食料品など安い物をまとめ買いすること
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「食料品のまとめ買い。量が多すぎて、結局食べ切れずに期限が過ぎて捨てることが多いので、これは節約にはならないと思いました」(49歳・女性/総務・人事・事務)
「1つで十分なのに、3つ買うと安くなるというような食品のまとめ買い。結局、使いきれずに、期限切れになってしまってムダでした」(46歳・男性/学生・フリーター)
「野菜のまとめ買い。安いときにまとめ買いしたら、使い切れずに腐ってしまいました。安いからといって、普段の食事の量などを考えずにまとめて買うと、結局はムダになってしまってダメだと思いました」(63歳・男性/その他)
「物のまとめ買い。大量に買っても、新たに違うものが欲しくなったりすることもあり、ムダな買い物だったと感じることが多いです」(40歳・女性/コンピュータ関連技術職)
価格が安いとまとめ買いをすることもありますが、これは結局ムダになることも多く、節約にはつながらないようです。特に食料品に関しては、保存のきかないものだと、期限内に食べ切れずに廃棄するハメになることも多いので、実際に自分が使い切れる量なのか、しっかり考えたうえでまとめ買いをするのが、上手な節約のコツと言えそうです。
特売品目当てにいくつもお店をはしごすること
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「チラシの特売品のはしご買い。その商品自体は安くても、移動費用やそれに費やす時間を換算すると、さほど節約効果はないと思います」(52歳・男性/営業・販売)
「チラシを見比べて、いくつかのスーパーをはしごして買い物をすること。安く買い物ができるものの、時間がかかってほかにやりたいことができないので、買い物はさっさとすませてポイ活でもしたほうがはるかに有益な感じがします」(48歳・男性/その他)
「安いスーパーのはしご。時間と労力がかかる割に、大きな節約にはならないので、買い物は1カ所ですませたほうが得だと思います」(68歳・男性/その他)
「特売品を買うためにスーパーをはしごすること。買い物に行くと、つい余計なものまで買ってしまいがちなので、なるべく買い物に行かないようにするのが節約の近道。お店のはしごは厳禁だと思います」(52歳・女性/主婦)
「安い商品を探していろいろな店を見て回ること。結局、ネットショッピングのほうが安いことのほうが多いです」(64歳・男性/企画・マーケティング)
少しでも安い商品をと思って、買い物の際にいくつかお店をはしごする人もいますが、これはあまりいい節約術ではないようです。いろいろなお店をはしごするには、時間と労力が必要ですが、それをカバーするほど大きな金額を節約するのは難しい様子。また、複数のお店に行くことで、つい余計なものまで買いがちになるというデメリットもあるようです。
遠くにある安いスーパーでわざわざ買い物をすること
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「安い商品を買いに、遠くのお店まで行くこと。買い物自体は安くすんでも、お店が遠い分だけガソリン代が余計にかかるので、節約になりませんでした」(58歳・女性/その他)
「特売品目当てに、遠くのスーパーに車で買い物に行きましたが、どんなに商品がお買い得でもガソリン代で帳消しになるので、意味がないと思いました」(48歳・男性/公務員)
「安いからといって、遠くのスーパーまで買い物に行ったものの、その分ガソリン代が高くついたので、近くのスーパーで普通に買い物したほうが安上がりでした」(60歳・男性/その他)
「10円でも安い商品を買いに、遠くのお店に行くこと。金額的にそれほど大きな節約にはつながらないし、ただただ時間をムダにしている感じがします」(46歳・男性/その他)
少しでも安いスーパーで買い物をして節約したいと考える人も多いと思いますが、車で行く場合は、遠い分余計にガソリン代がかかってしまいます。そうすると、買い物自体は安くても、ガソリン代が高くついて出費がかさむことに。また、遠くに行く分時間も余計にかかるので、トータルで考えるとあまりメリットがないと感じる人が多いようです。
電気代や水道代など光熱費を節約するための努力
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「電気代節約のために、コンセントをマメに抜くこと。待機電力は微々たるもので、手間がかかる割に思ったほど節約効果はありませんでした」(47歳・男性/その他)
「電気代の節約。こまめに電気を消しても、月に100円か200円しか変わりませんでした。正直つけっぱなしでも、今の家電はそんなに電力を使わないので、労力を考えたらムダだと思いました」(44歳・男性/コンピュータ関連技術職)
「電気代を浮かせるために、基本契約のアンペアを下げたり、新しい電力会社に変えたりしましたが、省エネタイプの家電に変えたほうが電気代が浮く気がします」(60歳・男性/会社経営・役員)
「お風呂の水を洗濯に使うこと。手間がかかる割に水道代はあまり変わらなくて、ムダな努力でした」(62歳・女性/その他)
「ガス代を節約しようと暖房の使用を控えたところ、寒くて風邪を引き、医療費や薬代などで結局高くついてしまいました」(61歳・男性/営業・販売)
光熱費の節約に取り組んでいる人も多いと思いますが、手間がかかる割にはあまり効果がなく、ムダだという意見がたくさんありました。特に電気代に関しては、こまめに電気を消したり、コンセントを抜くなどしても、大きな効果は感じられなかったという声が……。古い電化製品を使っている場合は、省エネタイプへの買い替えを検討してみるのも一つの手段かもしれませんね。
値段に目がくらんで安物を衝動買いすること
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「安物を買うこと。やはり安物は、それなりの品質ですぐに使えなくなるものが多いので、最初から高い物を買うほうが長く使えて得だと思いました」(60歳・男性/その他)
「安い物を衝動的に買うこと。質が悪かったりして、結局買い直すハメになることが多いので、よく検討してから買わないといけないと思いました」(71歳・男性/営業・販売)
「安いと思って100均でいろいろ買ったものの、必要ないものも多く、結局ムダ金になってしまいました」(70歳・男性/総務・人事・事務)
「楽天お買い物マラソンなど、セールはいろいろ安くても、ムダなものまで買ってしまうことが多く、節約につながりにくいです」(45歳・男性/金融関係)
安い物を買うことは節約効果が高い気がしますが、品質もそれなりのものもあるので、すぐに壊れてしまうなど、買い直すハメになることも多い様子。なので、ある程度の値段であっても、最初からきちんとしたものを買うほうが、最終的には節約につながる場合が多いようです。また、安いからといって衝動買いをするのも、ムダな出費につながりやすいので気をつけましょう。
貯金1,000万円ある人が後悔…こんな節約術もムダだった!
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「ポイ活は、手間と時間がかかる割に、収益が少なくて節約術としてはかなりムダだと思いました」(74歳・男性/コンピュータ関連以外の技術職)
「交通費をケチって、あらゆるところに自転車で行くこと。自転車を酷使するとパンクなどの故障が増えて修理代がかかるし、寿命も短くなって数年で自転車を買い換えることになるので、あまり節約にはならないと思いました」(47歳・男性/その他)
「バス代など交通費を節約するために、なるべく歩くことにしましたが、その分靴の傷みが早くなってしまい、かえって出費がかさんでしまいました」(76歳・男性/その他)
「価格の安いガソリンスタンドを探して給油すること。ガソリンスタンドが遠いと、その分余計にガソリン代がかかるので、なんの節約にもなりません」(51歳・男性/その他)
「食費節約のために家庭菜園をやってみましたが、全然上手く育たなくてムダでした」(46歳・男性/その他)
「家計簿をつけて、お金に関する細かい決めごとをすること。逆にそれがストレスになってしまって、反動でムダな買い物をしてしまいました」(48歳・女性/主婦)
ムダだった節約術は、ほかにもいろいろ。中でも、ポイ活は時間がかかる割にあまり効果がないと感じる人が多く、ムダだったという意見が目立ちました。また、交通費を節約するために、自転車を活用したり、歩いたりするのも、自転車や靴などに余計な費用がかかってしまって、あまり節約にはならなかったと思う人もいるようです。
いかがでしたか? ご紹介した貯金1,000万円以上の人がムダだと感じた節約術は今すぐやめて、これからは効率良く上手に節約をし、貯金をどんどん増やしていきましょう。

フリーライター。2011年よりイギリス在住。