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おいしい芋の見分け方は?じゃがいもは「寝かせ」も大切でした【旬の野菜通信 10月】

野菜ソムリエプロの料理家×自社農園も持ち、全国の選りすぐりの野菜を集める八百屋さんがコラボ! 「おいしく野菜を食べてほしい!」と誰よりも願う野菜のプロに、それぞれの野菜の選び方やおすすめの食べ方などの豆知識を伝授してもらう連載です。これを読んだらもっとたくさん野菜を食べたくなること間違いなし!

今回は「じゃがいも」。昔からおなじみの男爵&メークイン以外にも、今は多くの品種を見かけるようになりました。今回は、お店のイチオシ品種「キタアカリ」を中心にご紹介します。

おいしいじゃがいもの選び方

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こんにちは。楠みどりです。煮ても焼いても揚げてもおいしいじゃがいもは、娘も私も大好物。

『神楽坂野菜計画』で今イチオシなのは、自社農園で栽培されているキタアカリという品種。男爵とメークインの間くらいの肉質で、ほどよくホクホクした食感。カレーや肉じゃがにむいているそうです。

じゃがいもは、傷がなく、なめらかなものを選びます。じゃがいもの芽や、日光に当たって皮が緑色になっている部分にはソラニンという毒素が含まれているので、もしあれば調理する時は取り除いてから使いましょう。

小ぶりのものは皮に香りがあるので皮付きのままで調理するのがおすすめですよ。じゃがいもは、掘りたてよりほどよく冷暗所で寝かせて熟成させると、甘みが増しておいしくなるそうです。

いろいろな種類のじゃがいもにワクワク!

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キタアカリやインカのめざめなどは最近ではよく見かけるようになりましたが、ノーザンルビー、ピルカ、グランドペチカなど、店内には珍しい品種も並んでいて興味津々!

お店の方におすすめの調理法などを聞きながら、珍しい品種にトライしてみるのも楽しいですね。赤、紫、ピンク、黄色など、色味がきれいなじゃがいもは、バーニャカウダやチーズフォンデュに使うと華やかになりそう。

それから、買ってきたじゃがいもは、すぐに食べるなら室温保存でOKですが、長期保存したい場合は新聞紙に包んで冷蔵庫に入れておくと甘みが増すなど味の変化が楽しめるんだそうです! 早速実践したいと思います。

じゃがいもの主成分はでんぷんで、ビタミンCも豊富です。もともとビタミンCは熱に弱いのですが、でんぷんに包まれているので、保存時や加熱時に壊れにくいのが特徴です。食物繊維も豊富なヘルシー野菜なんですよ。

10月の畑通信:露地栽培のルッコラがすくすく成長中

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こんにちは。畑通信担当の浅利です。先日、ルッコラの苗を植えました。ここから1カ月後くらいで収穫できます。これからの時期は、甘みが増してくる葉物野菜が旬!

この農園では、無農薬、無化学肥料で野菜を育てています。そのためには土づくりが命。柔らかさ、土の中の栄養や微生物などの働きをバランスよく整えてあげると、野菜が本来の力を発揮して元気に育ちます。日本一のルッコラを目指して、日々研究に励んでいます。


【取材協力】

神楽坂野菜計画

東京都、神楽坂にある八百屋さん。取り扱うのは、全て農家直送の無農薬栽培/特別栽培の野菜。野菜のほか、無添加調味料・お店の野菜を使用したオリジナル食品などの開発も。

年間700種類、常時250種類の野菜・加工品を揃える一方、東京都日の出町にて自社農園も経営し、サラダハーブなどの栽培にも取り組む。

公式ホームページ:https://yasaikeikaku.com/
公式Instagram:https://www.instagram.com/kagurazaka_yasaikeikaku/

楠 みどり
楠 みどり
フードコーディネーター、野菜ソムリエプロ
出産後、幼児食インストラクターの資格を取得し、企業のレシピ開発やコラム執筆、フードスタイリングや料理教室講師などに携わる。子どもと一緒に楽しめる家庭料理を提案し、子どもの健やかな味覚を育てるための出張つくり置きサービスなども行う。公式ブログ
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