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作り置きにも!【こんにゃく甘辛煮&そぼろこんにゃく】楠さんちのホットクックレシピ Vol.66

ホットクック愛用者の中で意外と多い、「いまいち使いこなせない」「定番のレシピにもうひと工夫してみたい」というお悩み。そんな方のために、野菜ソムリエでありママでもある料理家の楠みどりさんが、ホットクックで作るからこそおいしい、オリジナルレシピをご紹介します。

今回は「こんにゃく」で2品。食物繊維が豊富で低カロリーなこんにゃく。ホットクックならしっかり味が染みたおかずが簡単に作れます。作り置きしておけば、お弁当や日々の食卓に重宝しますよ。

じんわり優しい「こんにゃくおかず」

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食物繊維が豊富で低カロリーのこんにゃく。つるんとした食感も魅力で、我が家の娘も大好きな食材です。

見た目が地味で脇役になりがちなこんにゃくですが、練り物をプラスしたり、味付けをピリ辛にしたりすることで、存在感のあるおかずになります。今回は覚えておくと便利な「こんにゃくの甘辛煮」と、ご飯が進む「そぼろこんにゃく」をご紹介します。

味の染み込みにくいこんにゃくや大根などもホットクックにおまかせでじんわり美味しい煮物に。ぜひ試してみてくださいね。

2~3人家族にぴったりの1.6Lタイプを使用

今回使用したホットクックがこちら。我が家は3人家族なので、扱いやすい2~4人用、1.6Lタイプを使用しました。炊飯器と同じくらいの大きさなのでそれほど場所も取りません。

こちらは2021年に発売されたもので、現在の最新型よりひとつ前のモデルです。

こっくり味の定番煮物!こんにゃくの甘辛煮

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【材料】(2~3人分)

・こんにゃく 1枚
・ちくわ 2本
・大根 長さ5cm分程度の輪切り

<調味料>
・和風だし 100ml(水に顆粒だしを溶いたものや、だしパックで抽出したものでも可)
・みりん 大さじ2
・醤油 大さじ2
・砂糖 大さじ1

【作り方】

(1)こんにゃくは厚さ1cm弱に切り、中心に切り目を入れます。切り目に端をくぐらせ、手綱こんにゃくにします。

●ポイント:今回はあく抜き済みのこんにゃくを使用しました。あく抜き済みのものでも、こんにゃく特有の臭みが気になる場合は、かるく塩をもみ込んで下茹でしてから調理してください。下茹ですることで臭みが取れ、味も染み込みやすくなります。

(2)ちくわは斜めに切り、大根は皮をむいて1㎝程度の厚さの半月切りにします。

●ポイント:こんにゃくだけでもおいしいですが、食べ応えを出すためにちくわと大根をプラスしました。ちくわのほかにさつま揚げなどでもOKです。練り物を加えると旨味がアップします。

(3)ホットクックの内鍋に(1)と(2)を入れ、<調味料>を加えます。ホットクック本体にセットしてまぜ技ユニットを装着します。

(4)「メニューを選ぶ」→「カテゴリーで探す」→「煮物」→「乾物・こんにゃく」→「こんにゃくの甘辛煮」を選んでスタートボタンを押します。約35分かかります。

(5)加熱終了直後がこちらです。大根にもしっかりと煮汁がしみこんでいるのがわかります。器に盛り付けたら完成です。今回は茹でた小松菜を添えて彩りをプラスしました。

つるんとした食感のこんにゃくに、甘辛い煮汁がしっかり染み込んで、娘も「おいしい!」と大喜び。娘は小学生ながら素朴なメニューが好きなので「見た目が地味だからどうかな?」という心配をよそに、たくさん食べてくれました。ちくわや大根にも味が染みていて、食べ応えのある一品になりました。

続いて、ごはんにのせて食べてもおいしい、そぼろこんにゃくをご紹介します。輪切り唐辛子を加えてピリ辛に仕上げてありますが、辛さはお好みで調整してくださいね。

ピリ辛味でごはんが進む!そぼろこんにゃく

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【材料】(2~3人分)

・こんにゃく 1枚
・豚ひき肉 100g
・大根 長さ3㎝分程度の輪切り
・かつお節 1パック(小分けタイプのもの2.5gを使用)

<調味料>
・水 50ml
・醤油 大さじ2
・砂糖 大さじ2
・酒 大さじ1
・みりん 大さじ1
・しょうがのすりおろし(チューブでも可) 小さじ1
・輪切り唐辛子 少々

【作り方】

(1)こんにゃくと大根はそれぞれ1cm角程度に切ります。

●ポイント:こちらもあく抜き済みのこんにゃくを使用しています。下処理については上記の通りです。 こんにゃくと大根の大きさを揃えることで、ごはんにのせた時に食べやすくなりますよ。

(2)ホットクックの内鍋に<調味料>と豚ひき肉を入れ、ひき肉をスプーンなどでほぐします。

(3)(2)の上に(1)をのせ、平らにならします。ホットクック本体にセットしてまぜ技ユニットを装着します。

(4)こんにゃくの甘辛煮と同様に「メニューを選ぶ」→「カテゴリーで探す」→「煮物」→「乾物・こんにゃく」→「こんにゃくの甘辛煮」を選んでスタートボタンを押します。約35分かかります。

(5)完成直後がこちらです。まぜ技ユニットがしっかりかき混ぜてくれるので、ひき肉もダマになっていないのが嬉しいですね。

かつお節を加えて混ぜ合わせ、水分が多いようであれば「煮詰める」を選択して、水分を飛ばします。今回は「煮詰める」機能を使って蓋を開けたまま5分ほど加熱しました。

器に盛り付けて完成です。お好みでごま油を回しかけると風味が増します。

こんにゃく自体は淡白な味わいですが、豚ひき肉を加えることで旨味が増し、ご飯が進むおかずになります。輪切り唐辛子のピリッとした辛みが食欲をそそりますよ。

煮物系の調理はホットクックの得意とするところ。鍋で作る時のように長時間煮込んだり、付きっきりで見ている必要がないのが嬉しいですね。味の染み込みにくいこんにゃくや大根もおいしく仕上がるので大助かりです。

ヘルシーなこんにゃくをぜひ色々なアレンジで食卓に取り入れてみてくださいね。

楠 みどり
楠 みどり
フードコーディネーター、野菜ソムリエプロ
出産後、幼児食インストラクターの資格を取得し、企業のレシピ開発やコラム執筆、フードスタイリングや料理教室講師などに携わる。子どもと一緒に楽しめる家庭料理を提案し、子どもの健やかな味覚を育てるための出張つくり置きサービスなども行う。公式ブログ
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