今年の夏も暑くなる?バックパックが背負える「ファン付きウェア」で体を守ろう
null2023年の夏は、電動ファンで風を生み出す清涼ベスト「ファン付きウェア」が、外遊びやデイリーユースの熱中症対策としてもヒットしました。
その流れを受けてか、『モンベル』からも登場。その名も「ファンブロー ベスト」。しかもこれ、涼しさはそのままにバックパックが背負えるのです!
そもそもファン付きウェアは、服の内側に電動ファンで外気を取り入れ、体の表面に風を流すことにより汗を気化させ、涼しくします。だからバックパックを背負うと体とウェアとの隙間がなくなり、風が通らず、涼しさが半減するというデメリットがありました。
その悩みを解消したのが「ファンブロー ベスト」です。左右両サイドにあるファンの高さを変え、背中側と体の前面とにそれぞれが送風することで、バックパックを背負った状態でも効率的に空気を送ることができるのだとか。
「ファンブロー ベスト」を試着してみました。
送風レベルは4段階で変えられ、送風音も隣の人との会話を邪魔しない程度。背中の3Dバックパネルのおかげで背面もしっかり空気が通り抜けます。また、えりの後ろにあいている穴や脇下のメッシュからもウェアの外へ風が抜けるので、熱がこもりムレやすいところもカバーしてくれます。
また、裾のゴムでぴたっとウエスト周りに密着するので、ファンがまわってもウェアがバタつくこともありませんでした。
ちなみにカラーは5色展開。素材は40デニールという薄手ながら丈夫なナイロン・タフタ素材です。表面に撥水加工が施されているので、小雨程度なら気にしなくて大丈夫なのもうれしいですね。
着たほうが涼しい高機能アンダーウェア
null大自然の中、寒さ暑さにさらされる登山や雪山で、大切といわれるのがアンダーウェアです。肌に直接ふれるからこそ、汗をさっと吸収したり、体を冷やさないように保温したりといった機能性が大事。
中でも『モンベル』のアンダーウェアは、質実剛健で、アウトドア好きからも定評があります。筆者も愛用していますが、快適かつ生地が丈夫。中には、もう3〜4年は愛用していて、モトは十分すぎるほどとった!というものも。
夏場の日焼け対策に重ね着できるロンT
今季も、注目アイテムがたくさんありました。まずは、夏場の日焼け対策に「ジオライン クールメッシュ アームフィットシャツ」をご紹介。
身頃には通気性と速乾性にすぐれたオリジナルの「ジオライン クールメッシュ」素材。袖には、紫外線遮へい率約90%のUVカット効果を備えた、ナイロンとポリエステルの混紡素材を組み合わせています。
汗をたくさんかく夏場は、むしろ肌をドライに保ってくれるアンダーウェアを着たほうが涼しく感じます。半袖Tシャツと重ね着したり、最初に紹介した「ファンブロー ベスト」とのセット使いもおすすめ。
日焼け防止&速乾素材の極薄手タイツ
夏場、風通しのよいワンピースやショートパンツに合わせてもよさそうな、シンプルなタイツも発見しました。
汗をたくさんかくアクティビティにと誕生した「トレール クール タイツ Women’s」。とろっと心地のよいナイロンとポリウレタンの混紡素材は、脚の曲げ伸ばしやお腹周りもしめつけないストレッチ性と、UVカット効果を備えています。また速乾性も抜群で、汗をすばやく吸水拡散。その気化熱で涼しく感じるそうです。
約70gと軽いので、旅に一枚もって行けば、夜に洗濯して翌朝また履く……などということも夢ではありません。
水遊びに、夏場の外出に。日差しから守るフーディー
nullアンダーウェアと同じく、夏場に着たほうが快適なウェアがあります。その一つが、紫外線をしっかりガードする薄手素材の長袖。
「クール フードシャツ」は、吸水拡散性とUVカット効果を両立したフード付きシャツです。Men’sとWomen’sがあり、Women’sのみフードにポニーテールが通せるように。また、袖口に親指が通せるサムホールがついているから、手の甲がウッカリ日焼けしてしまう心配もありません。
その高い吸水拡散性の秘密は、リサイクルポリエステルを使用した、オリジナル素材「ウィックロン・クール」にあり。水分をしっかりすばやく吸収して蒸発するから、汗はもちろん、水遊びで濡れても安心。なおかつ、外から風も通して体をクールダウンさせてくれるから、夏場に長袖を着ていて熱中症のようになった……というハプニングも防げます。
Women’sで約122gと軽量だから、これも旅や、ランニング、ウォーキングなどにもよさそうです。
日焼け止めをしっかり塗る、水分をたくさん摂るなどしていても、暑さや紫外線は否応なく襲ってきます。そんな時季もなるべく快適に毎日を暮らすためにも、高性能なアウトドアウェアの力を借りて、この夏も乗り切りましょう!
また、ウェアはもちろん、『モンベル』はかゆいところに手が届くギアもたくさん揃います。どうぞ最寄りのお店やWEBサイトをチェックしてみてください。
【取材協力】
mont-bell(モンベル)
朝ランが日課の編集者・ライター、女児の母。目標は「走れるおばあちゃん」。料理・暮らし・アウトドアなどの企画を編集・執筆しています。インスタグラム→@yuknote