子育て世代の「暮らしのくふう」を支えるWEBメディア

チョコを毎日食べ続けて3500種!の達人に聞く「サロン・デュ・ショコラ2020」の目的別マストバイはコレ

パリ発のチョコレートの祭典「サロン・デュ・ショコラ」が今年も日本にやってきました! 東京では18回目を迎える「サロン・デュ・ショコラ2020」は、2020年1月27日(月)〜2月2日(日)までの7日間、新宿NSビルで開催中です。

2020年は「出会い」をテーマに、世界&全国から126ブランドが集結。今年初上陸のチョコレートは? 注目のショコラティエは? などなど今年の「サロショ」の見どころを、チョコレート愛が止まらないブログやSNSが人気の荒木千衣さん&桜花さんのおふたりに教えてもらいました!

サロショでしか買えない限定品を友達のプチギフトに

null

【meiji THE Chocolate】

ここ3年半で、3500種類以上のチョコレートに出会ったという「チョコレートマニア」の荒木さん。毎日チョコレートを食べ続けている荒木さんが、気軽な友達へのお土産におすすめするのは、コンビニなどでもおなじみ『meiji THE Chocolate』。

同社の看板商品である甘い『明治ミルクチョコレート』とはまったく違う視点で、本格的なカカオの味わいにこだわった大人の嗜好品として2016年に販売スタート、bean to barの価値を一般的に定着させた革命的チョコレートです。コンビニなどでも見かけるので、ご存じの方も多いかと思います。今年の「サロン・デュ・ショコラ」では、こちらの限定品が!

今回はサロショ限定で、ここでしか買えない3種類が登場価格もお手頃でパッケージもかわいいから、気軽に渡したい友達へのプチギフトにぴったり! おすすめはメキシコ産の希少なホワイトカカオを使ったカカオ分80%のダークチョコレート。苦味や渋みが少なくてスッキリした味わいです」

左上から時計回りに、meiji THE Chocolate センセーション ペルーダーク 3枚入り 1,080円/センセーション ペルーミルク 3枚入り 1,080円/メキシコ ホワイトカカオダーク 3枚入り 1,620円(全て税込)※数量限定のため無くなり次第終了。

好きなフレーバーを選んで、自分だけのオリジナルセットに

null

【ヴェストリ】

荒木さんが自分用のご褒美チョコに、と選んだのは、イタリア・フィレンツェの『ヴェストリ』。

最高のカカオが生まれるドミニカ共和国に自社農園を所有し、品質と味のバランスが取れたオリジナルのカカオを栽培。熟練の職人によるチョコレートの極上な口溶けは世界中から賞賛され、2019年のインターナショナル・チョコレート・アワードで金賞を受賞した実力派です。

「金のスプーンで贅沢にすくって食べるチョコレート『アンティーカ・ジャンドゥイア』の好みのフレーバーを2〜3つ選んでオリジナルセットが作れます。ヘーゼルナッツの優しい甘みと香りが広がるなめらかな口溶けが特徴のミルクジャンドゥイア『フィオレンティーナ』と、濃厚なピスタチオを贅沢に使用した『ピスタッキオ』がおすすめ! 缶の色を選ぶのも楽しくて、パンに塗って食べると最高です! 缶やスプーンもかわいいので、食べ終わった後もとっておいて使います」

選べるアンティーカ・ジャンドゥイア 2個セット 3,456円/3個セット 4,536円(共に税込)

※「サロン・デュ・ショコラ」での単品販売は行っておりません。

蜂蜜の風味が繊細なボンボンショコラは、家族と一緒に

null

【マ・プリエール】

大切なパートナーや家族と一緒に味わうなら、と荒木さんがおすすめしてくれたのは、東京・三鷹にある『マ・プリエール』の蜂蜜を使ったボンボンショコラ。

シェフの猿舘秀明さんは、パリの『ミッシェル・ショーダン』を経て、2006年に『マ・プリエール』をオープン。2014年に行われたフランスC.C.C.チョコレートガイドブック『セレクションジャポン』で5タブレット(5つ星)を獲得し、フランスでも認められる実力の持ち主。

「ハワイのカカオとコラボしたり、ルビーや蜂蜜を使いこなすなど、猿舘シェフは素材マニアな職人として、フランスでも認められています。東京・三鷹にある、いわゆる街のショコラトリーで、通常は百貨店への常設店はなく、わざわざ三鷹に行かないと食べられないので、サロショでぜひ! 漆や山桜など珍しい蜂蜜を使ったボンボンの魅惑の組み合わせを楽しんでください」

荒木さんイチオシは、南仏を拠点とする『BIOMOMO HASHIMOTO』のプラリネに、猿舘シェフ厳選の蜂蜜を組み合わせたボンボンショコラ。生姜&漆蜂蜜、抹茶&山桜蜂蜜、黒ごま&栗蜂蜜、ウコン&リンゴ蜂蜜。こだわりの蜂蜜を組み合わせた斬新なプラリネたちは、生クリームを使わず、蜂蜜を使うことでスッキリ繊細な風味に仕上がっています。

ハチミツ&プラリネセレクション 6個入り 2,592円(税込)

人気レジェンド2人の恒例コラボジャムを毎日のプチ贅沢に

null

【クリスティーヌ・フェルベール】

一方、サロン・デュ・ショコラに通い始めて8年目という桜花さんが、自分用に必ず買いたいと熱く語るのは、フランス・アルザス地方の女性菓子職人であり、パティシエールの先駆者的存在のクリスティーヌ・フェルベールさんが作るコンフィチュール。

1998年にシャンぺラー&パティシエ連盟最高パティシエ賞を受賞し、2018年にはフランスの最高勲章レジオンドヌール勲章を受章。店舗創設60周年を迎えたベテランパティシエールは、まさに生きるレジェンド!

「フェルベールさんのショコラはもちろんおいしいのですが、実は彼女は『コンフィチュールの妖精』と呼ばれているコンフィチュール(ジャム)の第一人者なんです。サロショでもたくさんのコンフィチュールを販売しているのですが、私が毎年買っているのはサロショ限定のジャン=ポール・エヴァン氏とのコラボジャム。

フェルベールさんのフルーツとエヴァン氏のチョコレートのマリアージュが最高で、パンにのせて食べると本当においしくて感動してしまいます。毎日食べても1カ月くらい楽しめるので、日々のプチ贅沢用にイチオシです」

今年は、フェルベールさんのフランボワーズのコンフィチュールとエヴァン氏のホワイトチョコレートがマリアージュ。カルダモン風味に仕上げたエキゾチックでスパイシーな味は、まさに新感覚。

ジャン=ポール・エヴァン コラボジャム 220g 2,700円(税込)

ワインやコーヒーと合わせて、夫婦でくつろぐ時間に

null

【リリアン・ボンヌフォア】

桜花さんが夫と一緒にゆっくり味わいたいとおすすめするのは、『リリアン・ボンヌフォア』の代表作であるアフターシリーズ。

リリアン・ボンヌフォア氏は、1996年にフランスの世界最高峰リゾートホテル『オテル・デュ・キャップ エデン=ロック』のショコラティエに就任。2015年アンティーブに自身のブティックをオープンし、2018年にはラボとサロンを併設する2号店をオープンし、話題になった名店です。

「去年までは『オテル・デュ・キャップ エデン=ロック』のショコラティエとして参加していたリリアン氏が、今年からは自身のブティックで出店しています。フィグやアプリコットなど果物との組み合わせが絶品で、どの製品も本当においしくて大好きなのですが、私が夫にプレゼントするなら、こちらの『コフレ アフター』を選びます。

アフターシリーズは、リリアン氏が『オテル・デュ・キャップ エデン=ロック』のショコラティエだった頃に、『アフター5』は「仕事終わりにカフェで」、『アフター10』は「寝る前にお酒と一緒に」というメッセージを込めて人気を博した彼の代表作。

今回の『コフレ アフター』もその流れを汲むボックスで、アフター××と時間の指定はありませんが、一日の中で食べたい味を提案してくれます。その時々にぴったりなショコラを選んで、ドリンクと合わせてゆっくり夫婦の時間を楽しむのにおすすめですよ」

ヘーゼルナッツのプラリネとフィグ&アプリコットのコンポテ、桜のティーガナッシュにグリオットのジュレ、ミルキーなホワイトチョコガナッシュにいちごのジュレの3種類をセットに。ゆったりと寛ぎながら、大切な人とぜひ味わってみて。

コフレ アフター 9個入り 4,320円(税込)

「サロン・デュ・ショコラ」は、この日を1年間楽しみに待っていたチョコレート愛好者で溢れかえっているので、事前にHPなどで目指したいお店の場所を確認し、絶対に行きたいお店や回るルートを決めておくといいそう(サロン・デュ・ショコラの公式サイトはこちら)。さらに会場内は大混雑しているうえ、試食もあるので動きやすい格好で。両手が使えるようにバッグは斜め掛けにして、厚着は控えたほうがよいとのこと。また、買ったチョコレートを入れておく保冷バッグや、行列の際にひと息つけるよう、飲み物も持参が正解です。

今年の「サロン・デュ・ショコラ」のテーマは「出会い」。まさにここでしか出会えないチョコレートをゲットしてきてくださいね!

「サロン・デュ・ショコラ2020」は東京以外の全国各地でも開催中!

【東京】新宿NSビル 2020年1月27日(月)〜2月2日(日)

【北海道】丸井今井札幌本店 2020年1月29日(水)〜2月14日(金)

【愛知】名古屋栄三越 2020年1月29日(水)〜2月14日(金)

【京都】ジェイアール京都伊勢丹 2020年1月22日(水)〜2月16日(日)

【福岡】岩田屋本店 2020年1月29日(木)〜2月4日(火)

【宮城】仙台三越 2020年1月30日(木)〜2月14日(金)

【取材協力】

荒木千衣

出版社勤務。2016年5月、「チョコレートに向き合って1年で1000種類食べよう」と心に決め、それからほぼ毎日チョコレートを食べ続け、3年半以上で3500種類以上のチョコレートに出会う。自身のブログ『毎日チョコ生活』で、チョコレートへの溺愛を日々綴っている。

 

桜花

チョコレートと世界のミュージカルと旅が好きなアラサー会社員。「サロン・ドュ・ショコラ」には2012年から通い続けて8年目。チョコレートはもちろん、ショコラティエへの愛も止まらない。人気のブログ『欲しがります負けたって』では、懇切に推しチョコを解説。

 

取材・文/岸綾香

pin はてなブックマーク facebook Twitter LINE
大特集・連載
大特集・連載