年代別の違いが顕著に、40代以上は「つけない派」が過半数
null今回のアンケートでは、「家で寝るとき、ブラジャーなどをつけていますか?」と質問。「つける」人には、ワイヤー入りブラやナイトブラなど、どのようなものを選んでいるか答えてもらいました。
全体での結果は以下の通りです。
・ブラジャーなどはつけない・・・130人(56.8%)
・ナイトブラ(寝るとき専用のもの)・・・29人(12.7%)
・ワイヤー入りブラ・・・27人(11.8%)
・ワイヤー無しブラ(スポーツ用のブラを含む)・・・25人(10.9%)
・ブラトップ(キャミソール、タンクトップなど)・・・17人(7.4%)
・その他・・・1人(0.4%)
全体ではブラジャーをつけない派が半数以上を占めます。リラックスして寝たい人が多いことが分かりますね。
2番目に多かったのが「ナイトブラ」。昼間につけるものよりもゆったりしたもので、睡眠中にバストが広がったり、動いたりするのを防ぐ効果があるとされます。バストが大きめの人、形が崩れるのを気にする人の使用が目立ちます。
注目したいのは年代別の傾向です。
年齢が上がるにつれて「つけない派」が多く、60代以上ではほとんどが何もつけずに寝ています。反対に20代ではつけない派が最も少なく、「ナイトブラ派」が1位となっています。
つける/つけない、それぞれの理由は?
null次にそれぞれの回答の理由を探っていきます。「つける派」の中でも選ぶブラのタイプによって、それぞれのメリットが見えてきます。
一切ブラジャーなどはつけません!
「窮屈なのが嫌だから」(28歳女性/主婦)
「締めつけ感が苦手で、寝ているときリラックスできないから」(38歳/主婦)
「息苦しい、暑苦しい、ズレるだけ」(40歳/その他)
「締め付け感が気になるのと、ストレスを感じたくないから。体のためにもよさそうだから」(50歳/総務・人事・事務)
「寝る時まで締め付けたくない。血行に悪い気がするから」(61歳/デザイン関係)
「ゴムの部分で痒くなるから」(45歳/コンピュータ関連以外の技術職)
「ナイトブラとかもってないから。普通のブラだときついから」(49歳/公務員)
「災害の時など心配だが、すぐに取れるところにあるので締め付けなく眠りたい」(57歳/その他)
特に40代以上で大半を占める「つけない派」の理由の大部分は、ブラの窮屈さ。長年つけて寝る習慣がないとの声もたくさんありましたが、災害時など、とっさの時の対処はしている人も見られました。
ナイトブラ(寝るとき専用のもの)
「スタイル維持のためにナイトブラをしています」(23歳/その他)
「寝る時だけでなく日常的にもつけられるナイトブラを購入し一日中つけている」(28歳/コンピュータ関連技術職)
「バストケアとして、ナイトブラはした方がいいと聞いたから」(36歳/その他)
「胸が大きいのでブラなしはしんどい。かといって普通のものは長時間の締め付けが辛いから」(41歳/主婦)
「ノーブラだとなんか落ちつかないし、ナイトブラだと締め付けもなく楽だから」(50歳/総務・人事・事務)
「寝坊してもよいように」(39歳/その他)
ブラをつけて寝るのは「形崩れ防止」など、バストケアを気にしているから。とはいえ、「日中につけるようなしっかりしたタイプだと締め付けが気になる」、そんな人たちにナイトブラは支持されています。
寝坊したときなど、もしものときも安心なのことも、選ばれる理由に挙がりました。
ワイヤー入りブラ
「胸の形を崩さないため」(46歳/営業・販売)
「していないと気持ち悪いから」(39歳/主婦)
「寝る時だけ違うものを付けるというのが面倒だから」(28歳/主婦)
「朝すぐ着替えられるように」(30歳/その他)
「朝ブラを付け忘れることが何度もあったから」(40歳/総務・人事・事務)
「朝起きたときブラジャーをつけるために裸になるのが嫌だから」(53歳/その他)
ワイヤー入りブラを選んだ人の大半もバストケアが目的のようですが、日中も同じタイプのものを着用しているとの声が多く見られました。ここでも、朝に取り替えずにそのまま過ごすとの回答もありました。
ワイヤー無しブラ(スポーツ用のブラを含む)
「ワイヤーがあると締め付けられているようで不快だから」(49歳/学生・フリーター)
「寝ているとワイヤーなどで脇の下など痛めたりするため、ないものを」(20歳/主婦)
「ノーブラだとスースーして落ち着かないので普段日中も使用している物をそのまま使っている」(57歳女性/その他)
「ノンワイヤーブラをいつもつけていて、寝るときも特にはずさないから」(59歳/主婦)
スポーツブラなどのワイヤー無しタイプは、ワイヤー入りよりも窮屈さがないことが選ばれる理由のようです。「ノーブラはちょっと心配」という人でも、比較的ゆったりとつけられるのがいいところですね。
ブラトップ(キャミソール、タンクトップなど)
「胸がないのでブラジャーがいらないから」(35歳/主婦)
「数年前から毎日これで快適だから」(43歳/主婦)
「締め付けるのが嫌でブラと一体化のタンクトップだと楽ちん」(46歳/その他)
「以前はブラとキャミソールを着ていましたがブラトップの楽さを知ってしまい、以降これ一択です」(55歳/主婦)
ブラジャーよりも締め付けがなくて楽ちん!とここ数年人気のカップ付きのインナー、ブラトップ。「寝るときにブラトップ派」の大半は、日中もその快適さから使用しているとの声が多く見られました。キャミソールやタンクトップも兼ねているので、お腹の冷え防止のために選んでいる人もいるよう。
今回のアンケートの結果では、若い世代ほど寝るときにブラをつけている傾向が見られました。近頃はよりよいナイトブラが開発されていて、以前よりも身近なものになりつつあるせいもあるのかもしれません。「つける派」「つけない派」それぞれの意見に「わかる~」と納得感がありますね。
ただし、寝ているときに災害などが起こって、すぐ避難する必要がある場合、「ブラをしてない!」という一瞬のためらいが避難行動に影響を及ぼすこともあるかも。ブラなし派の方は特に、災害時の対応について一度シミュレーションしておくと良いかもしれませんね。
料理家・フードエッセイスト。
大学卒業後、広告代理店で営業として勤務。大手料理教室講師を経て、兵庫県宝塚市にて料理教室主宰。その後拠点を東京に移し、料理家活動を開始。旬の野菜を使ったおばんざいを得意とする。
レシピ開発、フード関連のエッセイやコラムの執筆のほか、イベントやテレビショッピング、企業Instagramへの出演、司会進行など幅広く活動。
KEITA・服部みどりとともに料理家ユニット<C (クレッシェンドシー) のメンバー。食品メーカーへのレシピ提供、食イベント対応なども行う。
著書「カラダよろこぶ オイルおにぎり」(辰巳出版)
Instagram:@erikocookingsalon
ブログ:https://eriko-kanda.com/