子育て世代の「暮らしのくふう」を支えるWEBメディア

【我が家の新定番!2段階加熱で作る麻婆豆腐】楠さんちのホットクックレシピ Vol.50

ホットクック愛用者の中で意外と多い、「いまいち使いこなせない」「定番のレシピにもうひと工夫してみたい」というお悩み。そんな方のために、野菜ソムリエでありママでもある料理家の楠みどりさんが、ホットクックで作るからこそおいしい、オリジナルレシピをご紹介します。

今回は、ごはんが進むおかずとして人気の麻婆豆腐をご紹介します。中華料理は油を多く使うイメージがありますが、ホットクックで作ると余計な油を使わずにカロリーオフできるそう! ひき肉入りのスープを作る、豆腐を入れて煮込むの2段階で調理するので、味はしっかり、煮崩れなしの麻婆豆腐が作れますよ。

豆腐でメイン料理!ご飯によく合う麻婆豆腐

null

こんにちは。楠みどりです。

これまでもいくつかホットクックで作る中華料理をご紹介してきました。油は少なめで調理できる点、炒める作業もフタを閉めた状態でできるので油ハネがなく、キッチンが汚れない点が優秀!

以前麻婆なすをご紹介した際は、最初になすとひき肉などの具材を全て入れてスタートボタンを押すだけでOKでした。しかし豆腐だとそれでは煮崩れてしまうので、ひき肉をスープで煮込んだあと一度フタを開け、豆腐を入れて再加熱するという2段階調理をするのがポイントです。

2-3人家族にぴったりの1.6Lタイプを使用

我が家は3人家族なので、扱いやすい2~4人用、1.6Lタイプを使用しています。炊飯器と同じくらいの大きさなので、それほど場所もとりません。

こちらは2021年9月に発売されたもので、現在の最新型よりひとつ前のモデル。このモデルから内鍋がフッ素コーティングになり、蒸しトレイが標準で付属するようになりました。こびりつきにくいので炒め物などにも重宝します。

煮崩れなし!本格麻婆豆腐

null

【材料】(2-3人分)

・豆腐 300g
・豚ひき肉 150g
・ニラ 3~4本
・長ねぎ(みじん切りにする) 10cm程度
・しょうがのすりおろし(チューブでも可) 小さじ1程度
・にんにくのすりおろし(チューブでも可) 小さじ1程度
・鶏がらスープ(水200mlに鶏がらスープ顆粒小さじ1を溶いておく)
・水溶き片栗粉(水大さじ1に片栗粉小さじ2を溶いておく)

<調味料>
・甜面醤 大さじ1と1/2
・醤油 大さじ1と1/2
・酒 大さじ1
・砂糖 小さじ1
・豆板醤 小さじ1

【作り方】

(1)豆腐はキッチンペーパーで包んで水切りをし、さいの目切りにします。ニラはみじん切りにします。

●ポイント:今回は1パック150gの充填豆腐を2パック使用していますが、木綿豆腐などお好みの豆腐を使用してください。

(2)ボウルに豚ひき肉と長ねぎのみじん切り、しょうがとにんにくのすりおろし、<調味料>を加えて、スプーンなどでしっかりと混ぜ合わせて肉に下味を付けます。

●ポイント:こうすることでひき肉に味がしっかりと馴染みます。今回は分かりやすいようにボウルを使用しましたが、ホットクックの内鍋に直接入れて混ぜ合わせると、ボウルを洗う手間が省けます。

(3)(2)をホットクックの内鍋に入れて鶏がらスープを注ぎます。ホットクック本体にセットし、まぜ技ユニットを装着します。

(4)「手動で作る」→「煮物を作る」→「まぜる」→「15分」を選択してスタートボタンを押します。

(5)加熱終了後がこちらです。まぜ技ユニットを装着しているので、ひき肉もほぐれ、火もしっかりと通っているのが分かります。

(6)豆腐を加え、まぜ技ユニットを外してから、再度「煮物を作る」→「まぜない」→「5分」を選択して加熱します。加熱直後がこちらです。

●ポイント:豆腐を加えた後は、煮崩れを防ぐため、まぜ技ユニットを外して調理します。

(7)ニラのみじん切りを加えたら2-3分加熱延長し、水溶き片栗粉を少量ずつ加えながら優しく混ぜ合わせます。とろみが付いたら器に盛り付けて完成です。

しっかりと濃いめの味わいの麻婆豆腐はごはんと相性ばっちり! 小学生の娘にはやや辛いかなと思ったのですが、「ごはんと一緒に食べると辛くない!おいしい!」と言っておかわりして食べてくれました。

もちろん夫にも好評でしたが、辛いものが好きな方は、豆板醬の量を増やして作るか、食べる直前に山椒などを振ってくださいね。

麻婆豆腐に限らず、炒め物などをする際は油ハネが気になりますが、ホットクックで作ると油が飛び散らないのでキッチンも汚れません。

まぜ技ユニットをうまく使いこなすことによって、ひき肉はほぐしつつも、豆腐は煮崩れせずに仕上がります。家族にも好評だったので、我が家の定番メニューになりそうです!

楠 みどり
楠 みどり
フードコーディネーター、野菜ソムリエプロ
出産後、幼児食インストラクターの資格を取得し、企業のレシピ開発やコラム執筆、フードスタイリングや料理教室講師などに携わる。子どもと一緒に楽しめる家庭料理を提案し、子どもの健やかな味覚を育てるための出張つくり置きサービスなども行う。公式ブログ
pin はてなブックマーク facebook Twitter LINE
大特集・連載
大特集・連載