ゴールデンウィーク中の家事・育児で疲れ果てていた5月中旬、筆者がデパートの地下食品売り場で巡り合った“元気が出るほどおいしいもの”は、中島水産の『山椒香る やわらか煮穴子鮨』と『銚子のさば棒鮨』です。いずれも980円(税込)。
ママ友から「あそこのテイクアウト寿司は、手作りでおいしい」と聞いたことがあったので、足を運んでみました。
肉厚ふっくらアナゴ&身の引き締まったサバが美味!
売り場にはお寿司や刺身がズラッと並んでいましたが、我が家は食べ盛りの男の子3人がいる5人家族。夕食はとにかくボリュームが大切です。
おかずの一品にするため、シャリの密度が高そうな押し寿司を2本購入してみました。
すると、これが大当たり!
こちらは『山椒香る やわらか煮 あなご鮨』(税込980円)。
アナゴは肉厚でふっくら。ほどよい酸味のシャリは、ほのかに山椒が香り、口の中でパラパラとほどけていきます。ネタとシャリのバランスも抜群。市販のアナゴはタレが甘めなイメージがあるのですが、やさしい味付けで“酒の肴”にもピッタリでした。
アナゴが好きな子どもたちの間で争奪戦が起こり、1分で大皿から消えました。
『銚子のさば棒鮨』(税込980円)もまた、ネタが肉厚。
透き通るほど薄い白板昆布がのってギュッと身が引き締まったサバは、深みのある風味。そして、脂がのっているのに爽やかな味わいです。
このクオリティ・量で税込980円とは、ちょっと感激。
この日は、自宅にいながら“おいしいもの”を食べる高揚感を堪能できました。
後日、日曜日の午後にもう一度買いに行ったら残念ながら売り切れていました(涙)。お店の人に聞いたら当日仕込み・当日完売なので決まった数しか作っていないのだとか。
ホームページで調べてみたら中島水産の小売店は、“デパ地下”を中心に全国に64店舗あるようなので、もし近くに店舗があったら試してみてはいかがでしょうか。
北川和子
ライター。『kurura』ではビジネスマナーの取材記事、家族関係のアンケート記事を担当。美容・フィットネス記事も多く執筆している。