出回る期間の短い生の落花生、ぜひこの時期に
nullこんにちは。楠みどりです。これから1年間、野菜についての様々な知識を勉強できるとのことで、とても楽しみにしています。
さて、初めて訪れた東京・新宿区の八百屋さん「神楽坂野菜計画」の店頭には、今日もピカピカの野菜がもりだくさん! 今回は、スーパーではなかなか見かけないけれど、知る人ぞ知るおいしさだという生の落花生について教えてもらいました。
このオオマサリは落花生の中でも大粒の品種。旬はおおよそ9月から10月いっぱいの野菜です。現在店頭にあるものは山梨県甲州市産のもので、このあと、千葉産のものも登場するそうです。
このお店でも大人気の商品で、店頭に並ぶとすぐに売り切れてしまうほどだとか! スーパーではなかなか手に入らないと思いますが、見かけたらぜひ試してみてください。
おすすめの食べ方は「茹で落花生」!
nullおすすめの食べ方はシンプルな塩茹で。水から火にかけて20分くらい茹でると、少ししゃりっとした食感と甘みが楽しめます。もっと柔らかい食感が好きな方は、ちょこちょこ味見をしながら茹で時間を延ばして調整してください。
落花生は鮮度が命。もしすぐに食べ切れない場合は、茹でてから冷凍するのがおすすめです。殻付きのまま茹でて冷凍すると1年くらい保存できるので、この時期にまとめ買いして冷凍庫に保存している“生落花生ファン”も多いそうですよ。
茹でた落花生をブレンダーなどですりつぶし、自家製のピーナッツバターにしても贅沢なおいしさが楽しめます。
おいしい落花生の見分け方
null・殻にハリがあって固いものが良い。触ってみて柔らかいものは実が詰まっていない場合も。
・こんな風にぎゅっと実が詰まっているのがおいしさの証!
初めての生落花生は感激のおいしさ
nullこんなに大粒の落花生は初めて見ました! おつまみとして食べるような、すでに乾燥したピーナッツのイメージしかなかったので、ほんのり薄いピンクの皮に包まれた実が隙間なくぎゅっと詰まっている様子に感激。
早速自宅でも塩茹でして食べてみたところ、火の通り具合によってしゃりっとした歯ざわりや、お芋のようなホクッとした食感が楽しめました。
産地ではおなじみの食べ方のようですが、普段あまりなじみのない私にはまさに新感覚。噛みしめるほどに甘みと旨味が溢れ、手が止まりませんでした! 店頭に並ぶとすぐに売り切れるというのも納得。家族にも好評であっという間に食べきってしまいました。
落花生には抗酸化作用の高いビタミンEや血中コレステロールを低下させるオレイン酸などが含まれています。さらに、アルコールの代謝を助けるナイアシンという成分も含まれているので、お酒のおつまみにもぴったりですね。旬のうちにぜひまた買いに行きたいです!
10月の畑通信:キクイモの花が咲きました
null「神楽坂野菜計画」では、東京都日の出町の自社農園でも野菜の栽培をしています。ここでは、毎月の畑の様子や野菜作りの楽しさをレポートしてもらいます。
こんにちは! 畑通信担当の浅利です。東京都日の出町にある農園から、畑や野菜についてレポートします。
これは10月頃に咲く可憐なキクイモの花です。4~5月に植えたキクイモの苗が夏を超えて花を咲かせ、これが咲き切って枯れたあと、11月くらいからが収穫の季節となります。
これから冬にかけてがおいしくなる根菜類。今年はこのほかにもビーツやかぶなどを栽培しています。収穫が楽しみです。
浅利 直人
地元日之出町出身。農学部卒業後、砂糖メーカーを経て農業を始めて4年目。趣味は土の研究、筋トレ、ランニング、読書。日本一のルッコラ名人を目指してます!
【取材協力】
神楽坂野菜計画
東京都、神楽坂にある八百屋さん。取り扱うのは、全て農家直送の無農薬栽培/特別栽培の野菜。野菜のほか、無添加調味料・お店の野菜を使用したオリジナル食品などの開発も。
年間700種類、常時250種類の野菜・加工品を揃える一方、東京都日の出町にて自社農園も経営し、サラダハーブなどの栽培にも取り組む。
公式ホームページ:https://yasaikeikaku.com/
公式Instagram:https://www.instagram.com/kagurazaka_yasaikeikaku/