今年の関東地方は例年の10倍量!?
null日本気象協会によると、今年の花粉は2月から九州~関東地方で飛散が始まり、スギ花粉は3月にピークを迎えます。花粉の飛散量は全国的に例年より増加傾向にあり、特に関東甲信、東海、近畿、四国地方は前年比200%越えとなっています。(※)
花粉対策は眼鏡や衣服などでガードすること、掃除機や空気清浄機で除去すること、飲み薬などで事前に防御することがスタンダードになっています。しかし、掃除機の使用においては少し気をつけなければいけないようです。
「粉砕花粉」に要注意!
null王先生によると、通常の花粉のサイズは20~40ミクロンですが、それらが小雨や外部からの刺激を受けて破裂して、より小さなサイズになる“粉砕花粉”現象が起きているとのこと。確かに、しっかり雨が降った翌日は花粉も流されてスッキリしますが、中途半端に小雨だと妙にムズムズした記憶があります。
都市部だと排気ガスなども“粉砕花粉”の原因になることもあるそう。破裂した花粉はナノレベルまたはマイクロレベルのアレル原物質として空中を舞い、花粉症体質の人にとっては厄介な存在となるのです。
微粒子である“粉砕花粉”は空気中に舞いやすく、少しの動きで簡単に舞い上がってしまいます。一度舞い上がった粒子はなかなか落ちてこないため、長時間空中を浮遊し続けると言われています。
花粉を吸いこんだ掃除機が排気部から「粉砕花粉」を出している!?
null床に落ちた花粉を掃除機で吸い込むことは、花粉時期の対策としてスタンダードです。しかし、王先生の研究によると、「掃除機がけでも粉砕される可能性がある」という事実が判明。
実際に、日本で販売される掃除機上位5社の掃除機を用いて同じ条件のもと掃除機がけをする中で、花粉が粉砕されるか、排気されるか等を調査したところ、PM2.5レベルの大きさで花粉の一部の破片が掃除機の排気口から出ていたというのです。
王先生いわく、花粉を除去するために使う掃除機を選ぶ際には、排気性能が重要だそう。そこでおすすめされたのが『ダイソン』のコードレスクリーナー。
ダイソンのコードレスクリーナーは、製品全体で5段階にわたり微細な粒子を捕集するように設計されており、製品全体で0.3ミクロンもの微細な粒子を99.99%捕らえて逃さないとのこと。さらに現在、V12シリーズを購入すると、0.1μmの微細な花粉やホコリまで捕集する「高性能HEPAフィルター」をプレゼントする数量限定キャンペーンも展開中。
「私も実際、花粉症なので、ダイソンの掃除機を使うようにしています」(王先生)
花粉対策まとめ
null室内の掃除の際には、花粉のたまりやすい“花粉スポット” を重点的に掃除することで花粉の影響を防ぐのが重要だと、王先生は話します。
実際、畳やじゅうたん、カーペット、部屋の隅、外気が入る窓の近くやカーテンなどに“花粉スポット”は存在するとか。また、外干しした布団を取り込んだ寝室、出入りが多い玄関や衣類を収納するクローゼットも“花粉スポット”になりやすいようです。
また、空気清浄機や加湿器も設置することで、“粉砕花粉”の浮遊を防ぐことができるそうです。
家電の力で花粉を取り除くこと以外に、帰宅時は花粉を掃って落とすなどの行動も効果があるとか。とにかく、この時期は花粉を取り除くことを心がけたいものですね。
【取材協力】
ダイソン