小学生以下の子どもがいる家庭のキャンプの頻度は?
nullまず、小学生以下の子どもを育てている家庭のキャンプ頻度について質問しました。
よく行く・・・2.2%
たまに行く・・・16.9%
1回~数回行ったことはある・・・20.2%
学校などのイベントで行ったことがある程度・・・35.4%
行ったことはない・・・25.3%
4人に3人はキャンプ経験がありましたが、「よく行く」と回答したのは、わずか2.2%。
キャンプは、時々体験する“非日常のレジャー”という家庭が多いと推測できます。
キャンプ経験者に聞いた「キャンプをして良かったこと」
null続いて、キャンプ経験がある男女に、子どもにキャンプを体験させてみて良かったことをうかがったところ、4つのメリットが寄せられました。
(1)日常の便利さを実感できる
「外で暮らさなくていいありがたみを理解させることができた」(51歳・総務・人事/男性)
「自然のすごさと家の快適さがわかる」(43歳・その他/男性)
「普段の家での生活の便利さを認識してくれた」(41歳・総務・人事/男性)
(2)自然体験をさせることができる
「星空に感動していた。自然に興味をもったみたい」(41歳・その他/女性)
「ゲームやテレビのない中でも楽しさがあることを知ることができた」(46歳・主婦/女性)
「たくさんの虫がいて、大騒ぎしていましたがいい思い出です」(39歳・主婦/女性)
(3)火の取り扱いを学ぶことができる
「火の使い方、怖さを伝えられた」(40歳・企画・マーケティング/男性)
「火を扱うことができた。家ではなかなかできないので」(41歳・主婦/女性)
「木を集めてきて火をつけられること」(37歳・主婦/女性)
(4)共同作業ができる
「家だとご飯を作ることはないですが、キャンプだとお米をといでくれます。家だと野菜はあまり食べませんが、BBQの野菜だと食べてくれたりします」(42歳・主婦/女性)
「自然と向き合ったり、家族での共同作業などを簡単に体験できたりするのでいい」(42歳・研究・開発・技術者/男性)
「自然の中で親子で楽しめて、協力が必要なことなので良い思い出になる」(40歳・自営業/女性)
食事をするために火起こしや調理をする必要が生じ、不便な環境でおのずと共同作業が始まります。その過程でハプニングに見舞われることもありますが、そうした体験が子どもにとって有意義な体験になると感じている人が多く見受けられました。
不便な環境に身をおくことで、日常の便利さを実感するきっかけになるという声もありました。
キャンプ未経験者に聞いた「キャンプに乗り気になれない理由」
nullここまでキャンプのメリットについての体験談をご紹介しましたが、今回のアンケートでは約4人に1人(25.3%)が「キャンプに行ったことがない」と回答しています。
キャンプ経験がない人の46.7%は「機会があったら行ってみたい」と回答している反面、「まったく興味がない」と回答した人は35.6%にのぼっています。
キャンプに乗り気になれない理由として寄せられたのは、以下のようなものでした。
【キャンプに乗り気になれない理由】
・虫が苦手
・アウトドアに興味がない
・トイレの清潔さに不安がある
・キャンプ場が混んでいる
・朝晩の気温差が不安
今回のアンケートで特に多かったのが「虫」「トイレ」という回答です。
虫のいないトイレのきれいな環境にこだわるなら、確かにキャンプ場は厳しいかもしれません。
子連れ家族に優しいキャンプ場の中には、虫が侵入しにくいコテージやバンガローに宿泊できるところもありますが、繁忙期の週末は、早い時期から予約が埋まる傾向があります。家族の誰かがアウトドアが苦手な場合、レジャーの選択肢としてキャンプを選びにくくなっているのかもしれません。
キャンプ未経験者は「グランピング」に興味あり!
nullちなみに。今回アンケートをとった方たちの中で、キャンプ経験のない人の15.6%は「グランピングなら行ってみたい」と回答しています。
“グランピング”の宿泊施設の多くは、テント・キャンプ道具の用意不要で、ホテルのようなきれいな環境が用意されています。自然体験とリゾートの“いいとこどり”を望む人も一定数いると推測できます。
以上、今回は子育て中の家庭のキャンプに対する意識についてのアンケート調査の結果をご紹介しました。
今回のアンケートにご協力いただいた全回答者の86.7%は「子どもにアウトドア体験をさせたい」と回答しています。
一口に“キャンプ”と言っても、トイレも含めた設備や環境はキャンプ場によってさまざま。とてもきれいな施設からワイルドな施設まで選択肢が豊富です。
家族の感覚に見合った場所を見つけたら、早めに予約をしたほうがいいかもしれませんね!
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