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ブランド誕生50周年「patagonia」2023春夏展示会で出会った、家族で心地よいウェア

1973年、アメリカ・カリフォルニア州生まれの『patagonia』(パタゴニア)。海に、山にと、ファンも多いアウトドア企業です。今回は、その2023年春夏の展示会にお邪魔しました。2023年は『パタゴニア』の誕生から50周年を迎える年ということもあり、ニュースの多い今季。まずは、家族で楽しめる心地よい製品をご紹介します。

定番人気の「パタロハ」に3年ぶりの新柄が登場

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左から「ウィメンズ・ショートスリーブ・パタロハ・ドレス」価格:20,350円(税込)、「ベビー・パタロハ・ドレス」価格:7,700円(税込)、「ウィメンズ・ライトウェイト・パタロハ・シャツ」価格:17,600円(税込)、「メンズ・パタロハ・シャツ」価格:17,600円(税込)。

1986年の登場以来、根強い人気のアロハシャツ、通称「パタロハ」。そもそも「pataloha」(パタロハ)とは、『パタゴニア』のサーフレーベルのこと。ブランド名『パタゴニア』とハワイの挨拶である「アロハ」をかけた造語なのだとか。

さらりとしたオーガニックコットン100%の生地は、肌触りがよく、素早く乾いてくれて、シワにもなりにくい! 記者は、暑い時期は毎日のように着ています。ボタンは、風合いのあるココナッツ素材。同柄、同素材で、ベビーから大人サイズまで揃うので、家族でリンクコーディネートが楽しめるのもパタロハの嬉しいところ。

襟元に「pataloha」のロゴ。

こちらは、新柄の「ホクレア号」(※)モチーフ。色違いで家族リンクもいいですね。

この「pataloha」シリーズはコレクションしているファンも多いのですが、コロナ禍の2020年から数年は販売がありませんでした。今回は3年ぶりの販売となり、いつも以上に人気を集めそうです。

※ポリネシアの伝統航海カヌー。古代ポリネシア人がハワイ~タヒチを、星を目印に航海したことに基づいている。

PFC(フッ素化合物)フリーの地球に優しいレインウェア

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「メンズ・トレントシェル 3L・ジャケット」価格:25,300円(税込)。別売で「メンズ・トレントシェル 3L・パンツ」価格:17,600円(税込)も。

『パタゴニア』定番のレインウェア「トレントシェル」を、今季からアップデート。環境への負荷を考慮して、100%リサイクル・ナイロンに、PFCフリーDWR加工(フッ素化合物不使用の耐久性撥水コーティング)を施しています。

写真のワックスレッドはメンズ。ウィメンズ製品も、カラー豊富にラインナップされています。

ジャケットのカラーは豊富。ボトムスは、潔くブラックのみ。

ちなみに、アウトドア用のレインウェアが活躍するのは、雨の野外だけじゃありません。一着あれば、ほぼ通年で活躍する、子育て世代の万能アイテムなんです。

たとえば、雨の日に自転車で送迎するときはもちろん、肌寒い公園遊びの羽織り、中に薄手ダウンやフリースを着込めば寒い時期のアウターにも。記者は、雪遊びのウェアとしても着ています。

「トレントシェル」は“3レイヤー”というしっかりとした素材なので、真夏以外は中に着るもの次第でいろいろ活躍してくれそうです。

「STAY DRY & WASH OFTEN」(乾いた場所で保管する & よく洗う」。大切なアイテムを長持ちさせるために、欠かせないポイント。

内側には、より長く使って欲しいという願いを込めて、必要なケアをグラフィックでプリント。自宅の洗濯機と洗剤で洗えます。

自然に散りばめられている喜びを詰め込んだ「ファンホッガーズ・コレクション」

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ユニセックスで着用できる「ファンホッガーズ・アノラック」価格:20,900円(税込)。生成りはちょっと勇気がいるけれど、トライしてみたい。 ※写真中央のUDNL(Undyed Natural)カラーは、実際の商品とはロゴ部分が異なっており、ラベルの色がNatural Colorになります。

50周年を記念して、『パタゴニア』定番のバギーズやアノラックスタイルを天然繊維で作った「ファンホッガーズ・コレクション」。『パタゴニア』では、1996年からコットンは全てオーガニックコットンを使用しています。このコレクションで使われているコットン素材は、有機栽培されながらもまだオーガニック認証を受けていない「コットン・イン・コンバージョン」(移行期間中のコットン)を使用して、農家を支援するというもの。

「ファンホッガーズ・アノラック」価格:20,900円(税込)、「ウィメンズ・ファンホッガーズ・ショーツ 4インチ」価格:9,900円(税込)。

こちらは、先ほどご紹介したアノラックの総柄バージョン。モチーフには、自然に散りばめられた喜びを詰め込んでいるそうです。ショーツは、定番人気の「バギーズショーツ」を天然繊維でつくったタイプ。

写真右「ウィメンズ・ファンホッガーズ・パンツ」価格:14,300円(税込)。

写真右のロングパンツは、ショートパンツと同素材、丈ちがいのアイテムです。いずれもウエストは、紐でギュッと絞るタイプ。ヒップには、スナップボタン付きのポケットが1つ付いています。

記者は、化繊で作られたショートパンツの「バギーズショーツ」を愛用しています。「W’s ファンホッガーズ・ショーツ」は、その動きやすさを受け継ぎつつ、天然素材ならではの優しさが加わった印象。「バギーズショーツ」よりゆったりとしたシルエットにしているそうで、大人のショーツとしてもよさそう。

左から「ベビー・リジェネラティブ・オーガニック・サーティファイド・コットン・グラフィック・Tシャツ」価格:3,960円(税込)、「ウィメンズ・ロスト・アンド・ファウンド・オーガニック・イージーカット・ポケット・ティー」価格:5,940円(税込)、「メンズ・ロスト・アンド・ファウンド・オーガニック・ポケット・Tシャツ」価格:5,940円(税込)。

Tシャツの中には、シリーズ違いですが家族でお揃いのモチーフを楽しめるものもありました。

キッズはプリントに鮮やかな色を施し、大人向けはシンプルな線画です。Women’sは、程よいゆとりでドロップショルダー、丈はやや短めで、トレンド感があります。

ギフトにも喜ばれる、ベビー&キッズアイテム

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『パタゴニア』を始め、アウトドアブランドのアイテムはタフ! 半年や、1年そこらでは着倒せません。だから、すぐにサイズアウトするベビー&キッズアイテムは、友人や家族間でお下がりとして巡る風景も珍しくありません。

『パタゴニア』の場合、36か月(36m)から5才(5T)向けまで、サイズ展開しています。

「ベビー・バギーズ・ジャケット」価格:9,900円(税込)と「ベビー・バギーズ・ショーツ」価格:5,500円(税込)。「ベビー・バギーズ・ジャケット」は6mから5Tの6サイズ、「ベビー・バギーズ・ショーツ」は3mから5Tの7サイズを展開。

中でも「かわいい!」と飛びついたのが、こちらのジャケットとショーツです。いずれもさらりとした肌触りで、濡れたり洗ったりしてもすぐに乾くのもよいところ。ジャケットは、パーカー感覚で活躍してくれます。こんなふうに、同じ柄で揃えてセットアップのようにしてもキュート!

首元のジッパーについた引き手は、糸にリフレクター機能を持たせています。暗がりでも反射してくれるので安心感があります。

「この製品は(名前を書くスペース)のものです。手渡してください」と英文で書かれています。

おなじみネームタグもしっかりと備わっていますよ。

左から「ベビー・キャプリーン・シルクウェイト・Tシャツ」価格:3,960円(税込)、「ベビー・ロングスリーブ・キャプリーン・シルクウェイト・Tシャツ」価格:4,950円(税込)、「キッズ・キャプリーン・シルクウェイト・Tシャツ」価格:4,950円(税込)。

『パタゴニア』独自の機能性素材「キャプリーン」を使用したTシャツは、子どもたちも自ら「着たい!」と選ぶほど人気なのだとか。「シルクウェイト」というさらりとした触れ心地のよい素材は、UPF40とサンシェイド機能も備えています。デイリーユースはもちろん、水遊び時に着せておけば、ちょっとした紫外線対策にもなりそうです。

 

さて、まだまだご紹介したいアイテムはたくさんありますが、ウェア編はここまで。次は、バッグや帽子などをご紹介します。

今回、ご紹介したものが発売されるのは2月ごろから順次を予定。着て心地よく、エコフレンドリーな『パタゴニア』のアイテムと、毎日を過ごしてみませんか?

パタゴニア日本支社 カスタマーサービスTEL:
0800-8887-447(フリーコール)
045-435-6100(携帯電話・IP電話)

https://www.patagonia.jp/home/

写真は実際に販売される商品と異なることがあります。
品名や色展開などは変更されることがあります。

ニイミユカ
ニイミユカ

朝ランが日課の編集者・ライター、女児の母。目標は「走れるおばあちゃん」。料理・暮らし・アウトドアなどの企画を編集・執筆しています。インスタグラム→@yuknote

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