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見た目華やか、甘さも抜群!カラフル大根を試してみよう【旬の野菜通信 12月】

野菜ソムリエプロの料理家「楠みどり」さんと、自社農園も持ち、全国の選りすぐりの野菜を集める八百屋さん「神楽坂野菜計画」がコラボ! 「おいしく野菜を食べてほしい!」と誰よりも願う野菜のプロに、それぞれの野菜の選び方やおすすめの食べ方などの豆知識を伝授してもらう連載です。これを読んだらもっとたくさん野菜を食べたくなること間違いなし!

代表的冬野菜の「大根」ですが、実はいろんな種類があります。旬の時期だからこそ数多く出揃うので、いろいろな大根を試してみるのはいかがでしょうか。

皮も中も真っ赤!みずみずしい「紅くるり」

こんにちは。楠みどりです。

冬の神楽坂野菜計画では、一般的な白くて長い大根のほかにも、見た目にも楽しいカラフルな大根がそろっています。赤い大根、皮が黒くてカブのような見た目の黒丸大根、ビタミン大根と呼ばれる緑色の大根なども並んでいて、眺めているだけでも楽しい!

中でも、ずんぐりとしてお芋のような見た目の紅くるり大根は、皮だけでなく果肉も鮮やかな紅色で、辛みが少なく、みずみずしいのが特長。

大根はアミラーゼ、プロテアーゼなどの消化酵素を含んでおり、肉や魚などと一緒に食べると消化を助けてくれます。また、赤大根の色素はアントシアニンを含み、抗酸化作用が期待できますよ。

大根の選び方と保存方法

大根を選ぶ際は、表面にハリがあってずっしりと重いものが良いのだそう。保存する際は、乾燥を防ぐために濡れた新聞紙に包んでからビニール袋に入れ、冷蔵庫へ。

こんな食べ方がおすすめ!

紅くるりは辛みが少ないので、サラダや漬物にするなどまずは生食で。また、加熱するとぐんと甘みが増すので、お店の方はスープに入れたり、大根ステーキにしたりするのもおいしいと教えてくれました。

産地の方によると、ひと口大に切ったお餅と大根を素揚げして、だしにひたした揚げびたしなんだとか。白いお餅と紅色の大根の組み合わせは、見た目にもおめでたい感じがするので、お正月にぴったりですね。

生で食べるのと煮る以外で、揚げるというのはなかなか思いつきません。こんな風に、生産者さんならではのおいしい食べ方を教えてもらえるのも嬉しいですね! 私も早速試してみたいと思います。

12月の畑通信:ケールっていろんな種類があるんです!

畑通信担当の浅利です! サラダハーブのミックスパックは、季節によって少しずつ内容が変わっています。

今は、「ツリーケール」という葉が白い品種が入っています。寒くなるにしたがって鮮やかな白さが増すので、今がいちばん色もきれいでおいしい時期。

だいたい11月中~3月くらいまで収穫できます。ケールは苦いというイメージがあると思いますが、この品種はキャベツに似た食べやすい味です。

このほかにも季節によりフリル系、赤いもの、ピンク色のものなどいろいろなケールが出てくるので、見かけたら試してみてくださいね。


【取材協力】

神楽坂野菜計画

東京都、神楽坂にある八百屋さん。取り扱うのは、全て農家直送の無農薬栽培/特別栽培の野菜。野菜のほか、無添加調味料・お店の野菜を使用したオリジナル食品などの開発も。

年間700種類、常時250種類の野菜・加工品を揃える一方、東京都日の出町にて自社農園も経営し、サラダハーブなどの栽培にも取り組む。

公式ホームページ:https://yasaikeikaku.com/
公式Instagram:https://www.instagram.com/kagurazaka_yasaikeikaku/

楠 みどり
楠 みどり
フードコーディネーター、野菜ソムリエプロ
出産後、幼児食インストラクターの資格を取得し、企業のレシピ開発やコラム執筆、フードスタイリングや料理教室講師などに携わる。子どもと一緒に楽しめる家庭料理を提案し、子どもの健やかな味覚を育てるための出張つくり置きサービスなども行う。公式ブログ
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