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旬のシャキシャキ「水菜」はぜひ生で!上手な保存方法も【旬の野菜通信 11月】

野菜ソムリエプロの料理家×自社農園も持ち、全国の選りすぐりの野菜を集める八百屋さんがコラボ! 「おいしく野菜を食べてほしい!」と誰よりも願う野菜のプロに、それぞれの野菜の選び方やおすすめの食べ方などの豆知識を伝授してもらう連載です。これを読んだらもっとたくさん野菜を食べたくなること間違いなし!

11月の旬の野菜、1つ目は冬が旬の「水菜」。鍋物にも最適ですが、この季節はみずみずしさを味わう生食がおすすめ! しんなりしがちな水菜の保存方法も教えてもらいました。

新鮮さはピンと張った葉のみずみずしさで判断

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こんにちは。楠みどりです。今回は「水菜」を取り上げます。

水菜は、近年では通年市場に出回っていますが、本来の旬は今から2月ごろまで。水菜はあっさりとした味わいとシャキシャキとした食感が魅力の野菜です。カロテンやビタミンCが豊富で、カルシウムや鉄などのミネラル類や食物繊維も多く、栄養的にもバランスの取れた緑黄色野菜なんですよ。

水菜を選ぶ際は、葉の緑色が鮮やかで葉の先までみずみずしいものを選ぶようにしましょう。株が大きく、茎にも傷などがなく、白くつややかなものがおすすめ。2~3日でしんなりしてしまうので、なるべく早く食べきるようにしましょう。

保存は水気を除くのがポイント

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水菜は水気で傷みやすいので、水分を拭いた後、できればお店で売られていたときの袋に入れて冷蔵庫で保存するのが良いそう。

実は葉物野菜の袋は、新鮮さを保つ加工がされていることが多いんです。一般的なポリ袋に入れ替えるより長持ちしやすいので、ぜひ上手に活用してくださいね。

冬の水菜はぜひサラダでも!

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冬は水菜を鍋に入れて食べるという方も多いと思いますが、特に旬の時期はサラダでも楽しんでください!

お店の方によると、にんにくとベーコンを炒めたものを、オイルごと、カットした生の水菜にじゅわ~っと回しかけて食べるのがおすすめだそう。また、生産者さんのおすすめはカサが減ってたっぷり食べられる卵とじなんだとか。

どちらも簡単に作れて、あと一品欲しいという時にもぴったりですね。水菜はクセが無く、野菜が苦手なお子さんでも食べやすいので、私も普段の食卓に積極的に取り入れたいと思います。

11月の畑通信:ルッコラが元気いっぱいです!

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こんにちは! 畑通信担当の浅利です。東京都日の出町にある農園から、畑や野菜についてレポートします。

前回ご紹介したルッコラがすくすく成長しています!

「オーガニックエコフェスタ」という全国から有機農家が集まるイベントがあるのですが、そこで行われた野菜の栄養価を競い合うコンテストで、ルッコラ部門優秀賞を受賞! 自慢のルッコラです。平均と比較して、ビタミンC2倍、抗酸化力3倍、糖度2倍、エグ味はなんと40分の1。ぜひ試してみてださい!

冬は葉野菜がおいしい季節。甘みが増し、栄養価も高く、食べるだけで元気がもらえる緑の野菜を、積極的に食卓に取り入れていってほしいです。


【取材協力】

神楽坂野菜計画

東京都、神楽坂にある八百屋さん。取り扱うのは、全て農家直送の無農薬栽培/特別栽培の野菜。野菜のほか、無添加調味料・お店の野菜を使用したオリジナル食品などの開発も。

年間700種類、常時250種類の野菜・加工品を揃える一方、東京都日の出町にて自社農園も経営し、サラダハーブなどの栽培にも取り組む。

公式ホームページ:https://yasaikeikaku.com/
公式Instagram:https://www.instagram.com/kagurazaka_yasaikeikaku/

楠 みどり
楠 みどり
フードコーディネーター、野菜ソムリエプロ
出産後、幼児食インストラクターの資格を取得し、企業のレシピ開発やコラム執筆、フードスタイリングや料理教室講師などに携わる。子どもと一緒に楽しめる家庭料理を提案し、子どもの健やかな味覚を育てるための出張つくり置きサービスなども行う。公式ブログ
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