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爽やかな香りが料理のアクセントに!おいしい「セロリ」の見分け方と上手な葉の活用方法【旬の野菜通信 1月】

野菜ソムリエプロの料理家・楠みどりさんと、自社農園も持ち、全国の選りすぐりの野菜を集める八百屋さん「神楽坂野菜計画」がコラボ! 「おいしく野菜を食べてほしい!」と誰よりも願う野菜のプロに、それぞれの野菜の選び方やおすすめの食べ方などの豆知識を伝授してもらう連載です。これを読んだらもっとたくさん野菜を食べたくなること間違いなし!

今回は、セロリをご紹介。スーパーでは1年中手に入りますが、実は冬から春にかけてが旬の野菜です。どんなセロリを選んだらおいしい? 余りがちな葉はどう使ったらいい? という疑問に答えてもらいました。

おいしいセロリの選び方

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こんにちは。楠みどりです。1月の「神楽坂野菜計画」には、冬野菜のほかにもりんごやいちご、柑橘類などが店頭に並んで華やか! 菜の花など、少しずつ春の訪れを感じるような野菜も並び始め、眺めているだけでも楽しい気分になります。

さて、今回は「セロリ」を取り上げます。

一般的なセロリの旬は11月~5月。この日、お店には愛知県産の「あまっ娘セロリ」という品種が並んでいました。このセロリは12月~2月頃が一番おいしいそう。茎部分まで緑が濃く、甘くて筋も少ないのが特徴です。

スーパーでよく見かけるセロリはもう少し茎が白っぽいものが主流ですが、この緑色のセロリは味が良い反面、育てるのが少し難しいのだそうです。夏の間に根にしっかりと栄養を蓄えるおかげで、寒くなり収穫時期が近くなるとぐんと大きく伸びるそう。見るからに元気いっぱいのセロリでした。

一般的なセロリでも、選ぶ際は、葉が濃い緑色で、茎の部分は太くて肉厚、筋と筋の間が盛り上がっているくらいのものがおいしいそう。

保存は葉と茎を分けるのがコツ

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セロリは乾燥に弱いので、保存する際は葉と茎に分けてそれぞれキッチンペーパーに包んだものをポリ袋に入れて冷蔵保存します。

さらに、調理する前にセロリの根元を水の入った瓶などに入れておくとシャキッとするそう。また、葉の部分はそのままフリーザーバッグに入れて冷凍するとパリパリになるので、スープの彩りや香りづけに重宝します。葉の部分も栄養豊富なので、ぜひ捨てずに活用してくださいね。

お店の方のおすすめのセロリの使い方は、カレーなどの煮込み料理。ローリエなどのハーブの代わりになって、風味豊かに仕上がるのだそう。もちろん生で食べてもおいしいので、タコなどと合わせてマリネにするのもおすすめです。

みずみずしく甘い旬のセロリ、私もこの冬にたくさん食べたいと思います!

1月の畑通信:厳しい寒さの中でケールが元気に育っています!

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こんにちは! 畑通信担当の浅利です。

東京都日の出町の畑も本格的に冬! 朝はマイナス5℃くらいまで下がります。朝の収穫は早い日だと午前7時くらいからスタートしますが、そのときの畑はこんな感じ。真っ白な霜が朝日を受けてキラキラ輝く、美しい光景が見られます。

このように、毎朝凍って昼には溶ける、というのを繰り返すことでどんどん甘みを蓄えていくんです。そのせいで「しもやけ」のように葉先が黄色く変色してきますが、これは鮮度が低くなっているのではなく最高においしい状態であることを意味しています。野菜を選ぶときはそんな点にも注目してみてくださいね。


【取材協力】

神楽坂野菜計画

東京都、神楽坂にある八百屋さん。取り扱うのは、全て農家直送の無農薬栽培/特別栽培の野菜。野菜のほか、無添加調味料・お店の野菜を使用したオリジナル食品などの開発も。

年間700種類、常時250種類の野菜・加工品を揃える一方、東京都日の出町にて自社農園も経営し、サラダハーブなどの栽培にも取り組む。

公式ホームページ:https://yasaikeikaku.com/
公式Instagram:https://www.instagram.com/kagurazaka_yasaikeikaku/

楠 みどり
楠 みどり
フードコーディネーター、野菜ソムリエプロ
出産後、幼児食インストラクターの資格を取得し、企業のレシピ開発やコラム執筆、フードスタイリングや料理教室講師などに携わる。子どもと一緒に楽しめる家庭料理を提案し、子どもの健やかな味覚を育てるための出張つくり置きサービスなども行う。公式ブログ
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