節や種類により付き合い方もいろいろ。自然の力も借りながら、元気な野菜を育てています。
【取材協力】
神楽坂野菜計画
東京都、神楽坂にある八百屋さん。取り扱うのは、全て農家直送の無農薬栽培/特別栽培の野菜。野菜のほか、無添加調味料・お店の野菜を使用したオリジナル食品などの開発も。
年間700種類、常時250種類の野菜・加工品を揃える一方、東京都日の出町にて自社農園も経営し、サラダハーブなどの栽培にも取り組む。
公式ホームページ:https://yasaikeikaku.com/
公式Instagram:https://www.instagram.com/kagurazaka_yasaikeikaku/