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栄養たっぷり!【サバ缶ドライカレー】はボタンを押すまで5分。楠さんちのホットクックレシピ Vol.89

ホットクック愛用者の中で意外と多い、「いまいち使いこなせない」「定番のレシピにもうひと工夫してみたい」というお悩み。そんな方のために、野菜ソムリエでありママでもある料理家の楠みどりさんが、ホットクックで作るからこそおいしい、オリジナルレシピをご紹介します。

今回は、ストック食材としても人気の「サバ缶」を使ってドライカレーを作ります。ひよこ豆も入ってさらにヘルシー! 作り置きしておくと、アレンジも可能です。

夏休みランチにもおすすめの簡単カレー

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まだまだ続く夏休み。猛暑もおさまる気配がなく、仕事や家事ですでにぐったり、という方も多いのではないでしょうか。

そんな中、夏休み中のお子さんの食事作りはなるべく簡単に済ませたいですよね。とはいえ、栄養バランスも気になる……という方におすすめの、サバ缶で作るドライカレーをご紹介します。

サバ缶は煮汁ごと使うので、血液サラサラ効果やコレステロールの低下が期待できるEPA、DHAを無駄なく摂取することができます。カレー粉やトマト缶を加えるとサバ缶特有の臭みも和らぎ、お子さんでもおいしく食べられると思います。

ホットクックを使えば汗もかかずに簡単に作ることができますし、アレンジも楽しめます。調理らしい調理といえば玉ねぎを刻むだけなので、お子さんと一緒に作ってもいいかも! ぜひ参考にしてみてくださいね。

2~3人家族にぴったりの1.6Lタイプを使用

我が家は3人家族なので、扱いやすい2~4人用、1.6Lタイプのホットクックを使用しています。炊飯器と同じくらいの大きさなのでそれほど場所も取りません。

こちらは2025年7月現在の最新モデルですが、以下のレシピは旧モデルでも作ることができます。モデルによりメニュー名などが変わる場合がありますが、その場合は近いもので試してみてください。

栄養満点!臭みなしで食べやすい!サバ缶ドライカレー

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【材料】(2~3人分)

・サバ水煮缶 1缶(190g)
・玉ねぎ 1/2個
・トマト水煮缶(カットタイプ) 200g
・ひよこ豆(ドライパック) 50g
・にんにく 1/2片

<調味料>
・カレーフレーク(もしくはカレー粉) 大さじ2
・しょうゆ 小さじ1
・顆粒コンソメ 小さじ1

【作り方】

(1)玉ねぎとにんにくはみじん切りにして、ホットクックの内鍋に入れます。その上にサバ水煮缶を煮汁ごと加え、ひよこ豆、トマト水煮缶、(調味料)を入れます。本体にセットしてまぜ技ユニットを装着します。

●ポイント:ひよこ豆を加えるとホクホクとした食感が楽しめます。ミックスビーンズなどでもOKです。にんにくはチューブのものでも。その際は1~2cm分を目安に使用してください。

(2)「メニューを選ぶ」→「カテゴリーで探す」→「カレー・シチュー」→「キーマカレー」を選んでスタートボタンを押します。約30分で完成します。

(3)完成直後がこちらです。サバの身がほぐしきれていない部分があれば、木べらなどでほぐします。サバの身だけでなく、中骨もほろほろになって溶け込んでいるのが分かります。味をみて、塩コショウで味を調えてください。

●ポイント:無水で調理しますが、水分が気になる場合は手動で「煮詰める」を選んで水分を飛ばしてください。

(4)器に温かいごはんを盛り付け、サバ缶ドライカレーを適量かけたら完成です。今回は温泉卵とイタリアンパセリをトッピングしました。

娘は最初、サバ缶のカレーと聞いて怪訝な顔だったのですが、一口食べて「思ったよりサバっぽくなくて食べやすい!」と言ってくれました。トマト缶の酸味も効いているので、トマト好きの娘は気に入ったようです。温泉卵をプラスすると全体的にマイルドな味わいになりますよ。

麺やパンにも合う!

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サバ缶ドライカレーがあれば、パスタやうどんにかけたり、食パンに塗ってピザ用チーズをのせてトーストしたりと、朝食やランチにも重宝します。

今回のカレーは、材料を切る手間もほんの少しの簡単レシピ! こういうお手軽メニューは暑い夏に本当に助かりますね。栄養満点で、育ち盛りの子どもにもぴったりです。いつものカレーに飽きたという方や、お子さんにお肉だけでなく魚も食べてほしい!という方はぜひ試してみてください。

楠 みどり
楠 みどり
フードコーディネーター、野菜ソムリエプロ
出産後、幼児食インストラクターの資格を取得し、企業のレシピ開発やコラム執筆、フードスタイリングや料理教室講師などに携わる。子どもと一緒に楽しめる家庭料理を提案し、子どもの健やかな味覚を育てるための出張つくり置きサービスなども行う。公式ブログ
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