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疲れた自分に「ご褒美的スイーツ」はいかが?【料理家・祐成陽子さんの、ずっと美味しいモノ】#11

料理家として65年。御年80歳でありながら、今だ“おいしいもの”や“料理”への探究心は衰え知らずの祐成陽子さん。祐成さんに、私たち普通のママたちが身近に買えるおいしいものを選んでいただく連載。4月は疲れを癒してくれる“ご褒美的スイーツ”を紹介します。

「シェカザマ」のフルーツサンドと“鈴カステラ”

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パン職人である風間豊次さんが1992年に半蔵門にオープンしたベーカリー『シェカザマ』。大きなパンの中を繰り抜き、そこへサンドイッチが入った「パン・ド・リオレ」などが有名ですよね。

私も四ツ谷に引っ越してきた20年ほど前からちょくちょく通っています。今、ベーカリーはいくらでもありますが、長くやっているお店というのは安定したおいしさを保ち続けているので、いつ行っても安心。

カザマさんのお店で私が昔から好きなのが、フルーツサンドと“鈴カステラ”(正式な商品名は「プチドール」と言いますが、私はいつも親しみを込めて「鈴カステラ」と呼んでいます)。

フルーツサンドイッチ500円

フルーツサンドも数年前からブームですが、最終的に食べたくなるのは“カザマのフルーツサンド”。普通の白いパンとオリジナルのブルーベリーが練り込まれた生地のパンの2種類が使われており、何気にこうしたこだわりが見えるところがまたいいのです。

通常のサンドイッチよりも細身なので、手に持ちやすく、食べやすいのも特徴。
卵くさくないカスタード(私はあまり卵のにおいが際立った、主張の強いカスタードクリームは嫌いです)がフルーツの相性が抜群!

私は都内一のフルーツサンドだと思っています。

「プチドール」520円

そして私が“鈴カステラ”と呼ぶ「プチドール」。昔からある一口サイズのカステラなんですが、これが余計なことがしていなくてとてもおいしい。油断していると1人で1袋食べてしまうんですよ! 家になんて置いておくと孫が全部食べてしまっているときもあるくらい、うちの家族には人気のおやつです。

実はチョコレート大好き!でも本当にいいチョコレートしか食べません。

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「ボンボンショコラ」320円、420円、「タブレット68%」700円(税抜)

普段あまり食べないので、まわりにはあまりチョコレートが好きじゃないと思われているかもしれません。でも、実は大好きなんです! 好きすぎるあまり、下手なチョコレートは絶対に食べません。“本当においしくていいチョコレート”だけしか口にしないんです。

これは私のチョコレート好きならではの譲れないポリシー。

中でも『ジャン=ポール・エヴァン』のチョコレートは大好きで、私のことをよく知っている人はお誕生日プレゼントにくれたりします。

お高いでしょう? だから自分でもお誕生日や大きな仕事が終わったときのご褒美として買う程度。でも下手なチョコレートを何度も食べるのではなく、この“年数回、スペシャルな日”だけに食べることでおいしさをしっかりと感じたいんです!

『ジャン=ポール・エヴァン』の中でいつもこれを買うとは決めていません。そのときどきでいろいろな「ボンボンショコラ」やタブレットを買っては楽しんでいます。

 

※商品は祐成陽子さんが購入したものです。


【取材協力】

祐成陽子

祐成陽子クッキングアートセミナー校長。

食べること、作ることへの“好き”が高じて、1965年、主婦の経験を生かし、料理教室をスタート。1987年には、日本初のフードコーディネーター養成学校を設立。輩出した生徒数は4000人超え。卒業生には、タレントで国際薬膳師でもある麻木久仁子さん、人気フードコーディネーターSHIORIさん、料理家のほりえさちこさんなどがいる。

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