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この納豆、ただものじゃない!ご飯が止まらなくなる「塩納豆」(270円)【本日のお気に入り】

昨年末に、たまに立ち寄る近所のお惣菜店で見つけ、「ナニナニ、しおなっとうってナニ!?」と好奇心で購入したのが、山形県酒田市の加藤敬太郎商店製造の『手造り塩納豆』。冷凍されカチンカチンでした。
お店の人によると、塩納豆は山形県の庄内地方で古くから食べられている郷土食品で、加藤敬太郎商店は創業230年の老舗とのこと。材料は国産大豆、こうじ、塩、昆布、納豆菌。防腐剤など添加物は一切使われていないため冷凍で販売しているのだそうです。とりあえず2袋購入してみることにしました。

日本酒の肴に、グリルした里いもやれんこんとも合いそう!

冷蔵庫で自然解凍し袋をあけると、納豆のねばねばはなく、とろ〜んとした感じ。納豆臭はほとんどなく、こうじが入っているせいかかすかに甘い香りがします。大豆の粒が色白でつやつやしているのが印象的でした。

いざ、炊きたてのご飯にON! 食わず嫌い大王ながら、納豆だけは離乳食期からほぼ毎日食べている娘(現在中学2年生)と「いただきます!」。ひと口食べて「やっばーーーいっっっ!おいしいっ!」と絶叫する娘。

なんというか、甘いようでちょっとしょっぱくもあり、そこに昆布のうまみが寄り添うような……とでも言いましょうか、とにかくご飯との絡み具合がたまらないのです。ふたり揃ってご飯をお代わりしました。これはきっと日本酒とも合うだろうなあ、根菜と和えて肴にしてもおいしいだろうなあ……と、下戸の私が思わず想像した逸品です。

ネットで見つけたら、とにかく即買い!をおすすめします

惣菜やお弁当、そして山形県産の食品を扱う『湘南フクモリ』(神奈川県藤沢市)で購入した「手造り塩納豆」(加藤敬太郎商店)270円(税込)。加藤敬太郎商店では現在、通販は行っていないようですが、インターネットで取り扱い業者の検索が可能です。また、同じく山形県庄内地方の他メーカーによる商品もあります。ただし、製造に時間がかかるのと大量生産はしていないようなので、見つけたら即買いをおすすめします!


神史子(じんふみこ)

フリー記者/編集者。料理を中心に生活情報の記事を担当。単行本の制作も行う。特技はネイティブとケンカができるレベルの英語とスペイン語。中学生の母。

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