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【失敗なし!プルプル茶碗蒸し】楠さんちのホットクックレシピ Vol.47

ホットクック愛用者の中で意外と多い、「いまいち使いこなせない」「定番のレシピにもうひと工夫してみたい」というお悩み。そんな方のために、野菜ソムリエでありママでもある料理家の楠みどりさんが、ホットクックで作るからこそおいしい、オリジナルレシピをご紹介します。

今回は大人にも子どもにも大人気の「茶碗蒸し」。ツルンとなめらかに仕上げるには蒸す温度や時間の調整が大切なので、ハードルが高いと感じている人も多いメニューですが、ホットクックなら簡単においしい茶碗蒸しが作れますよ。今回は、大きい茶碗蒸しを作ってあんをかけた、豪華バージョンのレシピをご紹介します。

メイン料理にもなるあんかけ茶碗蒸し

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だしの効いた優しい味わいの茶碗蒸しは、家族みんなが大好きな一品。なめらかな口当たりが魅力ですが、自分で作ると火加減が難しく、なかなか固まらなかったり、反対に火加減が強すぎて「す」が入ってしまったりと、お店のように作るのはなかなか難しいもの。わざわざ蒸し器を出すのが面倒、という方も多いかもしれません。

そこで今回は、ホットクックの蒸し機能を使って作る茶碗蒸しをご紹介します。大きい器で作ってあんを掛ければごちそう感もアップするので、脇役になりがちな茶碗蒸しをメイン料理として楽しむこともできます。

火加減も心配する必要なく、思っているよりずっと簡単。ぜひ参考にしてみてくださいね。

2〜3人家族にぴったりの1.6Lタイプを使用

我が家は3人家族なので、扱いやすい2~4人用、1.6Lタイプを使用しています。炊飯器と同じくらいの大きさなので、それほど場所もとりません。

こちらは2021年9月に発売されたもので、現在の最新型よりひとつ前のモデル。このモデルから内鍋がフッ素コーティングになり、蒸しトレイが標準で付属するようになりました。今回はこの蒸しトレイを使用します。

プルプルなめらか!あんかけジャンボ茶碗蒸し

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ここでは直径15cm、深さ5cm程度の耐熱の器を使用しています。ホットクックの蒸しトレイに収まるサイズの器を使用してください。

【材料】(2~3人分)

・卵 2個
・だし 300ml
・醤油 小さじ1
・塩 小さじ1/4
・砂糖 ひとつまみ
・水溶き片栗粉(片栗粉小さじ1と水小さじ1を合わせたもの)
・むきえび(小) 6~8尾
・ゆでたけのこ 少々
・干ししいたけ 1枚

<あん>
・だし200ml
・醤油、みりん 各小さじ1
・カニ缶 1缶
・青ネギの小口切り 適量
・水溶き片栗粉(片栗粉大さじ1と水大さじ1を合わせたもの)

【作り方】

(1)小鍋にだしを入れて中火にかけ、煮立ったら醤油、塩、砂糖を加えて混ぜ合わせます。水溶き片栗粉を加えて混ぜ、火を止めて粗熱を取ります。

(2)ボウルに卵を割り入れて、溶きほぐします。

(3)(2)に(1)を加えてよく混ぜ合わせます。

(4)器にむきえび、ゆでたけのこ、スライスした干し椎茸を並べます。

●ポイント:具材は茹でた鶏肉やかまぼこ、ぎんなんなど、お好みでアレンジしてください。今回はカニ缶を使ったあんをかけるので、具材はシンプルにしました。

(5)(4)に(3)の卵液を茶こしなどで濾しながら流し入れます。

●ポイント:少し面倒ですが、濾すことによって口当たりがなめらかな茶碗蒸しに仕上がります。

(6)ホットクックの内鍋に水200ml(分量外)を注ぎ、蒸しトレイをセットします。器にアルミホイルをかぶせて蒸しトレイにのせます。

●ポイント:まぜ技ユニットは装着しません。蒸している際に水滴が入るのを防ぐためにアルミホイルをかぶせます。

(7)「手動で作る」→「蒸す」→「20分」をセットしてスタートボタンを押します。

(8)完成直後、取り出してアルミホイルを外した状態がこちらです。表面はきちんと固まって、プルプルに仕上がっています!

●ポイント:できあがり直後は熱いので、やけどに気を付けて取り出してください。

(9)続いてあんを作ります。小鍋にだし、醤油、みりんを入れて中火にかけ、カニ缶を汁ごと加えます。ひと煮立ちしたら味を見て塩少々で味を調え、水溶き片栗粉を加えてとろみを付けます。一気に加えるととろみが強すぎる場合があるので、少しずつ加えながら、お好みのとろみを付けてください。

茶碗蒸しにカニあんをかけ、青ネギの小口切りを散らしたら完成です! 青ネギのほかに三つ葉などお好みで。

ジャンボ茶碗蒸しは見た目にもインパクトがあるので、娘も興味津々! 大きく作ったので、中まで固まっていなかったらどうしようと少し不安だったのですが、しっかり固まっていました。「す」も入らず、なめらかな仕上がりに感動! とはいえ、あんをかけるので多少「す」が入ったとしても気にならないと思います。

カニ缶の旨味がたっぷりのあんをかけた茶碗蒸しは、まるでお店で食べるような贅沢な味わい。娘も「プルプルだ~!」と大喜びで、夫にも「本格的な味だね」と好評でした。

 

大きく作る茶碗蒸しは、蒸しトレイに収まる器を使う必要はありますが、手軽。面倒な火加減の調節も不要で簡単においしく作れるのが嬉しいです。1.6Lタイプだと、小さなココット容器などを使って3〜4個に分けて作ることもできます。

ホットクックにおまかせで簡単に作れるのに、なめらかな口当たりは感動モノです! 茶碗蒸し作りに苦手意識がある方こそ、ぜひホットクックでチャレンジしてみてくださいね。

楠 みどり
楠 みどり
フードコーディネーター、野菜ソムリエプロ
出産後、幼児食インストラクターの資格を取得し、企業のレシピ開発やコラム執筆、フードスタイリングや料理教室講師などに携わる。子どもと一緒に楽しめる家庭料理を提案し、子どもの健やかな味覚を育てるための出張つくり置きサービスなども行う。公式ブログ
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