特売や値引き商品の「まとめ買い」
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「パスタの麺が安い時に買い込む癖。お得感があって買うのですが、賞味期限内に使いきれないこともあり、結局無駄になってしまっている」(65歳/その他)
「安売りの野菜を買うこと。買っても使い切る前に傷んでしまって結局無駄にしてしまうから」(54歳/金融関係)
「閉店前のスーパーの総菜の安売り。安さで飛びついても、意外と食べない」(52歳/総務・人事・事務)
「お徳用を買う。使い切れない」(35歳/会社経営・役員)
「詰め放題。結局食べずに腐らせる」(63歳/総務・人事・事務)
スーパーなどでは曜日ごとに安売りをしたり、週末にはセールを行ったりすることもあります。その時に
まとめて買えば出費を抑えることもできますが、たくさん買うと使いきれない場合も多いようです。食品の場合は傷んで捨てることになるので、結果的に無駄になってしまいます。
また特売商品を買っても、食べない、使わないものも。安いと思っても、それが必要なのかを考えることが大切になってきそうです。
欲しいもの以外も買ってしまう「セール」
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「洋服のバーゲン。値段につられて余分なものも買っていたから」(40歳/その他)
「セール狙い。安売りしている商品を目当てにこまめに買い物に行くと余計な物まで買いがちなので、今は本当に必要なものを必要な時に購入している」(53歳/主婦)
定期的に行われるスーパーのセールや、季節の変わり目の洋服のバーゲンでは、普段よりも価格が下がります。もともと欲しいものであれば安くなった時に買うのは節約になるのでしょうが、お店に行ったついでに他のものも買ってしまうと、結局出費が多くなる場合も。
「クーポンがあるからと今すぐ必要なものでないものもつい買ってしまって、逆に出費が多くなってしまう。クーポンにこだわらないことにした」(43歳/主婦)
セールだけではなく、クーポンにも要注意かもしれません。クーポンを使わないと損!と思って、必要でないものまで買ってしまうと、それは節約にはなりませんね。
「素材よりも価格を優先して服を買うクセ。デザインや価格を優先して素材にはこだわらずにネットで購入したら、素材が残念な商品が多く、結局着なくなることが多かった。素材にもこだわって購入するようになった」(30歳/その他)
また価格だけにとらわれると、着やすさ、使いやすさがないがしろになることもあります。洋服の場合は、袖を通さないままタンスのこやしになってしまうこともあるのでしょう。自分が気に入った服なら何度も着るので、その分コスパもよくなっていきますね。
置き場所に困る「日用品のストック」
null「トイレットペーパーの買いだめ。とにかく場所を取る」(48歳/その他)
「日用品のまとめ買い。あまりにも多くなり収納場所に困りやめた。それでも支障はなかった」(53歳/主婦)
「安い時に大量に買うのをやめた。在庫は1個と決めた」(62歳/その他)
トイレットペーパーやティッシュ、洗剤などの日用品は、安い時にまとめて買うとお得になります。でもかさばるものも多いので、置き場所に困ることもしばしばですね。スペースの確保を考えると、まとめ買いよりも必要になったら買うようにした方がよい場合も。在庫は1個と決めてしまうのもよさそうです。
安売りをしている「お店のはしご」
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「安売りだからといって少し遠い店に行くこと。ガソリン代を考えたら、少し高めでも近くの店で買うのと変わらないから。ガソリン代の節約にもなってよかった」(58歳/その他)
「チラシに乗っていない安売りや見切り品を探すスーパー巡り。時給換算したら、何にもお得になっていなかったから」(42歳/主婦)
「スーパーのはしご。時間がもったいない」(48歳/主婦)
「スーパーのはしご。結局どちらに行っても誘惑に負けて色々買ってしまって節約にならない」(43歳/主婦)
スーパーのチラシを見ると、曜日ごとに特売になる商品が掲載されています。それを目当てにスーパーを何店もまわるのは、時間やガソリン代の無駄になってしまうこともありますね。
それに行ったスーパーで余計なものを買ってしまったら、結局節約にはつながらないのでしょう。多少高くても1つのお店に集約した方が、時間の節約にもなるようです。
「電気代や水道代」の節約
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「エアコンをけちる。体調不良になると通院したり薬代がかかったり、余計に高つくし、健康が一番だから」(43歳/主婦)
「風呂の残り湯を洗濯に使うこと。フィルター付きのホースを使っても、汚れているような気がしてしまう」(68歳/主婦)
電気代が高騰していることもあり、冬場にエアコンの使用を控える家庭もあったかもしれません。またこれから夏に向かっていきますが、電気代を気にしてエアコンを使わないと熱中症になる可能性もありますね。
電気代がかかるのはわかりますが、体調を崩してしまったら通院をすることになるかもしれませんから、その方がお金がかかってしまいそう。
また洗濯に風呂の残り湯を使うこともできますが、なんだか綺麗に洗えてないように感じてしまう人もいます。気持ちの問題かもしれませんが、もしそう感じたのであれば、その方法で節約は続けない方がいいのでしょう。気持ちよく取り組むことが、節約にとって大切になってきますね。
「必要以上の節約意識は持たない」方が結果的に節約になる
null「必要以上の切り詰め意識。予定通りいかないことの方が多いので、頑張っても無意味になることが多くやめました」(40歳/その他)
「節約を気にしすぎること。心がすさむから」(33歳/弁護士)
節約を意識するのは悪いことではないですが、自分や家族に厳しすぎると、だんだん辛くなってくるものです。家庭内の雰囲気も暗くなってしまいますよね。それに欲しいものがあっても我慢し続けては、気持ちが爆発してしまうかもしれません。その反動で一気に無駄遣いをする可能性もありますね。
また毎日の生活にはある程度の潤いも必要なのでしょう。贅沢をするということではなく、気持ちの余裕を持つことで家族とのコミュニケーションがうまくいったり、笑い声が聞こえたりするのではないでしょうか。
必要なものとそうでないものの区別をつけメリハリのある買い物をすることが、結果的に大きな節約につながるのかもしれませんね。

フリマアプリ・ネットオークションガイドとして、NHK「あさイチ」、フジテレビ「ノンストップ」などの情報番組に多数出演。『節約の達人 川崎さちえの ポイ活+クーポン+メルカリ スマホでおトク術』(インプレス)などの著書や、記事の執筆も手がける。
2003年、夫が子育てをするために、突然会社を辞める。翌月からの給料が0円になり、家にいながら、しかも空いた時間でできるオークションを開始する。ネットオークション歴20年以上、フリマアプリ歴10年以上の経験で培った独自の効率的な利用方法を発信し、オークションやフリマアプリの魅力を伝えている。