年齢別「お年玉をあげる金額」はいくら?
nullまず、子どもの年齢別にいくらお年玉をあげるか聞いてみました。
未就学児には「1,000円以下」が半数
1,000円以下・・・50.2%
2,000円・・・12.3%
3,000円・・・12.6%
4,000円・・・0%
5,000円・・・5.1%
6,000円以上・・・0%
まだ早いのであげない・・・17.3%
まず、未就学児にいくらのお年玉をあげるかという質問には、「1,000円以下」と回答した人が約半数でした。「まだ早いのであげない」という人が17%ほどいたことからも考えると、未就学児にあげるお年玉は「形だけ」と考える人が多いのではないでしょうか。
小学校低学年の子どもには「3,000円以内」が約8割
1,000円以下・・・29.6%
2,000円・・・19.9%
3,000円・・・30.3%
4,000円・・・1.1%
5,000円・・・9.4%
6,000円以上・・・4.0%
まだ早いのであげない・・・5.8%
続いて小学校低学年の子どもに対しては、「3,000円」と「1,000円以下」が拮抗。かろうじて「3,000円」のほうが多いという結果になりました。
小学生低学年といえば、もう具体的に欲しいものを考えられる時期でもあります。しかし、自分でお金をためて買うというよりは、プレゼントに買ってもらうという場面のほうが多いのかもしれませんね。
小学校高学年の子どもには、「3,000円」または「5,000円」が多数
1,000円以下・・・10.5%
2,000円・・・16.6%
3,000円・・・28.2%
4,000円・・・4.0%
5,000円・・・30.0%
6,000円以上・・・7.9%
まだ早いのであげない・・・2.9%
続いて小学校高学年になると、「5,000円」という回答が多くなりました。高学年になれば、欲しいものもハッキリしていて、それが高いものなのか安いものなのかも理解できる子が多いのでは。
中学生の子どもには、「5,000円」が4割越え
2,000円以下・・・9.4%
3,000円・・・20.9%
4,000円・・・1.8%
5,000円・・・43.0%
6,000円~9,000円・・・7.6%
1万円・・・13.0%
1万円以上・・・1.8%
もう大きいのであげない・・・2.5%
中学生ともなると、やはりもう少額では満足しないと思うのか「5,000円」という回答が増えました。子ども側の欲しがる額というよりは、あげる大人の側の意識が変わる面が大きいのかもしれませんね。
高校生の子どもには、「5,000円」または「1万円」が多数
2,000円以下・・・4.0%
3,000円・・・7.9%
4,000円・・・0%
5,000円・・・37.5%
6,000円~9,000円・・・7.6%
1万円・・・36.5%
1万円以上・・・3.2%
もう大きいのであげない・・・3.2%
高校生になると「1万円」という高額の回答も多くなりました。高校生はもうアルバイトもできる年齢ですから、お金の価値についてはよく理解しているはず。具体的な金額については、やはりキリよく「5,000円」または「1万円」という人が多いようです。
大学生には、「あげない」が4割
4,000円以下・・・5.4%
5,000円・・・11.2%
6,000円~9,000円・・・1.8%
1万円・・・34.7%
1万円以上・・・4.7%
もう大きいのであげない・・・42.2%
大学生になると、「もう大きいので上げない」が半数近くとなりました。就職や進学のため、家を出て自立するという子どもも出てきて、もうお年玉という年でもないのかな……という感じかもしれませんね。
アンケート結果をまとめてみると、小学校入学前は「1,000円」、小学校低学年は「3,000円」、小学校高学年は「3,000円」または「5,000円」、中学生は「5,000円」、高校生は「5,000円」または「1万円」、大学生には「あげない」、というケースが最も多かったようです。
お年玉をあげる側のマイルールは?
null続いて、お年玉を“あげる側”が決めているマイルールについて。
お年玉をあげる子どもの人数や、家族間での決まりごとなど、お年玉事情はそれぞれ違うもの。そこで独自のルールを作っている方も少なくないでしょう。どんなマイルールを設けているか、聞いてみました。
金額に関するルール
「1,000円×学年」(29歳/その他)
「兄弟では、お兄ちゃんやお姉ちゃんのほうを少し高くする」(44歳/その他)
「普段のお小遣いの2倍程度」(29歳/コンピュータ関連以外の技術職)
「あまり大きい金額をあげると、次の年も期待されてしまうから、少ない金額から徐々にあげる」(44歳/研究・開発)
「去年より少なくならないようにメモしている」(43歳/主婦)
「自分が子どものときにもらって嬉しかった金額にする」(45歳/主婦)
子どもの年齢にあわせて金額を決めている方や、兄弟がいる場合はバランスをとるなどのルールを決めている意見が多く寄せられました。
その他、「1,000円×学年」というシステマチックな決め方や、「自分がもらって嬉しかった金額にする」という思い出ベースでの金額の決め方もあるようです。
親戚同士のルール
「親戚同士で、お互いに子供に渡す金額を決めている」(63歳/その他)
「姉と事前に、何歳にはいくらと決めておく。イトコ同士、平等になるようにしている」(30歳/その他)
「相手方の負担にならない金額が良いと思います」(31歳/その他)
「めったに会わない子には、少し多めにあげます」(70歳/その他)
「親戚同士で事前に金額を決めておく」という意見もちらほら。金額を決めておけば、親同士が気を使う必要も、子ども同士が金額を比べてしまうこともなくなるでしょう。めったに会わない子にはついつい多めにあげてしまうという意見も!?
お年玉卒業のタイミングに関するルール
「20歳まではあげる」(48歳/主婦)
「20歳まで。金額はその歳によって考える」(21歳/学生・フリーター)
「大学生になればバイトもできるから、もうあげない」(39歳/主婦)
「学生の間」(26歳/医師)
「20歳までと考えているが、自分に余裕があればそれ以上でもあげる」(28歳/総務・人事・事務)
お年玉卒業の年齢については、大学生または20歳という意見が多数でした。アルバイトなどで自分でお小遣いを稼げる年齢のため、「お年玉をあげる必要はない」と考える方が多いようです。
お年玉をあげていた子どもが、お年玉をあげる側にまわっていくのを見て、感慨深くなる親御さんも多いのでは……。
お正月の帰省にはつきものの、お年玉。あなたはどのくらいあげる予定ですか? ぜひここで紹介した金額や意見を参考にしてみてくださいね。