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夏こそおすすめ!「和平フレイズ」の「フライパン用蓋付蒸し台」が神でした【本日のお気に入り】

今から20年以上前、料理研究家の人たちを中心に横浜中華街にある調理器具・食器の専門店『照宝』のせいろが絶賛されていて、私も憧れていました。しかしせいろなんて毎日使う道具じゃないし、場所も取りそう……。しかもズボラな私のこと、梅雨や夏の時季には絶対カビさせてしまう自信がある! そのため四半世紀買わないでいました。

しかし、半年前にネットで流れてきた広告で「フライパンにのせるだけで蒸し料理ができる!」という商品を発見! 3,000円以上するけれど、ステンレス製だから手入れも簡単そうだし、薄型だからしまうのもラクそう……ということで買ってみました。結果、これがものすごく良くて重宝しています!

フライパンにのせるだけで蒸し器に変身!

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『和平フレイズ』の「フライパン用蓋付蒸し台」、私は『Amazon』で3,088円(税込)で購入。24~26cmのフライパンに対応しているサイズです。

使い方は簡単。
まずフライパンに水を入れます。

そのうえに蒸し台をのせるだけ。
蒸し台の上にクッキングシートを敷くこともありますが、面倒なときは水でさっとぬらすだけ。これだけで水の膜ができるので、のせた食材がくっつきにくくなります。

蒸し台の上に食材をのせていきます。
このときは市販のえびシュウマイ、ベビーコーン、ブロッコリー。プチトマト、キャベツをのせました。

蒸し台に食材をのせたら、専用のふたをして火にかけます。私は大体、湯が沸くまでは中火にし、沸いたら弱火に落として蒸しています。
このふたがかなり高さがある“こんもり”タイプなのですが、このおかげで容器ごと蒸したい茶碗蒸しや大きな中華まんじゅうなども蒸せるんです。

蒸し時間は大体10~20分。
大まかな基準として野菜だけであれば10分(ただし根菜があるときは15分にしています)、肉や魚のときは15分、シュウマイや中華まんじゅうのときは15分以上20分以内にしています。
蒸し料理って火にかけてしまえば、あとはほったらかしでいいのが本当にラク!

できました!
見てください、このシュウマイのふっくら感! 電子レンジで蒸したのとは違い、ふわっふわなんです! 普通にスーパーで買った冷蔵のシュウマイですが、ごはん屋さんで出されるようなおいしさに仕上がります。

チーズフォンデュも手軽に楽しめるように。

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「フライパン用蓋付蒸し台」を買って、よくやるようになったのがチーズフォンデュ。
カマンベールチーズに包丁で軽く十字に切り込みを入れ、クッキングシートを敷いた蒸し台の真ん中に置きます。あとはまわりに野菜やウィンナー、パンを置き、ふたをして蒸すだけ(沸騰してから10分くらい)。

いい感じにカマンベールチーズが溶けてくれます。仕上げに黒こしょうをふれば完成!
チーズフォンデュなんて専用のキットを買ってこなくちゃできないと思っていたのですが、カマンベールチーズで作れるなら簡単ですよね!

夏におすすめ! 蒸し肉と野菜の南蛮漬け

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そしてこの夏、すでに何度も作っているのが、蒸し肉と野菜の南蛮漬け。
まず蒸し器で肉(私は豚しゃぶ肉を使用)、なす、おくら、パプリカ、ズッキーニなどを蒸していきます。

別鍋で南蛮だれを作ります。
わが家は大量に作るので参考にならないかもしれませんが、大体600mlのお湯に昆布だし(顆粒)を2スティック溶き、しょうゆお玉2杯、酢お玉3杯、みりん・酒お玉2杯、砂糖大さじ3~4入れて作ります(この日は叔母が送ってきてくれた玉ねぎがあったので、大量に入っています)。が、もっと少量で作りたい人や具体的な量を知りたいという方はネットでレシピを検索してみてください。

容器に蒸し上がった肉と野菜を入れ、南蛮だれを入れて漬け込みます(玉ねぎが多すぎて蒸した野菜と肉がほとんど見えませんね。すみません!)。そして粗熱が取れたら冷蔵庫で冷やします。
蒸しているので焼いたのとは違い、口当たりがやわらかく、食べやすいですし、冷たいうえに酢が入っているので、うだるような暑さの日もすっきり食べられるんです。

時短でヘルシー、しかも簡単と三拍子そろった料理として今、注目を浴びている蒸し料理。先日はお笑いコンビ「たんぽぽ」の川村エミコさんが、“せいろ蒸し料理”でダイエットに成功したとニュースにもなっていましたよね。確かにやってみると調理がラクで、かつ蒸してあるので消化もいいらしく、たくさん食べてももたれることがないんです。とはいえ、“本格的なせいろ”でやっていたらと思うと手入れが大変で続かなかったと思います。手持ちのフライパンにセットするだけでよく、ステンレスなので後片付けも簡単な「フライパン用蓋付蒸し台」だから続けられるんだと思います。

夏は意外に冷房や冷たい飲み物で身体の芯は冷えていますし、暑さで疲れ切った身体に蒸し料理は本当におすすめ。調理器具に3,000円って、個人的な感覚では高い方ですが、これは買って正解でした!

中田ぷう
中田ぷう

編集者・フードジャーナリスト。多くの料理本や暮らしの本、キャンプ本を手がける。自著に子どものごはん作りの闘いを描いた『闘う!母ごはん』、『素晴らしきお菓子缶の世界』(共に光文社)がある。 プライベートでは猫2匹&犬1匹と小学生、大学生の女の子の母。ハワイじゃなくてグアムラバー/スターウォーズマニア/アダム・ドライバーファン。Instagram

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